『名も無く豊かに元気で面白く』

読んだ本、ニュース、新聞、雑誌の論点整理、備忘録として始めました。浅学非才の身ながら、お役に立てれば幸いです。

「口コミ」動向分析で見えてきた都知事選の行方!

2016-07-17 09:08:49 | 日記

主力3候補がしのぎを削っている都知事選挙ですが、小池百合子氏がネット上の口コミランキングでは首位を走っているようです。今後戦っている選挙戦での失言や政策批判などで順位は流動的でしょうが選挙戦、野党統一こうほとなった3日間の鳥越氏の猛追には目を見張るものがありますが、ここにきて息切れの模様です。いずれにしても、都知事に就任したのち、東京都をどのように導いていくのか、主要3候補による公開討論をしてもらいたいです。

以下コピー

ついにスタートした東京都知事選挙。この連休にかけて各種世論調査が行われる予定だが、自民党の情報戦略立案に携わった経験をもち、このほど『情報参謀』を上梓した小口日出彦氏が、ネット上の口コミ動向を数値化するというまったく新しい手法で、いま現在の情勢を分析する――。

最も勢いがあるのはこの人

 注目を集める都知事選の主要三候補、小池百合子、鳥越俊太郎、増田寛也――告示直後のネットクチコミの動静が明らかになった。陸上競技ならピストルに反応して一歩踏み出したところ。それを表現したのが下記のグラフだ。(ヤフーニュースなどでご覧の方は、下の「関連記事」の「グラフ入り」をクリックください)

 この結果のイメージを短く言うなら「なるほど」「やるなー」「え…」という印象。すなわち、小池氏がトップ、鳥越氏が猛追、増田氏がおとなしすぎ、という構図だ。

 グラフに表現したのは、ホットリンク社のクチコミツール「クチコミ@係長」を使って洗い出した3候補の過去1ヵ月間のネットクチコミを集計した数字だ。

 「クチコミ@係長」は、ブログや掲示板(2ちゃんねるを含む)のすべての書き込みテキストに対してキーワード検索をかけ、毎日のキーワードの出現頻度を抽出することができる。

 今回は3候補の名前をキーワードとしてセットして、6月15日以後毎日の出現度数を一人一人について抽出した。その上で、日々の出現頻度を6月15日を起点として累積集計した。

 その結果見えてきたのが公示日までの3候補のクチコミ量の差だ。経験的に、このクチコミ量の差は、最終的な得票率の差と相関性が高い。

 6月末から出馬表明を続け、自民党の推薦を得られる/得られないで露出を稼いだ小池氏がトップにいるのはうなずける。

 “あと出しじゃんけん”で最後に出てきた鳥越氏は、過去から積み上げてきたジャーナリストとしての知名度が寄与してか、ほとんどゼロからたった3日で小池氏に肉薄する勢いだ。

 増田氏のグラフ線は、じわりと上昇傾向は示しているものの。先の二人の派手な露出ぶりとは対照的に深く静かに潜航している模様だ。

 現在までのところ長期にわたってもっとも安定的にクチコミを稼ぎ出しているのは小池氏だ。鳥越氏は3日間の猛ダッシュはすごいのだが、約5万、約3万、約1万と急激に息切れしている観もある。逆に増田氏は、勢いは小さいが地道に積み上げていることは間違いない。

 7月16日から3日間は、都議選の戦いが本格化する最初の週末である。各陣営もこの週末にはさまざまなアピールの仕掛けを動かすはず。

 さあ、週明け、グラフに示したクチコミの帰趨はどうなっているだろうか――。来週半ばごろにまた分析してみたい。

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