高齢者の方には、クリスマスなどは忘却の彼方。然し、嫁いで来、子どもを育てている中で、付き合いは避けて通れない。毎月の集金日は決まっていて、必ず21日に集まる。その日は、お大師さま・空海の講があり、年嵩の者が勤行をあげ祈る。
婦人会活動も活発で、口達者の年長者がなっていた。働いている者には、夜はきついが、毎月持ち回りで、電気代や水道代を集めた。無論、寄付もである。公共の場での出し惜しみはご法度で、村八分にされることもあり、空海の教えとは程遠い。
旧暦で云う、大師講でもある。高齢になっても、そういった行事は体に染み付いているのか、しきりと尋ねる方が居る。体内時計とも云うのだろうか。元気で働いていられる時には、自由が利かず、やっと時間ができた時には、足腰が思うに任せない。
昨夜は、車に忘れ物をしていて、夜半に取りに出た。丁度、北の宇宙を流れる星が観えた。小熊座流星群だ。かなり大きな流れ星だった。1時間に1つ観えればいい方なので、偶然とはいえラッキイ。努力を怠らない者に、神さまがしてくれた贈り物。
介護の仕事では、心を平静に保つことが困難な状況もある。こちらも人間である故、冷静でばかりはできないこともある。上手くいくことも、失敗することもあるが、寄り添うことは大切。心を澄ませて、耳を傾けることも大事。星に願いをかけると叶う。
リエさんの送ってくれた煎餅。素朴な醤油味が咽喉にいい。味の濃さがしつこくない。しっかりと噛まねばならぬが、その硬さもいい。煎餅だなぁ・・・という感慨に耽る。人工的な味のないのも程よく美味しい。柴又とあり、虎さんを思い出させる。旨い。
雨が降れば、命の降臨を潤い、天気であれば、草木の育ちを想う。風に吹かれ、雪に曝され、陽の光を浴びて命は還りゆく。地球上に数え切れない無数の誕生と消滅。原発は一瞬で消してしまう。考え方を偏らせてはならない。殺戮は虚しい。
明日は、洗車をしたい。午後から歯医者、夕方には年賀状作成。休みでもゆっくりはできず、その後年末年始を勤務する。図書館にも行っておかねば、買い物もある。働けることを感謝して、枇杷葉に援けてもらって過ごそう。体力の維持をしよう。
毎年、たくさんの実を生らせる枇杷葉。孫が4歳の時に初めて花を咲かせた。その孫も、来春は中学生。