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Mikuのブログ

マザー・テレサ、「奇跡」認定され聖人へ

2016-03-22 15:44:42 | 幸福の科学・宗教・科学・医学・SP

インドを中心に貧困層の救済を行なった修道女、マザー・テレサを9月に「聖人」に列することをこのほど、ローマ法王が発表した。

マザー・テレサは1910年にアルバニアにカトリック教徒として生まれた。インドで修道女として働く夢を抱え、18歳からアイルランドに渡って修道女会に入る。

その後念願のインドへ赴き、女学校の校長などを務め、1946年、列車の中での啓示をきっかけにスラム街での活動を決意。「神の愛の宣教者会」を設立し、 1997年に亡くなるまでのおよそ50年間に渡ってインドを中心に貧しい人々の救済活動を行ない、世界に大きな影響を及ぼした。

 

病気を祈りで治す奇跡

今回マザーが聖人に列せられたのは、フランシスコ法王が「二つ目の奇跡」を認定したことによる。キリスト教カトリック教会における聖人の認定には、前段階 として「福者」に認定される必要がある。マザーは2003年10月に1つ目の奇跡が認定されており、福者に列せられていた。

「奇跡の認定」とは耳慣れない言葉だが、奇跡は本当に実在するのだろうか。

今回マザーが聖人に列せられる際認定された奇跡は、昨年12月に脳腫瘍を抱えていたブラジル人男性がマザーへの祈りで回復したというもの。宗教では病気治しの奇跡が数多く確認されている。

 

今も昔も報告される病気直しの奇跡

キリスト教に関して言えば、新約聖書に書かれているラザロの復活や、伝道師パウロの回心などが知られている。近代では、フランスにある「ルルドの泉」も今までに数千件もの病気治癒が起こった奇跡の泉としてキリスト教の巡礼地になっている。

ルルドの泉は、ノーベル医学・生理学賞を受賞したアレクシス・カレル氏が泉を訪れた際に病人の病が治るのを目撃したエピソードを氏の著作『人間 この未知なるもの』で紹介していることでも有名だ。

また、1999年にアメリカのミズーリ州カンザスシティの病院で行われた臨床実験で興味深いものがある。心臓病集中治療室に入室した患者990人を対象に、患者には知らせずクリスチャンによる「祈り」を4週間行なった結果、祈りを行なっていない場合に比べて治療経過が約10%も良くなったというものだ。

海外だけでなく日本でも、ガンやくも膜下出血などの難病をはじめとした数々の病気からの奇跡的な回復現象が数多く報告されている。

宗教的な奇跡現象は、決して一笑に付せるものではない。次の時代の科学の研究対象と言える。(祐)

 

【関連サイト】

19日に公開された、映画「天使にアイムファイン」では、ガンに苦しむ女性とその身に起こる奇跡が描かれている。

映画「天使に"アイム・ファイン"」公式サイトhttp://www.newstar-pro.com/tenshi/

【関連書籍】

幸福の科学出版 「アイム・ファイン!」になるための7つのヒント 大川隆法著https://www.irhpress.co.jp/products/detail.php?product_id=1616

【関連記事】

2009年2月号 「病は気から」を科学する1http://the-liberty.com/article.php?item_id=958

2015年4月24日付本欄 早くもHSUプロフェッサーらの論文が、米心理学学術書に掲載http://the-liberty.com/article.php?item_id=9545

2016年2月14日付本欄 ストレスに悩むサラリーマンへ 病気にならない心とはhttp://the-liberty.com/article.php?item_id=10913

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ふるさと納税 「返礼品」より「使い道」で選ぶ人が意外と多い?

2016-03-22 15:41:46 | ニュース

一時期はブームにもなった「ふるさと納税」の本末転倒が問題になっている。

「ふるさと納税」は、自分が選んだ自治体に寄付を行う制度。その額に応じて、自分が住む地域の税が控除される。事実上、住民税などの払い先を選べる制度だ。

 

過熱する返礼品競争

この制度利用者が近年激増している。寄付への「返礼品」を充実させる自治体が増えているからだ。

しかし、この「返礼品」の豪華さ競争が過熱していることが問題となっている。寄付額の8割近い高額の返礼品を用意する自治体なども現れ、国民側も「カタログギフト」を選ぶような気分で、納税先を選んでいる向きもある。

制度利用の“きっかけ"が目的になっている本末転倒感もさることながら、都市部との不公平も問題になっている。例えば、自治体が返礼品を「納税額の8割分の地元特産品」に選んだ場合、他の地域に支払われるはずだった税金で、地元商品を買い上げることになるからだ。

 

「使い方」で選ぶ納税額が多い

一方で、「各自治体は返礼品よりも、寄付金の使い道をPRした方が、より多くの寄付を募れる」という指摘もある。

「ふるさと納税」を研究してきた昭和女子大学の保田隆明准教授は、返礼品を受け取らない人や、リピーターとしてある自治体に寄付する人たちの方が、納税額 が大きいと指摘。返礼品の高級化よりも、お金の使い方や考え方に共感してもらうことが、継続して寄付してもらう鍵だという。

納税者の中には、返礼品が他より充実していなくても、「自分は都会でお金を稼いで、そこで納税しているけれど、自分を育ててくれた田舎にも恩返しをしたい」「地域活性化しようとする自治体を応援したい」という気持ちで納税先を決めるケースが多いようだ。

 

人情の機微に即した税制度を

国民の中にあるこうした人情は、あらゆる税の在り方を考えるヒントになる。人間には、「社会貢献として税金を払ってもいい」という気持ちがあるということだ。

松下幸之助は生前、「国家運営の要諦は人情の機微に即した税制度にある」と訴えた。

氏はそのことを訴えるとき、明治政府ができて初めて所得税が設けられたときのエピソードを挙げる。

ある一流のお茶屋に、大阪の名高いお金持ちが、役所から招待されたという。当時は、今よりも役所の権力が強かった時代。何事かと行ってみると、税務署長と おぼしき人が、末席に座り、「明治政府になって、日本の発展のために、こういう国家事業をやらなければなりません。このたび皆さんの収入に応じて所得税と いうものを新たに納めさせていただくことになりました。ついてはよろしくお願いしたい」とあいさつし、丁寧にもてなしたという。

政府や社会に、こうした納税者への敬意や感謝があれば、彼らも気持ちよく納税ができるというのが人情。

一方、働いたお金を「利益への罰金」のように当たり前に持って行かれれば、働く気も、税金を払う気も失せるというのも、また人情だ。払ったお金を、選挙対策のバラマキや、生活保護者のパチンコ代、不養生者の医療費にも使われているならなおさらだ。

 

税の根本哲学は「不平等」か「慈悲」か

財政学では、「同じ100円でも、お金持ちよりも、貧乏人の方が効用(満足度)が大きい」といった理由で、再配分的な税制度を正当化している。しかし、「お金持ちへの不平等感」が根本の哲学にある税制は、いつか破たんするだろう。

逆に、「"ふるさと"である国の発展や子孫のために、納税するのは誇らしいこと」という慈悲ある人生哲学の元で、税制や国家運営を考えればどうなるのか。一考の余地がある。

(馬場光太郎)

 

【関連記事】

2016年1月20日付本欄 「1%の富裕層に富が集中」して悪いのか? 格差是正論の罠http://the-liberty.com/article.php?item_id=10784

2014年5月10日付本欄 ローマ法王、宗教家なら「愛による富の分配」を説きませんか?http://the-liberty.com/article.php?item_id=7816

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