『オールド・ボーイ』
もともとこの映画は日本のコミックが原作です。
これを『JSA』のパク・チャヌク監督が手がけ、2004年度カンヌ国際映画祭で審査委員長のクエンティン・タランティーノをはじめ、圧倒的な大絶賛でグランプリを受賞した作品。
原作は、作:土屋ガロン(狩撫麻礼のペンネームの方が有名か)作画:嶺岸信明
この原作は僕も昔読んだ記憶があるのですが、調べてみると「漫画アクション」で1996年11月12日号から98年7月21日号まで連載され、その後単行本になってます。
当時「アクション」は良かった頃かもしれないので(「アクション」は浮沈の激しい座雑誌で、廃刊してみたり、いきなり路線をかえてみたりするのですが、たまにすごくいい作品を載せます)連載中に読んだのか、単行本をどこかでたちよみしたのかもしれません。
※ 以下ネタバレ注意
理由を知らされずいきなり15年間も監禁されていた男が、解放されてから自分を監禁した男とその動機を探る、という話です。
映画は原作のプロットを生かしながら、監禁を命じた男の動機や2人の結末は独自に変えています。
原作での犯人の動機が、団塊(または戦後教育を受けた)世代の屈折のようなひねりすぎの感もあったのですが、映画のほうは韓国映画ならではの情念の直球勝負になってます。
映画の最後のほうは、かなり濃い展開になっているので、元気のあるときに見たほうが言いと思います。
また、この監督は映画自体も好きなんだな、と思わせるようなカメラワーク屋演出のお遊びもけっこうあります。
そういう意味ではタランティーノの好みにはぴったりはまったんでしょうね。
原作と読み比べるのがお勧めです。
もともとこの映画は日本のコミックが原作です。
これを『JSA』のパク・チャヌク監督が手がけ、2004年度カンヌ国際映画祭で審査委員長のクエンティン・タランティーノをはじめ、圧倒的な大絶賛でグランプリを受賞した作品。
原作は、作:土屋ガロン(狩撫麻礼のペンネームの方が有名か)作画:嶺岸信明
この原作は僕も昔読んだ記憶があるのですが、調べてみると「漫画アクション」で1996年11月12日号から98年7月21日号まで連載され、その後単行本になってます。
当時「アクション」は良かった頃かもしれないので(「アクション」は浮沈の激しい座雑誌で、廃刊してみたり、いきなり路線をかえてみたりするのですが、たまにすごくいい作品を載せます)連載中に読んだのか、単行本をどこかでたちよみしたのかもしれません。
※ 以下ネタバレ注意
理由を知らされずいきなり15年間も監禁されていた男が、解放されてから自分を監禁した男とその動機を探る、という話です。
映画は原作のプロットを生かしながら、監禁を命じた男の動機や2人の結末は独自に変えています。
原作での犯人の動機が、団塊(または戦後教育を受けた)世代の屈折のようなひねりすぎの感もあったのですが、映画のほうは韓国映画ならではの情念の直球勝負になってます。
映画の最後のほうは、かなり濃い展開になっているので、元気のあるときに見たほうが言いと思います。
また、この監督は映画自体も好きなんだな、と思わせるようなカメラワーク屋演出のお遊びもけっこうあります。
そういう意味ではタランティーノの好みにはぴったりはまったんでしょうね。
原作と読み比べるのがお勧めです。