一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

地球温暖蚊

2009-05-06 | 乱読日記

どうも手を蚊にさされたらしく、夜中の二時頃に目が覚めた。

今年初めてということもあってか、とても痒い。


眠いのでそのまま寝ようとすると、耳元で例の羽音が。


ねぶたしと思ひて臥したるに、蚊のほそ聲になのりて、顏のもとに飛びありく、羽風さへ身のほどにるこそ、いとにくけれ。
(枕草子 二十五段「にくきもの」)


このまま刺され続けるのも癪に障るので、電気をつけて探す。


しかし奴はどこかに隠れて出てこない。


しばらく電気をつけたまま『宇宙兄弟』を読み返しつつ、誘い出しを試みる。


 

そうだ、俺はそういうタイプだ・・・


しかし奴は出てこない。

仕方がないので、昨年使わずに残っていた金鳥リキッドだかアース・ノ-マットだかを戸棚の奥から取り出して使ってみる。

薬品の有効期限はよくわからないが、効果があったのか朝まで二次被害はなし。

 
しかし5月早々というのに、もう蚊がいるというのも、温暖化の影響?



ところで、気に入るマンガにはこんな共通点があるようです。

1 設定が面白く、知らない世界をリアルに見せてくれる
2 登場人物のキャラが立っている
3 画が好み(動きや表情を上手く書ける人が好き)
4 ギャグがツボにはまる
5 作者の人間への洞察が共感できる

『宇宙兄弟』も3以外は当てはまるかな。




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『バーン・アフター・リーディング』

2009-05-06 | キネマ
2作目は『バーン・アフター・リーディング』

コーエン兄弟と曲者系の役者ということで期待していたのですが、これはいまひとつ食い足りない感じでした。




公式サイトのトーンでは、ブラッド・ピットやジョージ・クルーニーのファンがお気楽に楽しめればいい(コーエン兄弟にしてもここは手堅く収益を上げよう?)という感じなので、あまり期待しすぎてはいけなかったのかもしれません。


人間の愚かさを戯画化するのが得意なコーエン兄弟だけあって、登場人物の設定やストーリー展開はなかなか面白いのですが、スターたちが勝手に遊んじゃっていて、シニカルにいくのかドタバタで行くのか中途半端な感じでした。


これがもう少し地味目や無名の俳優を使って「自分を過大評価しがちな男と現実的で欲深い女」をシニカルに描いた映画にしたら『ファーゴ』のような作品になったかもしれないな、とふと思ったのですが、期待しすぎでしたかね。



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