褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 情婦(1957) 非常に巧妙なサスペンス映画

2010年03月22日 | 映画(さ行)
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 僕がマレーネ・ディードリッヒという女優を初めて観た映画が、今回紹介する情婦
 この映画を観たのは彼女が新聞で亡くなった事を知って、その日に観ましたその後、彼女の映画は嘆きの天使、モロッコ、鎧なき騎士の3作品だけ観ている
 しかし、この情婦はサスペンス映画として今観ても新鮮さを感じるし、今も多数作られているサスペンス映画の駄目さを知らせてくれる
 今のサスペンス映画は120分の時間の内、最後の5分だけのどんでん返しに一生懸命すぎる映画が多い残りの115分はまるで無駄だったかのような意味の無い結末の映画が多数ある
 しかし、ヒッチコックの映画に観られるサスペンス映画はラストのオチは大したことがなくても、彼の映画は全編に渡って面白い120分のうちラストの5分は大したことが無くても、最初から115分を見事に楽しませてくれる
 ちなみに今回紹介する映画情婦は僕の最も好きな映画監督である、ビリー・ワイルダー
 僕は彼の作品でアパートの鍵しますを観て、映画の名作の素晴らしさを知らせてくれた
 まさに彼は映画監督として名人だと思わせる、上手さを感じさせる彼の映画はたくさん観ているけれど、そのコメディセンスはお洒落だし、彼は脚本も自身でこなす事が多いが、そのストーリーテラーの巧みさも素晴らしい
 そして今回の情婦では、法廷サスペンス劇というアメリカ映画得意の題材だが、所々で見せる小道具(レンズ、階段を登る自動椅子、水筒など)の上手い使い方、そして映画史上最も優れた(僕がそう思っているだけかも?)ラストシーンは何回観ても凄い
 しかし、この映画はラストシーンだけが面白いわけではない途中で見せるユーモアもビリー・ワイルダーならではの面白さチャールズ・ロートンが見事にワイルダー監督のユーモアを体現してくれている
 映画監督の名人であるビリー・ワイルダー監督の情婦を紹介しよう
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 舞台はロンドン、今老弁護士であるウィルフリッド卿(チャールズ・ロートン)が付き添いの看護婦に付き添われて事務所に戻ってきた長い入院生活において彼は好きなウィスキー、タバコが飲めないことに苛立っていたが、やっと病院から復帰して、事務所に戻り好きなウィスキーや煙草が飲めると思っていたが、付き添いの看護婦のせいでなかなか自分の好きなことが出来ない事務所に戻ってきても、病み上がりのために直ぐに寝かされることに嫌気がしている
 そんな彼のところに同僚の弁護士とレナード(タイロン・パワー)がやって来た
 この2人がやって来た事に、煙草を吸いたいためにウィルフリッド卿(ロートン)は彼らを別部屋へ通した
 2人の話を聞いていると、レナード(パワー)は富豪夫人を殺害した疑惑をかけられていたレナード(パワー)はその殺害時間において自宅に帰っていたことを妻のクリスティーネ(マレーネ・ディードリッヒ)が知っていると言うのだが、残念ながら身内の証言では法廷において有力証言にならないウィルフリッド卿(ロートン)は自分の体の健康のこともあり、自らは法廷でレナード(パワー)を弁護をすることが出来ないが、代わりに同僚の弁護士に任そうとしていたしかし、レナード(パワー)はすぐさま警察に連れて行かれる

 ところがレナード(パワー)が連れて行かれた後に、直ぐにクリスティーネ(ディードリッヒ)がやって来る彼女はレナード(パワー)とは結婚していないと言う彼女はドイツからレナード(パワー)に国外脱出の助けを受けて、夫はドイツに残したままであったしかし、クリスティーネ(ディードリッヒ)はレナード(パワー)を愛していて、同居しているのは事実だった
 クリスティーネ(ディードリッヒ)の話を聞いて、ウィルフリッド卿(ロートン)は若干食い違うレナード(パワー)とクリスティーネ(ディードリッヒ)の話に興味を持ってしまい、彼はまだ安静にしないといけないのに、ついに自らレナード(パワー)の弁護を買って出る
 しかし、ウィルフリッド卿(ロートン)は裁判の証人尋問にレナード(パワー)と同居しているクリスティーネ(ディードリッヒ)を呼ぶことはしないことに決めていた

 さてレナード(パワー)に対する裁判が始まった相手の検事も腕利きで、なかなか決定打が出せない状況だったウィルフリッド卿(ロートン)もレナード(パワー)のアリバイを証明するには至らないしかも、富豪夫人の遺産がレナード(パワー)に入り込む算段になっていた事を知る

 しかし、そんな時何故か、証人喚問していないクリスティーネ(ディードリッヒ)が法廷に現れ、ウィルフリッド卿(ロートン)は危うく心臓発作に
 しかもクリスティーネ(ディードリッヒ)は検察側の証人として現れ、レナード(パワー)を不利にする状況の証言をするのだった
 レナード(パワー)はどうしてクリスティーネ(ディードリッヒ)が自分に不利な証言をするかわからなかった発狂してしまうレナード(パワー)は完全にピンチに陥り、ウィルフリッド卿(ロートン)もどうして、今さらクリスティーネ(ディードリッヒ)がレナード(パワー)を不利な状況に追い込むかわからなかった

 そんな苦悩するウィルフリッド卿(ロートン)の元に女の声で電話が掛ってくるどうやら重要な証拠を持っているみたいだ
 果たして待ち合わせをしてウィルフリッド卿(ロートン)は、この女性から実はクリスティーネ(ディードリッヒ)に新しい男が出来たことを証明する手紙を手に入れる
 どうやらクリスティーネ(ディードリッヒ)はレナード(パワー)に多額の遺産金が入るのを目当てで新しい男と一緒に暮らそうとして、レナード(パワー)を陥れようという企みを知る
 さて、次の日の裁判で完全に態勢は逆転ウィルフリッド卿(ロートン)は見事に裁判においてクリスティーネ(ディードリッヒ)の企みを暴き、レナード(パワー)を逆転無罪に、そしてクリスティーナ(ディードリッヒ)は法廷での偽証言によって逆に刑務所行き

 見事に裁判に勝ったウィルフリッド卿(ロートン)だったが、彼の心の中ではどこか不安な気持ちを持っていて、その不安は・・・ネタ晴らしは出来ないので続きは映画を観てください

 スパルタカスにも出演していたチャールズ・ロートンの老弁護士役はさすがは名優
 そしてマレーネ・ディードリッヒの凛とした表情、姿勢は貫禄すら漂う
 しかし、この情婦というタイトルは頂けない
 実はこの映画の原作はアガサ・クリスティーの舞台劇である検察側の証人である
検察側の証人 (創元推理文庫)
アガサ・クリスティ
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 それにしても老弁護士(ロートン)と看護婦の絶妙のコンビ、卓越したユーモアセンス、そしてラストシーンは気を付けて見ないと頭の中が大混乱してしまう
 そして、無駄の無い登場人物たちこのただの笑いに使用されているような少ない登場シーンの人物まで映画の伏線になっているこの映画はまさにサスペンスを堪能できるし、ビリー・ワイルダーの名人芸には今の映画監督には無い職人肌を感じさせます
 今回紹介した情婦アンリ=ジョルジ・クルーゾ監督悪魔のような女の2つの作品は大ドンデン・・・の妙を見せる映画だと思います
 最近の大ドンデン・・・映画にはで今までの伏線をぶち壊してしまう映画が多くて困っています

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コメント (2)
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