2018、Spring「珈琲時間」も又、素敵な誌に出来上がっていました~
又もや一番に気になったのは、表紙の次・・・、p003に掲載の、Editor’s Note。
本誌編集長さんの文は、今回も興味深かった~。
”近頃ふと思い出した言葉、☆頂に登らない生き方もある”が、見出しとなっていました~。
文章の締めの文は
”新生活に臨む人も多い春。
さまざまなプレッシャーもあるはずですが、だからこそ僕は敢えて皆さんにこの言葉を贈りたいと思います。”
頂に登らない生き方・・・。
これは、沢木幸太郎『馬車は走る』内の短編、太平洋横断レースのヨットマン・多田雄幸の物語にある一節だと言う事。
スポンサーもつかないタクシー運転手の彼は、壮大なレースとは裏腹に、驚くほどのマイペースを貫き、勝利に固執せず、終わった後も淡々と元の仕事に戻るだけ・・・との内容説明がありました。
そして、本誌編集長さんの思った事は・・・、「”頂に登ろうともせず、だからといって人生を降りているわけでもない。当たり前の人生を当たり前に生きている。”そんな生き方があってもいいのかと記憶に残ったものでした。」・・・との事。
丁度、この号を作っている佳境が、平昌オリンピックの期間中だったらしいです。(そんなスポーツに臨む姿勢について、選手の方々、又観戦する側、応援する側、)誰もが(メダルばかりに固執、頂点ばかりに固執して)「極限まで頑張らなければ・・・。」と思う必要はないのではと・・・、そう思った時に、”頂に登らない生き方もある。”と言う言葉が浮かんだようでした~。 *( )内は、私が付け加えた文です~。
そして、誌の最終ページであるp122のところの、編集後記には、このような事が書かれていました~。
「『あの号に登場した誰々は僕の友達なんですよ』と言われて急に距離が縮まるような、嬉しい現場ばかりです。」と書いた次に(有頂天になる事なく)「引き続き誠実に、淡々と続けたいと思います。」・・・と。 *( )内は、私が加えた文です~。
淡々と・・・、当たり前の人生を当たり前に生きている・・・のような、当たり前の仕事を、当たり前にこなして行く・・・、こんな感じが伝わりました。当たり前に仕事をこなす中で、誠実に・・・から、丁寧にしっかり仕事を力み過ぎずに思うペースでこなして行くと言うような事が伝わって来ました~。
肩の力を入れ過ぎない人生・・・、ちょっと力を抜いて、柔軟な気持ちで、淡々と・・・。
なんか、本誌編集長さんの、何でもないような、文に、何かを感じる・・・、珈琲を飲みながら、またもや「珈琲時間」を読んじゃいますね~