福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

中論 觀因緣品第一 

2021-08-10 | 諸経
中論 (龍樹造 鳩摩羅什譯 靑目釋)觀因緣品第一  不生亦不滅  不常亦不斷  不一亦不異  不來亦不出 善く是の因緣を説き  善く諸戲論を滅す、 我稽首禮佛す、  諸說中第一 なりと。問うて曰く、何の故にか、此の論を造る。答て曰く、有人の言わく、『萬物は、大自在天(シバ神)より生ず』と。有が言わく、『韋紐天(ヴィシュヌ神)より生ず』、有が言わく、『和合より生ず』、有が言わく、『時より生ず』、有が . . . 本文を読む
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天皇・皇太子ご出家の例

2021-08-10 | 法話
天皇・皇太子ご出家の例花山信勝「日本仏教」に天皇陛下御出家は昔は普通のことであったと多くの実例が出ています。「我が日本の仏教はそのかみ、推古天皇の詔勅により、一大「和」国実現の為に摂受されたものであった。・・第四十代天武天皇が東宮にましました頃、(天智)天皇の為に出家して修道したまふことのあって以来、・奈良時代には第四十三代元明天皇・第四十五代聖武天皇・第四十六代孝謙天皇、・平安時代には第五十一代 . . . 本文を読む
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「般若心経に救われた私」

2021-08-10 | 法話
金沢雲龍寺住職、荒崎良徳師の「般若心経に救われた私」と題する一文が大法輪22年8月号にありました。概要を書いておきます。「昭和58年私(荒崎)は大きな苦しみに出会い、自殺を考えるに至った。毎日暗いうちから本堂の観音様の前で「大般若理趣分」と「般若心経」を唱え続けた。ある日、林屋友次郎師の「般若心経の逐語的解釈」(『般若心経講義』昭和11年、東大佛青会編、三省堂発行内の一文)にあい意味を学んだ。まず . . . 本文を読む
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