初の高校生ドラフトで前代未聞の勘違い
(2005年10月 4日 (火) 06:15 スポーツニッポン)
「当たった!」。右手に持った1枚の紙を、オリックス・中村GMが高く掲げた。最大で4球団が1巡目入札で競合する可能性があった辻内をめぐる抽選は、結果的にオリックスと巨人の一騎打ち。軍配はオリックスに上がったかに見えた。右隣の巨人・堀内監督はあきらめたのか、くじをよく見ようともしない。球団テーブルに戻った中村GMは歓喜の表情で関係者と握手。堀内監督は首をひねりながら席に着いた。明と暗。それはわずか数分後にひっくり返った。
縦10センチ、横15センチの用紙は右側に赤で「コミッショナー事務局の印」、さらに当たりくじは左側に黒で「交渉権確定」と判が押され、2つ折りで封筒に入れられていた。中村GMはくじを開き、右側の判だけを見て手を挙げたのだ。
堀内監督「向こうが先に手を挙げちゃったし、じゃあ当たってないんだなと。でもオレの方に確定と書いてある。おかしいな、これで外れかなと思って…」
試合と同じであきらめが早すぎますよ、堀内さん・・・
堀内監督「これで人生のツキがもう少しあるんじゃないかと思ったよ。(当たりの)説明が先なら、会場内を走り回っていたかも」
だから、そういう風に一喜一憂するのが監督としていかがかと・・・
どちらかといえば、比例区名簿下位向きのキャラですな。