「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

自閉症スペクトラム

2011年05月14日 20時40分56秒 | ボーダーに関して
 
 広汎性発達障害の色々な困難を、 子供の性格や 親のしつけのせいにせず、

 障害に基づいて 理解した上で 対応することが大切です。

 子供自身が 自分の障害を 理解することも重要です。


 (1) 対人関係の障害, (2)  言葉などのコミュニケーションの障害,

 (3) こだわり 或いは想像力の障害の、 3つの障害の程度によって、

 「自閉症」, 「アスペルガー障害 (アスペルガー症候群)」,

 「特定不能の広汎性発達障害」 (PDD-NOS) などと 診断されます。

 「アスペルガー障害」とは、

 言葉の遅れがなく、 対人関係以外の困難が 目立たない人達です。

 (1), (2), (3)のいずれもが 典型的に当てはまるものを

 「自閉性障害 (自閉症)」 と呼び、

 (1), (3)  のみのものを  「アスペルガー障害」 と呼びます。

 以前 「自閉症」 と言われていたものは  「自閉性障害」 で、

 「カナータイプの自閉症」 (古典的自閉症) といいます。

 それぞれに、 知的障害のあるものと ないものがあります。

 自閉症, アスペルガー症候群, PDD-NOSなどは、

 それぞれの境界が 明確でデジタルなものではなく、

 ひとつの連続体として 考えられています。

 それを  「自閉症スペクトラム (自閉症連続体)」 と呼んでいます。

 ちょうど虹のように、

 色が別れているけれど 境目は曖昧で つながっているのと同じです。

 広汎性発達障害 (PDD) のなかで 知的障害を伴わないものを、

 高機能広汎性発達障害 (HF-PDD) と言います。

 アスペルガー障害のほとんどと、 自閉性障害や

 特定不能の広汎性発達障害の 一部が含まれ、 自閉症の軽症例と言えます。

 ただし、 社会性の障害が 軽いわけではありません。

 子供の200人に 1人位いると言われています。

 障害として認知されないと、 わがままや性格の 問題として扱われ、

 不適切な対応によって 不登校や様々な不適応行動に 発展してしまいます。
 

〔「ほっぷ・ すてっぷクラブ」 http://www.hopstepclub.jp/archives/hf-pdd.html

 「広汎性発達障害とは」 http://www2k.biglobe.ne.jp/~motoi/lecture/pdd1.html

 「Wikipedia」 より〕
 
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