ネタは降る星の如く

とりとめもなく、2匹の愛猫(黒・勘九郎と黒白・七之助)やレシピなど日々の暮らしのあれこれを呟くブログ

カテゴリ「肺炎闘病記」新設しました

2007-06-09 22:14:23 | 肺炎闘病記
 先週来の記事を、「肺炎闘病記」というカテゴリーを新設し、そこに全部カテゴライズしました。病気の話もあり、仕事の話もあり、病気中に起こった不思議体験あり、と、バラエティには富んでいますが、自分には「肺炎闘病記」というカテゴリーに全部まとめてしまうのが一番自然だったからです。

 もちろん、先週の木曜昼頃に発熱して会社を休んでから今週の月曜日に受診して「肺炎」とわかるまでは、自分には「肺炎」という認識はなかったのですが、一連の病の流れなので同じカテゴリーに入れました。

 自分が尊敬する幕末前夜の人物、伊豆代官江川太郎左衛門英龍《ひでたつ》は、ペリー来航に前後して後から後からやって来るアメリカ・ロシアなど列強の開国圧力に対して、江戸湾に台場をつくったり(幕府の財政が逼迫したため途中で中断)、伊豆の海岸線の防衛線強化のために農兵隊を組織し砲術の訓練をしたり、西洋の当時の技術力に追いつくための鋼鉄精錬技術として反射炉をつくったり、伊豆安政大地震で家屋倒壊と津波の被害に遭った地元民たちを救済しようとしたり、その津波の影響などを受けて持ち船を難破させてしまったロシアのプチャーチンご一行のために西洋式の帆船をつくったり、幕府のために力を尽くした挙げ句、風邪をこじらせて数え50才で亡くなります。ある意味「過労死」ではあるのですが、直接の死因は肺炎かと思われます。

 自分は現代医学のおかげで抗生剤の力を借りて一週間でかなりの回復ができたわけですが、幕末のあの時代に遡って英龍様に抗生剤を投与できたら、英龍様があと10年以上長生きしていたら(英龍様が亡くなって、明治に年号が変わるまで、10年ちょっとしかないのですよね)幕末の構図がどう変わっていたか、「ありえないif」を考えたくなるのは自分の気持ちがまだ病人だからでしょうか。

湿布剤を処方される

2007-06-09 09:41:17 | 肺炎闘病記
 前述の記事の通り、右脇腹の辺りが痛むので、一日ぶりに主治医に診てもらった。

 どのくらい治ったか見ようか、ということでレントゲン撮影。思い切り息を吸ってと言われても、今日も息吸い込めないっす……「まだ、ぜいぜい言っとるな」と先生。

 できあがったレントゲン写真。右肺は、まだまだ白かった。
「……まだ白いですね」
「この病気、自覚症状と実際の状態が同じということは、まずないんや」
 と、先生は、スキーのハの字歩行のようなジェスチャーで説明。

「で、今日はどんな状態?」
「右脇腹のこの辺りが、ひくひく痙攣して、一晩中眠れませんでした」

 この後の先生の説明は順を追って丁寧に説明してくれたものなので、ちょっと長かった。私なりに要約して理解したのは、肺自体は神経がないので炎症を起こしても痛みがない(だから他の自覚症状が出るまで遅くて、医者に診てもらう時には結構炎症が進んでいることになる)、しかし肺を包み込んでいる胸膜には神経があり、肺から炎症が移って痛むことがある、これも肺炎の治る過程でよく起こる症状だ、ということだ。

 痛み止めを処方して胃を荒らすのも嫌だし、と、先生は貼り薬の湿布剤を処方。「24時間と書いてあるが、実際に自分の使った経験やと、ま、12時間やね。湿布負けするとよう言うが、お風呂に入った時に、湿布貼ったところに残った粘着剤を石鹸でよう落としてな」
 と、細かい使い方の指導まで^_^;。

 これで、週末の静養ライフに、大きな安心を得ることができた。もう抗生剤も要らない段階になったんだなぁということと、胸膜の痛みは新たな症状だったけど肺炎を治す過程で通過するステージにあることと、その痛みどめは湿布でいいということ。

 明日は休診日だけど、今日明日は、ゆっくり眠って睡眠不足の解消と体力の回復を目指そう。

☆★☆★

 昼間は寝たり起きたり。喉が腫れていたため、今までずっとミネラルウォーターやウーロン茶など冷たい飲み物しか飲みたくなかったのに対して、今日は温かめ(自分は猫舌)のミルクティーを飲むことができた。

 朝食は「朝から飲める野菜スープ」トマト一袋、バナナ一本。昼は、とろろと半熟卵に冷たい蕎麦(完食はできなかったが)とキウイ2個。夕食は、卵豆腐と茄子利休煮、スナップえんどうの五目炒めと買ってきた惣菜で済ます。が、一部は電子レンジで温め、身体を冷やしすぎない工夫もしている。

 寝たり起きたりしながら、またも喉にからんだ痰を何度も吐き出す。これで全部吐き出せたかどうかはわからないが(だいたい一日おきに周期的に出てくるから)。ただ、鼻からの呼吸は胸いっぱいできないまでも、だいぶ楽になった。

 件の胸膜の痛みは、湿布薬ですっかり治まっている。おかげさまで、今週の寝不足をかなり解消できた。