皆さん、お早うございます~
これは、恒例のテーブルウエアフェスティバルへ、今年デイジーと行った時に、拝見させていただき、
撮影した、石坂浩二氏による作品です ~
著名人による、食空間提案のコーナーにおいて、毎年、石坂浩二氏は、作品を展示なさっていらっしゃいます ~
いつも、とても素敵な食空間提案の作品を、披露してくださっています。
趣味の1つに、絵画・・・があるように、
食空間提案にも、毎回のように、自らが描いた作品が、登場です。
素敵な作品・・・、いつのタイミングで、記事を書こうかな~と思ってましたところ、
夏の終わりの、少しだけ秋を感じる・・・、今・・・にしてみました~。
まだまだ、時に、夏を感じる暑さがあるし、
”芸術の秋”までは、まだまだですが、
夏の終わりに、まだ、緑が賑やかに茂っている間に~、
ご紹介させていただこうと思います~
石坂浩二氏は、1941年(昭和16年)生まれと言う事です。
作品紹介は、
”幼い頃、戦争があった”
・・・このような言葉から、始まります。
今の東京都中央区の生まれの方ですが、
私は、詳しい生い立ち等は、存じません。
紹介を読み進めました。
”空襲で見渡しても見えるのは 多くの家々の焼跡だけだった。
見渡すと言っても まだ背が低く、そう遠くまでは見えなかったが、
そんな中で
「森の中に住んでみたい。
森の中の1本の大きな木の洞に住んでみたい。」
そんな夢を見た。”
・・・と言う事です。
・・・そんな事を食空間提案の作品を作る際に、思い出されてがきっかけで、作られた作品のようです。
70歳代でいらっしゃいますが、
人は、幼い頃の記憶って、結構鮮明に残っているもので、
ましてや、まだ何も知らない子供の頃に、そのような体験をしたと言う。
純真な子供は、どんな事感じたのか・・・、とても惹きつけられました。
”色のない景色の中で、緑に憧れたのだろう。
森には、小さな汽車が走っている筈だった。
植木鉢には、あちこちから色んな種が飛んでくる。
そして芽を吹く。
鳥達が運んでくる種もある。
ストーブは暖かく燃えて、
テーブルは 木の実が豊富だ。”
・・・、↑ 深いですね~、短い文の中にこめられた思いが・・・。
”こんな夢を見ていた日々から もう七十年も経った。
今でもまだ 森の木の中に住みたいと時々思ふことがある。”
・・・幼い頃の気持ちや記憶が、ご本人の中に、生きていると言う事ですね~。
・・・、そして、この食空間提案の見所の1つとして、
ご本人の描かれた作品・・・があります~。
↑↓ ご本人が、小学校2年生の時に描かれた作品なのだそうです~
・・・なんと几帳面なと言うか、綺麗に丁寧に仕上がっている作品なのでしょう~、
全体的な色彩の構成も、線も、美しいですね~。
バランス感覚が大変素晴らしい~
石坂氏らしい作品。
小学校の高学年かと思うような落ち着きのある絵ですね~。
静物なのに、色使いも構成もお上手で、生き生きしていて、センスあふれる作品の数々。
懐かしいタイプのヤカンも~、石坂マジックか~、素敵~
・・・また、これらが、美しい状態で、現存している事が、素晴らしいです~
きっと幼い頃から、心も、身の回りも、整理&整頓を、きちんとして来た方なのでしょう~と、想像します~。
・・・そして、これだけの素晴らしい作品、ご自分もそうでしょうが、親もしっかり保管に努められたのだと想像します。
難しい環境下を考えると、貴重な作品・・・、素敵なものを、見せていただきました~
この食空間作品から、
自然の中に溶けこんだ、
穏かで平凡な日常を、感じました~
人は、緑(豊かな自然)と、ごく当たり前のように、共存している生活がある
・・・多分それが~、
一番の・・・、幸せ・・・なのかな~と、感じました~
・・・そして、この↑かぼちゃを見て、パッと思い出しましたが、
わが娘デイジーも、小学生の頃、さつまいもや様々な描いた作品が、
校内のHPや展覧会の学校代表で、選ばれたりする機会があり、
かなり私も今も保管しております~
・・・純真な心が表れた素敵な作品達~、
心が洗われます~
素敵な、石坂浩二氏の、作品のご紹介でした~
ごく普通の男の子の希望と
夢がいっぱい詰まっていました~
ありふれた、家族との団らんと、
そこに、やはり植物等の自然との調和、
そして、人間が生み出して行く未来(夢実現)がある
・・・そんな世の中~、素晴らしい~
木の円テーブル、サークル状で、皆で囲む食空間~、何でもない会話が聞こえて来そうです~
切り株の椅子も、安心して心地良く座って、お喋りできそう~
穏やかな日常が、一番素敵~