汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 Gnossienne

2009年06月24日 | 初期中期の詩
Satie Gnossienne


夜は深い闇の中へと移行する
あなたは今夜も現れた
あなたのその妖艶な美を前に
私は深い闇の中で悶絶する

そして私は絶叫する
あなたは私をまろやかな夢心地へと
墜落させたのだと

夜は艶やかな闇をまとい
時間は更に深い深淵に移行する
そして私の苦しみを一層、際立たせる


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エリック・サティの6つのグノシエンヌのNo.1(?)です。
この詩自体は前に書いたものですが、グノシエンヌという曲を聴いた事がないという人がいると思いましたので、今回は、動画と一緒にアップしました。
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みやすけの詩 メリークリスマス

2009年06月24日 | 初期中期の詩
坂本龍一(Ryuichi Sakamoto) Merry Christmas,Mr Lawrence




あなたはなぜ泣いているの?
寂しいから?
悲しいから?
雪がちらつくようになったね
あなたの秘めたやさしさが
辺りに音もなく染み入り
この寂しい町を
ほんのりと温かく包み込む
雪が降り始めてから
その嵩を増すにつれ
寂しさは頼りなく
重なり合う雪の粒のように
降り積もっていく
あなたはまだ膝を抱えて泣いている
今夜の雪はまだ降り止みそうにはない
私の想いが
あなたの心に小さな温かい灯を灯すまで

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教授の戦場のクリスマスいい曲ですね。
今回のこの詩は、その曲の冒頭部分にあたるパートを意識して書きました。
この曲では、曲名の通り、戦場におけるクリスマスをテーマに作られていると思いますが、この詩の中には、そのような描写は一切含まれていません。
僕が感じるがままに、思うがままに書いてみました。
動画をアップしましたので、曲を聴きながらこの詩を読んでみてください。
なるべく、曲調に合わせて作ったつもりです。
朗読するような感じで読んでみてください。
曲を聴きながら、この詩を読んで、あなたはどう感じるでしょうか?

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