汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 犬の運命

2009年06月20日 | 初期中期の詩
あなたは誰?
何処から来たの?
あなたの寂しそうなお尻
絶望に垂れた尻尾は力なく
あなたは私を見つけると
こちらに走り寄り
その愛らしい眼に
輝かせる希望への道を浮かべている
あなたの寂しさが
どうにもならない恐怖が
あなたの生を蝕み
かつて人に愛された記憶を
今でも仄かに信じて
私に最後の愛を求めている
哀しく散りゆく桜の花
遠い春の季節に出会った
あなたの面影は
今も私の心の中で
私に愛を求めている
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みやすけの詩 夜

2009年06月20日 | 初期中期の詩
夜の静謐に横たわり
まどろみに身を任せて
そして闇の静寂に耳を澄まして
私の体は幽かな快感を感じ
そしてそれはいずれ
心地いい夢路へと誘ってくれる
私は今日一日の事を
一言一言、言葉にしていく
湿潤含ませる
空間に一人ぼっち
時間は闇夜に溶け
永遠に私の存在を
打ち消した
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