寒さも震えるほどではない。況してや、小春日和が心地よい。目は覚めていたが、布団の中で三国志を読み、ようやっと起きた。布団を干し洗濯をして、朝昼兼用の食事を終える。洗濯物を干していたら、微かに匂う枇杷葉の花。目の前の枇杷葉から漂ってきた。
我が家の枇杷葉の苞は、長崎茂木が50枝程、白枇杷が7枝、田中枇杷サンタが、20枝ばかりある。種類のわからないのも含め、合わせて130ばかりだ。中でも、サンタ枇杷葉のつきがいい。ところが他所のは、花芽がない。息子の所のもついていない、と嫁が言う。
これは、神さまの意思だろう。自然への感謝と祈り、枇杷葉からのエネルギーを謙虚に受け取れることは、心底体が震えるもの。自然の力を侮ってはならない。神の教えを守り、自分をしっかり見つめられることに尽きる。これからも清貧の暮らしを続けていきたい。
青空市に出かけ、葱と大根、春菊を買う。大根の塩糀漬けが美味しい。葉も入れてあるが、しゃきっとして、ご飯が旨い。大根はのハリハリもいける。今晩のおかずは蒟蒻の味噌煮。フライパンを熱し、蒟蒻を手で千切って入れ、軽く醤油を絡ませ味噌で仕上げる。
蒟蒻は、治療にも効くが、腹の足しにもなる。実に万能な食材であることか。孫等が来れば、炬燵が要るので、やっと布団を出す。明日、ちゃんとしよう。天日に干したので気持ちがいい。暑がりの癖に、我が家に来ると寒がるが、風邪を引かれても困るので・・・
はと麦茶を飲むようになって、肌の調子がすこぶる佳い。ファンデェーションが安価なので、肌の基本が佳くないと、かさついたり、荒れてしまう。枇杷湯に入って、時折塩で擦り、枇杷葉茶を飲んでいるから、肌のトラブルがない。滲みもソバカスも全くないのだ。
枇杷葉エキスは、風呂上りに全身に吹き、顔は丁寧にマッサージする。ここで残っていた角質が剥れる。肘や膝のくすみも消える。最初は、角質の取れ方に仰天するが、続けている内に肌に変化が見られる。踵には、ラップで巻き付けがいいかも。毎日エステ。
心身ともに健康で、美しい体が手に入ることはうれしいこと。けれども、他人任せにするよりは、拙いかもしれないが、自分で努力をしたいもの。創意工夫とは、何時でも何でも、同じですからね。何十万円もかけてやるなら、莫迦ばかしいでしょう。もったいない。
夏の風物詩。玄関の左右を埋め尽くす、夏古草とドクダミの花。身近な薬草として、自然に生やしてある。