早朝の時刻には、霧が深くたちこめているのが、陽が昇ってきている筈の頃も、渦を巻いている。昨夜は雨だったようで、気温が上がらないのもあるようだ。今までのことだと、寒さに震えてしまうが、旬の物を戴くように気をつけて、枇杷湯に入り、塩で身体を擦り続けてくると、冷えも感じない。
何よりも、身体が温かいのは有り難い。身体の衰えには抗えないが、自分で出来ることには気を配る。医者に罹るのは、薬を出されて困るのと、あの待ち時間が鬱陶しい。胃腸には刀豆茶を、耳鼻咽喉には通草を、日々の管理には枇杷葉茶で対応。緊急事態には千振があれば充分で、風邪を引かない。
まあ、生身のこと故、何があっても可笑しくはない。寿命というものも、予測なしに言い渡されることも起きる。書籍とDVDと衣類を、遺言で書いておかねばとは思う。然し、ちゃんと話してないと、引き取りを拒否される。幾ら図書館でも迷惑だろうと気持ちが萎える。屋敷が潰れるくらいある。
勤務拒否に陥る心に、何とか気合を入れて出勤する。大根葉をサラダ油少々で炒め、塩・白出汁と味醂、醤油で味付け、卵を落としてとじる。カフェがある日なので、きっと会えるとの予感が的中し、入れ物毎渡す。ビタミンがたくさんあるが、食べ過ぎると高血圧になるそうだ。鶏が騒がしいのは。
業務を一つづつ片付けていると、昨日の事が判明する。本日の人数は多いので、昨日と代わっていれば、と思えてくる。早退者の状況がはっきりしないが、医者にも行かずに帰宅したらしい。前回、感染騒ぎがあって、甚く迷惑であったのを忘れているのも腹立たしい。これって態となの?違うっしょ!!
食事摂取の大切さは、バランスの取れたことに違いないが、身体の調子を崩さずに摂取することだろう。個人的には、薬を呑みたくないので、自分で管理するのが一番でもある。旬の物を戴き、季節感のない物には手を出さないでおく。色目も大切なことだが、冬にわざわざ胡瓜は食べない。梨も柿も同じ。
夏場にしっかりと口にし、季節が変われば止める。冬には大根・白菜・葱・ほうれん草等、幾らでも緑の物はある。冷蔵庫に入れておかなくても、常温で十分だし、お腹も冷やさない。何でもかんでもを冷蔵庫には、可笑しいのである。夏場にはそれで良くても、冬には温かくして戴きたい。身体にも好い。
気難しい、頑固、手強いのかも知れぬが、身体を冷やしていいことはない。珈琲を飲みに来る他職場の人が、腰が痛いというので、手を当ててあげたら、二人同時に暑く感じるくらいに、身体がなってしまった。否汗が出る程熱くなったのよ。一瞬の事だけれども、改めてその力のあることを確信した次第。
冬が始まった時期の庭。そろそろ枇杷葉の苞が綻んで、花が咲き出す。あの匂い立つ香りが・・・