汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 雨

2009年06月23日 | 初期中期の詩
雨が私の体に降り掛かり
私の中に流れている時間は
その流れを緩やかに止めた
私は茫漠とした感情に流されて
この雨の中、一人佇んでいる
雨が地面を打ち鳴らし
その音は寂しさを
私の心にふと抱かせる
そしてこの雨の中で
私は涙を流している

雨は今なお止むことはなく
止まった時間は
雨粒の中へ溶け込んで
その形をなくした
そして雨は
この悲しみに暮れている
私の身体を
いつまでも濡らし続ける
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