日々のあれこれ

現在は仕事に関わること以外の日々の「あれこれ」を綴っております♪
ここ数年は 主に楽器演奏🎹🎻🎸と読書📚

去る者あらば来る者あり

2008-01-02 22:27:00 | Weblog

去る者あらば、来る者あり・・・。

 2006年9月の半ば。

「明日は棚卸しだな~」

冷凍食品を補充しながら、南副店長は、私の隣で つぶやいた。

しかし、冷凍食品の品だしに、まだ慣れていなかった私には、返答する余裕がない。

副店長の独り言だし・・・。 副店長は、今度は梅子さんに話しかけた。

「今度、新しいスタッフが入るんよ。若い つばめが!!

副店長は、うれしそうである。

特に、若い!というセリフに力を込めた。(ように、聞こえた

ひらっちの後に入るわけだから、きっと女の子だ!

梅子さんも、同じことを考えたようだ。

しかし、副店長の答えは、一言、

「お・と・こ

さて・・・。

その翌日。

棚卸しの日は、全員9時出社。

私を含めた女スタッフ5人、(梅子さん、矢木さん、岸辺さん、末永さん)は、全員一緒に昼食を取ることにした。

家から弁当持参の私は、先に2階の休憩室へ。

他の4人は、お弁当とデザート選び。

ずいぶん待ったが、なんと、私の分まで、デザートを買ってきてくれていた!

おいしそうなケーキだあ。

実際、おいしかった。 どうも、ご馳走様でしたあ!

 

さて、女ばかりのランチタイム。

話題は、なんと言っても新しいスタッフだ。

直接、副店長から話を聞いている、梅子さんを中心に、噂話で もちきり!

「**大学だってよ!今、4年生だから、来年3月までしか働けないって。つなぎかね~」

「21歳なんだって、若いねえ。副店長、ツバメがくるよ!つばめが!!って」

「男の子なんでしょ?」

以下、省略 噂話というものは、終わりなき物のように、延々と続くのである。

私は、この時、悟った・・・。

私の初出勤日には、もうすでに、私の生年月日、元職業、住まいなど、なぜ、全女性スタッフが知っていたかを・・・。

この時、事実が明かされたのである。

つまり、こういう風に、私も酒・・・じゃなかった、弁当とデザートの おつまみに、されていたという訳。(苦笑

 

さて、いよいよ、噂の ツバメ君が登場するわけだが、おば様方の熱視線に、果たしてまだ若い彼が耐えられるだろうか・・・

その場で卒倒しなきゃいいけど・・・。

ちょっと心配な?私であった。

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ラブレター公開

2008-01-02 13:14:25 | Weblog

今回は 特別に、退職していく平っちに当てた ラブレター?を公開します。

平さんへ

明日は、いよいよ最後の日ですね。

私にとっては 日曜日が最後だったのに、帰る 前に挨拶もできなかったことが、心残りです。

そこで、手紙を書くことにしまし た。

今や、メールの時代で、手紙なんて、ここ何年も書いていません、実は。 (手書きじゃなくて、ごめん。こっちの方が早いから。)これ、ワープロなのよ。 しかも、妹が10年以上前に購入した物。 英文科だったから、タイプだけは出来るけど、生まれてから この方、一度も携帯電話 も 持ったことないし、 機械オンチですっ!

南副店長には、

「パソコンに触ったことは ありますか?」

って聞かれたし、高田さんには、

「今、昭和じゃないんよ。平成よ」(携帯 持ったことないって話したら)

と、言われてしもた。

そういえば、友人が洗面所にいるとき、テーブルの上に置いてあった彼女の携帯がなって・・・。

「鈴子、電話に出て!」

と、言われ、手に取ってみたけど 何処を押したらいいか、分かんない訳。 だって、固定電話  なら受話器を取れば、相手の声が聞こえるじゃない?同じように、耳に受話器?をあてても、まだ 呼び鈴が鳴ってる どうしたら言いか、分からないまま切れてしまった。

実際、日本の進化は、すさまじく、一時帰国するたび、自分が浦島花子になった気分でした。 オーストラリアで写メールが出来るようになったのは、ほんの数年前です。 それまでは、向こうの友人に、 「日本の携帯で、こんなこと出来るよ!」 と話しても、信じてくれませんでした。 7年も向こうで のんびりと暮らし、(日々の生活のテンポが ゆったりしてる)

