下を向いて歩いても、一円だって落ちていない。上を向けば、溝に落ちるが、立ち止まって宇宙を見上げよう。金星は相変わらず眩く輝く。月の美しさには、体中に薄絹を纏う感触がある。寒い等とは言っておれない。このシャッターチャンスは、今でしょ!
自宅に近づく程に、金星は山に沈む。途中で、愛車を停車して撮影する。路行く車は、何事ぞという思いも抱かず通過する。やれやれ風流がない。日本人の心にあったおもてなしも裏ばかり。哀しい現実にがっかりしてしまう。祖母の居た頃が懐かしい。
このところ、飛び石連休と、連休が重なり、三国志は進んでいるが、年末が怖い。その反動で勤務が続く。風邪を引く暇も無く、疲労回復の枇杷葉温圧療法と、枇杷種を齧っては体を厭う。元旦が朔日なので、午前中は休みたい。塩を換えねばなりません。
尤も、旧正月での祝いになるので、いい加減ではあります。中国で云う春節です。どちらかというと、こちらの元旦での方が、お正月らしい。孫の誕生日が近いのもあって、3連休の予定。来年の話には鬼が笑う、と言うから止めよう。鬼ヶ島は年末到着。
枇杷葉の生葉を漬け、花芽を見て周るが、あまり捗々しくない。ここに来て、寒くなったことも一因だろう。一向に咲いてくれない。然し、他所のは、花がないのだから、あるだけありがたいもの。毎朝野鳥がやって来て、賑やかに啄ばんでいる。珍味かな?
昨日の失敗。簡易懐炉を貼ったまではいいが、枇杷葉の生葉をしていなかった。腰が笑うのに困った。温かくするのまではよかったが、矢張り枇杷葉は必須。これがなくては、糠に釘とはいかない。割れ鍋に綴じ蓋も、蓋が無くては役立たずになるの。
鍼灸さんからのアンケートにもあったが、個人的には、枇杷葉を使っての箇所に眼がいった。単なる鍼灸なら、こっちにもあるし、高いお金と時間をかけてまではしない。新幹線の運賃もあるから、半端ではない。でも、行った甲斐はあった。効果が凄い。
尤も、個人差は否めないが、鍼自体に緊張した。枇杷葉のエキスの効果にも驚いた。自分でできることと、無理な場合がある。鍼が嫌いな者であったから、効果が大きかったのかは定かでない。鍼が好きになったかと言えば、返事に困る。施術者による。
枇杷葉が縁で、繋がって行くのであれば、滅多にないチャンスであった。不思議な出遭いを感じた。尤も、自力では無理で、リエさんに連れて行ってもらった。田舎者の、況してや方向オンチでは怪しかった故だ。Aさんの娘さんには、東京駅までを。
鉈豆の苗。なんという事だろう!葉のあちこちに穴が空いている。犯人は、ナメクジです。どうやって食べる?