汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 泡沫

2009年06月12日 | 初期中期の詩
歓喜に見舞われて、
あなたの頬をやさしく愛撫する
光が私の掌を照らし、
流れる血潮をこの目に焼き付ける
穏やかな川の流れに乗って、
流れる悲しみにそっと耳を澄ませば、
遠くの方で響く過去の己の陰影
季節がまた廻り、
また一人孤独になる
あなたに抱かれ、
未来への祈りと願いを、
あなたの温かな心の中で思う
そして私はひそかな言葉を呟き、
そっと胸に手を重ねる
そしてその言葉は泡沫に、
宙を舞い、
孤独に消えていく
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