その後の4年間は子育てに追われ、日本で働くこと自体、縁遠いものになっていました。

そんな私にとって、ここでの日々は、戸惑う事ばかり。 発注にしろ、棚卸しにしろ、昔は すべて手作業だったから。 それに、オーストラリアのスーパーで3年働いたけど、ただの一度も棚卸しがなかったのよ。 社長が自分の家庭用に商品をほぼ毎日、持って帰るので、商品管理など、ないに等しかったのです。 それに、オーストラリアはコアラの国。時間は、ゆったり流れ、お客もレジのスタッフと平気で世間話をします。列に並んでいる人達 も、会話に加わるし、 接客マニュアルなど一切なし!クレームなどなく、 「賞味期限が切れてたから、他の商品と取り替えるよ!オーケー?」 と、お客が自らスタッフに声をかけ、自分で取りに行き、笑顔で、 「じゃ、バーイ」 と、去っていくようなところです。そんな場所に長くいて 元々のんびりした私が更に輪を掛けて、コアラのようになってしまているので、日本で再び働くことは、とっても不安でした。

そして、ここからが、本題なんだけど・・・。

こんな生きた化石のような私に 辛抱強く付き合ってくれこと、心から感謝してます。 私が 入ってから みんなの仕事は倍に増えたのではないかと思う。

教えるために、時間を割き、ちゃんと出来ているか、チェックしなきゃいけないし。

ほんとは、最初から上司が全部一人でやってしまった方が、確実だし、早いんだよね。相当迷惑かけてるだろうな~と・・・。

ここで、出会った人たちは、皆、親切で、温かい人ばかりで、(社員もパート、アルバイトも)とにかく、感謝!感謝の日々です。

平さんには、特にデイリー商品のこと、詳しく説明してもらったね。 年齢も近いし、女の子同士、話しやすいし。 (基本的に、男は苦手。どーしても、身構えてしまうのよ。グロッサリーの男の子達は、素直でいいけど。) 仕事以外でも、色々、私生活の事まで相談に乗ってもらって・・・。 話を真剣に聞いてもらえるだけでも、救われました。本当に、ありがとね。

最後に、もう一つ。

平さんと、西村チーフ、それに カトちゃんの 「名トリオ」が好きでした。 三人一緒の姿を見ていると、水戸黄門を思い浮かべてしまいますのっ! 西村チーフとカトちゃんは、勿論、助さん、格さん。 そんで、平さんは・・・。水戸の じ~ちゃん、じゃないよ いつだったか、

「大和撫子を目指す!

って言ってたよね 今のままで、十分、大和撫子だと思います。 末永さんが言うように、

「仕事が出来る、大和撫子

という事で。 私の中では、由美かおる のイメージです。 綺麗で、しかも、かっこ良くて、助さん、格さんも見劣りしてしまいそう。 二人(チーフとカトちゃん)にとっては、多分、頼れる あねごって感じ?

(山積みの納豆を見て・・・)

平さん 「これ、発注したの、誰

西村チーフ 「俺・・・・

(その時、彼は、一回り小さく見えた・・・

今、色々な事を思い出しながら、これを書いてます。

二ヶ月半は、あっという間だったようで、それでいて、楽しい日々でした。 覚える事が多くて、失敗ばかりで、私ってなんて馬鹿なんだ!と、自己嫌悪の日々でもありましたが・・・。 平さんをはじめ、いい人達と知り合えたこと、これが、一番かなっ。

新しい職場でも、頑張ってね!もし、そこが嫌になったら、いつでも ここへ戻って来て下さい。 (なんて事、門出の時に言っちゃいけないか。ごめん。)

短い間だったけど、本当にお世話になりました。

買い物に来たときは、声を掛けてね!

「ありがとう

2006年9月19日 鈴木鈴子

 

追記 わたくし、こと鈴木鈴子は、今年2006年11月1日、ついに パソコンをゲット致しまして・・・。生まれて初めてブログ開設!と、あいなりました。(ほんの2週間前)過去の出来事も、数編 書いてはおりますが。

ちなみに、ここのスタッフは、誰も、このブログの存在を知りません。みんなが知らない間に、少しは平成の世を生き抜く力を備えた現代人に、生まれ変われるでしょ~か

応援、宜しくね。  

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突然の来客

2008-01-01 20:59:47 | Weblog

私が ここで、働き始めてから2ヶ月半後、ペットとデイリー担当の平っちが、退職した。

他の店へ転職したのだ。

グロッサリーでは唯一同世代の女性スタッフだった。

ショック

その平っちが、つい先日、突然、スタッフ全員分のプレゼントを持って、職場を訪ねてくれたのだ 

感動

「鈴木さ~ん!!」

と、私を売り場の中央で、呼ぶ声がする。

私服なので、ちょいと見た感じでは、誰だか分からなかった。

なんと、平っちである!

