フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

初ウォーキング

2011-01-10 | 日記

今日は冷え込みが厳しいが、天気はいい。

天声人語から

~「絵は音楽に負ける」。昭和洋画壇の重鎮、中村研一の言という。音楽に涙する人は多いけれど、絵で泣いた話はめったに聞かないと。財界文芸誌「ほほづゑ」の座談会「音を楽しむ」で、同誌世話人の奥村有敬(ありよし)さんが紹介していた。
~〈心がうらぶれたときは 音楽を聞くな〉という鮮烈な詩がある。清岡卓行(たかゆき)さんの「耳を通じて」だ。ではどうするか。〈空気と水と石ころぐらいしかない所へ そっと沈黙を食べに行け! 遠くから生きるための言葉が 谺(こだま)してくるから〉

よく似た話に、人はベートーヴェンの音楽に心を癒されるが、ゲーテは読まれもされない、というのがある。音楽は、まさに時代や言語、色・形を超え、聴く人の心に直に届くものだ。ただ、音楽に逃げ込んでも問題は解決しない。

今日は、いい天気になったので、「2011初ウォーキング」に出よう。外気温は冷たいものの、陽が射していて、風もないので快適だ。街角の生け垣の紅いサザンカが鮮烈だ。冬の青空は済んでいる。新しくできた街区は驚くほど奇麗だ。

ウォーキングの最終地点に小高い丘が整備されていて、そこから大阪、六甲の方面を望むことができた。1時間ほど歩いただけだが、年末年始の運動不足の身体には、いい刺激になった。脚に少し疲労感を覚えるのが気持ちいい。

その後、夕方までフルート練習をする。音出し、「毎日の練習」NO1、NO4、NO7を1時間かけて行う。基礎練習が、引っかかってばかりで気分はブルーだ。フルートが「重く」、支えようとすると、つい、肩や指に力が入って運指がスムーズにいかない。いつまでも元に戻らないのでうんざりする。次は「アルテ17課」NO2のボレロ。1曲を通して演奏できず、どこかで引っかかてしまう。辛抱ができていない。アルテ18課のファ♯変え指練習曲、NO1~NO3までをやる。これは少し慣れてきた感じだ。

夕食は先日買ってきた、パエリア小鍋にハンバーグを盛り付け、軽くオーブンで温めて食べた。この形が面白く、これからも色々の使い方を試していきたい。

食後、近くの「天然温泉」へ行く。サウナに10分入り、水風呂に浸かると、実に爽やかだ。露天風呂で冷気に頭を晒しながら、ゆっくり横になり、今日のウォーキングの筋肉の凝りをほぐす。