NY外為市場でドルは136円台前半で引き続き上値を探る展開となった。一目均衡表の雲の上限133円07銭も突破し、重要な節目となる200日移動平均水準の137円も視野に入った。この水準を突破すると、中期的な上昇基調が再開する。
日本銀行は緩和策維持を決定。一方で、インフレが根強く、米連邦準備制度理事会(FRB)が5月連邦公開市場委員会(FOMC)で追加利上げを実施するとの思惑が強まったことが背景となる。日米の金利差は開く一方で円安、株高基調は続きそうです。
米国が本格的な利下げへ向かう可能性が高まるまでは、「米金利低下=米ドル下落」も行き詰まり、「米金利上昇=米ドル高」へ戻るパターンが続きそうです。
高い金利の米ドルを買うトレードは、低い金利の円を買うトレードより、金利の面でアドバンテージがあります。このアドバンテージが吹き飛んでしまうほど、米ドルが一方的な下落に向かうまでは、米ドル買いトレードは総合的に有利でしょう。その優位性が失効する目安は、FRBが本格的な利下げに向かう時期はまだ先ではないかと筆者は考えています。
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