今朝は、早くから目覚めていたが、休日なので蒲団に潜っていた。すばるが、迷い込んだ蜜蜂を追っている。仕方なく起きて、天気がいいので蒲団を出す。1時間はもったたが、その後は曇り空に変わる。洗濯も回しつつ、すばるのトイレを換え、掃除を済ませておく。午後から図書館に行こう。
朝刊を丁寧に読んでいく。天皇陛下の御言葉に心を揺さぶられる。天皇陛下には、政治の権限はないが、この方なら、さぞや戦の無い、穏やかなる暮らしができたろうと、感慨深い。国民の暮しを案じ、安らかなる気持ちで居られることを、先ず第一に願ってくれる。感謝の祈りも自然に出来る。
沖縄に格別の想いを抱き、戦争が厄したことへの気持ちが溢れる。辺野古移設のことにも、終戦の発端となった殺戮にも、心を痛めておられる。わたくしたちが思うよりも深き愛に、心が穏やかになる。然し現実のまやかしには、絶句するばかり。政府の馬鹿さ加減に辟易してしまう。言葉も無。
今年も1週間足らずで、新しい年に替わる。旧暦では先になるが、世間一般の生活では、暮れであることは間違いない。こちらはゆったりと、旧暦での暮らしを送り、枇杷葉の剪定や、お茶葉作り、花芽の収穫とローションにと、予定は目白押し。塵の片付けも遣っておこうと、袋に詰めて出す。
粗方、片付けも済み、ブログの更新にかかる。すばるは、陽射しが陰ったので、毛布の上で丸くなっている。随分と慣れてきたせいか、無防備に腹だしの格好であるのも可笑しい。すばるが居てくれるお陰で、自分があるのもうれしい。外に出してやれないのに心が痛むが、交通事故も怖いのよ。
枇杷葉の花芽を採ろうとしたら、時雨れて来たので止める。我が家用のを少々採りたいのだが、寒中に持ち越そうかしらん。丁度この時期は、音もなく雨になることが多い。蒲団干しは断念するしかない。精々1週間分の埃を掃き出しておく。知人の子どもにプレゼントを買うが、さて渡せるか。
マリア・カラスの映画がかけられているようだ。この時期には、風邪引きが多いので、後日DVDの購入にしよう。本物には遭ったこともなく、オペラもテレビのみ。トスカ自体を知らなかった。あれは、動物のお医者さんからの知識。歌に生き、恋に生き、心を引き裂かれながらも歌い上げる。
昔のNHKは、古典の時間があって、カレーラス、ババロッティ、ドミンゴの三大テノールも観ていたが、余り好く解らなかったもの。この歳になって漸く聴けるのが愉しみでもある。これからの未来は、不確かなものだが、自分を失わないで、日々を過ごせることに感謝しよう。自然に祈りを。
宇宙を眺めていられる、そういった小さな幸せを感謝していると、積り積もって歓びが増す。