フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

2011吹き初め

2011-01-06 | フルート

今日は、曇り空で、やや風があり、寒い一日だ。

天声人語から

~数字を聞くだけで畏敬(いけい)をおぼえる木々がある。たとえば米国カリフォルニア州の森にある杉の一種ギガント・セコイアは高さが84メートルある。推定重量は実に1358トン。推定樹齢が2千年を超える立ち姿は、神々しいばかりだという。

~地球を覆う森林に包まれて、人類はじめ多くの生物は育まれてきた。あまり知られていないようだが、今年は国連の定めた「国際森林年」である。世界各地で追いつめられる「緑」の実情を知り、守り育てる意思を確かめ合う1年にしたいものだ。

~日本の国土の約7割は森林が占める。屈指の森林国だが、国民1人あたりで割ると、とたんに「貧林国」になると、かつて只木さんが書いていた。貧なればこそ、共有財産としてのありがたみは計り知れない。

と、天声人語子は変な感慨で終わっている。実情は、私有財産の森林は、経済の法則に委ねられて荒れ放題で打つ手なし。ここまで言うからには、「実情を知り、守り育てる」特集記事を組む熱意があるのだろうか。言論も言うからにはやらねばならない。

午前中は、読書で終わる。

午後は、今年初めての、フルート吹き初めをしよう。暮の30日に吹き納めをした後、丁度1週間ぶりだ。1週間吹いていないと、フルートが異質なものに変わっていた。持つと重く、唇にぴったり来ない。指を細かく動かしてこなかったため、指もほとんど動かなくなっている。

まずは、ゆっくり音を出す。どこか遠くで鳴っているような音だ。あるいは、風邪をひいたようなシャガレ声。「毎日の練習」NO1はテンポ88、パターン1でやる。右手薬指がほとんど持ちあがらないので驚いた。高音がまともな音が出ない。NO7の運指練習はテンポ60、パターン3でやる。テンポが不安定で、直ぐにつかえてしまった。
NO4はテンポ66、パターン2でやる。これもつかえつかえしながら、何とか、♯5までやった。

ここで休憩。ちょっと信じられないほど、後退してしまっている。寝ていたこともあり、身体全体の反応が異常に遅くなってしまっている。

次はアルテ18課の変え指練習曲。テンポ72でやる。これもテンポが一定せず、よくつかえるのに困ってしまった。今日の吹き初めはこれくらいにしておこう。