役に立つニュースとたいていの人には意味のないニュースをひとつづつ。
「こんな電話は要注意」振り込め詐欺の音声公開 青森
(2008年10月29日10時56分 朝日新聞)
青森県警のトップページ(http://www.police.pref.aomori.jp/)にある「新着情報」欄の「オレオレ詐欺音声を公開しました」のタイトルをクリックすると、音声をダウンロードする画面が出る。
実際に聞いてみたのですが、登場人物が入れ替わりでてきたりして、かなり凝った演出になっています。
これを録音した人は最初から怪しいと思って録音したそうですが、最初で動転してしまったら騙される人も多いと思います。
一度聞いてみる価値アリです。
おまけとして、「サギかもくん」の携帯待ち受け画面もダウンロードできます。
これ、銀行のATMの画面にも表示したらいいんじゃないでしょうか。
さらに、普段利用実績のない人が大きな金額の振込み手続きをすると「カモネギくん」に変身してバタバタ動いて注意喚起するとか。
こちらはニュースとして取り上げる価値がある、と思ったデスクの人の年代がしのばれます。
ジェラルド・ダミアーノ氏(米ポルノ映画「ディープスロート」監督)が死去
(2008年10月29日(水)23:00 読売新聞)
ジェラルド・ダミアーノ氏(米ポルノ映画「ディープスロート」監督)AP通信によると25日、米フロリダ州フォートマイヤーズの病院で死去。80歳。9月に脳卒中にかかっていた。1972年に公開されたディープスロートは、60年代の性解放運動の流れをくむ記念碑的作品として世界で大ヒット。題名は、72年に発覚したウォーターゲート事件でワシントン・ポスト紙記者に情報を提供した匿名の人物のあだ名にもなった。
3年前のエントリでこの映画と主演女優のリンダ・ラブレイスについて書いたことが懐かしく思い出されました(監督の名前は知りませんでしたけど)。
実際に映画を観たことはないので「60年代の性解放運動の流れをくむ記念碑的作品」なのかどうかはわかりませんが、ポルノ映画としては記録的な大ヒットだったことは間違いないようです。
しかし、1972年当時で6億ドルの興行収入を記録した一方で主演女優のリンダ・ラブレイスには1セントも入らず、出演を強要した(最初の)夫が1250ドルを手にしただけだという話を聞くと、「記念碑的作品」と評価したり「お世話になりました」(僕はお世話にはなっていませんが)と昔を懐かしがるのもどんなもんかな、と思ってしまいます。
(こういう業界は今も昔も構造は同じなのかもしれませんが)