一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

『ワールド・オブ・ライズ』

2009-05-11 | キネマ
有名スターをキャスティングして一定の収入を見込んだアクション映画だろうと決め付けた上で、主演のレオナルド・ディカプリオはあまり好きでなく、ラッセル・クロウは好きなので、まあ、プラスマイナスゼロの暇つぶしにはなるだろう思って借りてきたら意外と面白かったという作品。

ラッセル・クロウは出演作品を選んでいるのか正義の味方やいい人役が多いように思うのですが、本作のように冴えない男やいやな奴を演じさせるとなかなかいい味を出します。

邦題のような大掛かりな舞台回しでなく原題の"Body of Lies"の方がふさわしい局所の一エピソードなのですが、それだけに作りはしっかりしています。
アメリカのCIAの対テロ作戦に対して相当批判的な描き方をした作品で、まあ、実際にこんなに物量と技術を投入してこの程度のことしかできないとしたらホント問題なのですが。

レオナルド・ディカプリオが巻き込まれる動機がCIAのエージェントとして脇が甘いんじゃない?との疑問符もつくのですが、それもふまえて彼をキャスティングしたのかもしれません。


コメント
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