(前の記事からの続き)
依存症者の家族が 本人を心配したり、 止むを得ないと思える行動が、
結果的に イネイブリングになっている例の続きです。
○依存症者の脅しに屈して、 薬物を与える。
暴言や暴力によって お金や薬を用意する。
その結果、 家族を脅せば 薬物が手に入ることとなり、
暴言・ 暴力はエスカレートする。
○実行できない脅しを 繰り返す。
「今度薬を使ったら 家を出て行ってもらう」 と言うが、 実行しない。
その結果、 お互いの信頼を さらに損ない、
どうせ口だけだとタカをくくって 薬物を使い続ける。
○世間体を気にする。
家庭内のトラブルや、 本人の薬物依存症を 周囲に隠す。
その結果、 私の家は平穏だと繕う。
○依存症者に代わって、 対外的処理をする。
依存症者が迷惑をかけた相手に、 家族が代わって 謝ったり弁償する。
その結果、
人から責任を問われたり、 非難されるなどの思いをせずに、 薬を続ける。
○知らない間に トラブルを始末する。
依存症者が壊したものを 家族が片付けて、
翌朝には 何もなかったかのようになっている。
その結果、 自分のために生じた 現実を見ず、 痛い思いをしないですむ。
○依存症者に対して、 自分のつらさを言葉にしない。
「私はつらい」 など言わず、 黙ってじっと耐える。
その結果、 家族の気持ちに直面することなく、 薬を続ける。
(次の記事に続く)
〔 ASKアルコール通信講座テキスト
全国薬物依存症者家族連合会:
http://www.yakkaren.com/bigina.b/hissatusirinugui.html より 〕