感動の再会!

私は、急いで、西村チーフを呼びに行った。

「西村さん!!平さんが、来てますよ! 西村さんに会いに来たんですって

「えっ そうなん?

チーフは、ポッと赤くなり、いそいそと、売り場へ足を運んだ。

二人に魚屋さんも加わり、 鮮肉のスタッフ、配達の 兄ちゃん、我々グロッサリーのスタッフ・・・とまあ、人気者の平っちは、みんなとの再会、おしゃべりに大忙しである。

乾物の入荷日で、荷出しに忙しい私のところへも、再び、来てくれた。

「手伝ってえ

思わず、本音が・・・。

西村チーフにも同じ事を言われたらしい。

「手紙ありがとう。短い間だったのに、こんな風に思ってくれてたんだ・・・とかetc」

詳しい内容は、省略ね。

「新しい職場は、どう?楽しくなかったら、こっちに戻って来てくれないかなーと思って。みんな、待ってるんですけど

あちらは、楽しいそうだ。それは、良かった。本人にとって。

「また、来るね~

最後は、笑顔で別れた。

うん、お互い頑張ろうね

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職場で英会話 その3:西村チーフの巻

2008-01-01 15:02:18 | Weblog

取引先へ電話  しようと、受話器を耳にあてた瞬間、西村チーフが背後から、話しかけてきた。

「鈴木さん、英語で信号機は何て言うんでしたっけ?

「トラフィック ライトです。

「トラフィック ライトかあ。じゃ、トラフィック ジャムってどういう意味ですか?

「トラフィック ジャム? 渋滞のことです。

ふと、私の目には、西村チーフの背後に じっと立って、こちらを注視している店長の姿が映った。

どきっ 取引先へ電話するように私に指示を出したのは、店長である。

返答を待っていると思われる。

自分の真後ろに、店長が立って、こちらを見ていようとは、知る由もない西村チーフは、おしゃべりを続けた。

「いやあ、さっき、外人のお客さんに英語で話し掛けられて・・・。信号機って単語、英語で何だったか 分からなかったんですよ

道案内でも、たずねられたのだろうか。

「トラフィック ランプですね

ニコニコ顔で、立ち去ろうとする西村チーフに、慌てて声を掛けた。

「いえ、違います! トラフィック ランプじゃありません ランプじゃ・・・。トラフィック ライトです ライト

私は、思わず、上を見上げ、電燈を指した。

「ああ、そうか。ライトか

西村チーフは、満足気に納得し、その場を立ち去った。

ずっと、チーフの背後にいて 会話を一部終始 聞いていたであろう店長も、何も言わずに、その場を立ち去ったのである。

内心、ほっ

そして、数週間後。

「グロッサリーの鈴木さん、10番まで!」

これは、西村チーフの声だ。

発注のさなかに呼び出すなんて、冷凍食品が入荷されたか 緊急事態発生に違いない。

私は、急いでバッグへ行った。

ところが、バックへの戸口に立って待っていたのは、鮮魚の社員で、西村チーフは、なぜか、扉の影に 隠れるように、立っていた。

「さっき、外人さんが鈴木さんは?ってたずねてきてね。この辺にいるように言ったけど、向こうのほうへ歩いて行ったよ」

魚屋さんが言う方へ歩いて行くと、マレーシアのロスナニちゃんが待っていた。

久しぶりねー 二人で、喜び、飛び跳ねた。

研修旅行で、水俣へ行っていたそうである。

親切なスタッフに私のタイムテーブルを書いてもらったそうだ。

 そういえば、岸辺さんが、そう話していたっけ。

「今、いませ~んって外人風に言っておいたよ」

って。(笑)

先ほどまで、隠れていた西村チーフが、私たちが御喋りしている すぐそばで、 作業を始めた。

気のせいか、彼の耳は、ダンボのように、こちらへ向いているような気が・・・。

アンテナは こっち向いてるわね、こりゃ。

絶対、こっちを意識してる。

怖いもの見たさに 周囲をうろつくスタッフ達であった。  

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