旅に出ると 名所旧跡には日本各地からの旅行者がおり
1人旅でなければ お連れと話しながら観光いたします。
昨日のバス旅のように 高知マダムばかりの旅なら 土佐弁が
声高に話され なんの違和感もありませんが 観光地には当然の
ごとく各地からの人がおり 皆さんお国言葉で話をしております。
土佐人は標準語が苦手なのか それとも お国言葉に誇りを持っているゆえか
は不明ですが どこへ行っても 土佐の方言丸出しで話をいたします。
もちろん 私たち夫婦も丸出し組で 標準語が話せず 話そうと努力もしないまま
いい歳になりました。
たまに海外へ行くとき 関空出発なら割合大声で 関西弁丸出し組 が多いですが
成田発になると ここが違ってきます。
東京近郷の人たちは まず大声で話をしない 上品組 になります。
その中で 相手は耳が悪いのか? と思われる程に大声で話をする 我々夫婦
は目立つらしく 同行の人たちは旅が始まって2日後ぐらいの 親しく話をするよう
になると最初に聞かれるのは どちらからいらっしゃいましたか? になります。
その前に添乗員に あの2人はどこからですか? と聞く人もいるそうです。
親しく話をするようになると 大阪の人かと思いましたよ とはよく言われます。
土佐弁は威勢が良くていいですね とはほめられますが‥‥
素直にほめ言葉といたしましょう。
高知空港には 土佐弁を使った看板が多く 出発ロビーには各種 土佐弁の看板が
あり 都会へ帰る人を土佐弁で見送ります。
これは かいだ屋 という空港近くのウナギ屋さんの看板で ここのご主人は相当の
いごっそうらしく 土用の丑の日は ウナギ供養 との理由で店はお休みです。
土佐を離れて暮らしたことはありませんが よその土地に住んでいたら ふるさとが
きっと懐かしく 土佐弁を聞くと 耳をそばだてることになると思います。
ふるさとの訛なつかし停車場の
人ごみの中にそを聴きにゆく
石川啄木の気持ちが 解る気がします。