農林水産省によると、生まれたばかりの子豚(哺乳豚)が感染すると高い確率で死ぬ”豚流行性下痢(PED)の発生が全国的に拡大し、17県でこれまでに39,149頭が死んだことを明らかにした(4月2日)。同省は、都道府県の畜産担当者を集めた全国会議で説明し、対策の徹底を呼びかけた。
日本では、”PDE”の発生が1980年代前半より散発的に発生が確認され、1996年に約8万頭の発症・哺乳豚の4万頭の死亡が報告されている。その後も散発的に発生があったが、2007年から発生は確認されていなかった。人に”PDE”が感染することはないが、豚肉の流通量が減り、価格高騰を招く恐れもある、との事。
豚の飼育頭数は、全国で約970万頭で、一番多いのは鹿児島県の137万頭、次いで宮崎県の84万頭(農林水産省統計、2013年2月1日時点)。発生(2013年12月に確認)で、鹿児島で135件25000頭死亡、宮崎県で60件9326頭死亡している。
◆豚流行性下痢(PED:Porcine Epidemic Diarrhea)
PEDウイルス(コロナウイルス科アルファコロナウイルス属)による。
食欲不振と水様性下痢を主徴とする豚の急性伝染病。家畜伝染病予防法により届出伝染病に指定。
全ての豚が罹患するが、特に若齢豚で症状が重篤化し、哺乳豚での死亡率は時に100%。
今日も天気は晴れ。日毎に温かくなって来る、風が強くなければいいけど。
いつもの散歩道、梅田川沿いの道ではサンシュユの黄色の花が満開となっている。・・ヤット本格的な春の訪れかな。
サンシュユ(山茱萸)は梅の花と同じ頃に咲き、葉が出る前に枝先に小さな黄色の花を沢山咲かせる。満開となった花の黄金色に輝く花姿から春黄金花(はるこがねばな)の別名がある。秋にはグミに似た楕円形で光沢のある果実がなるので、秋珊瑚(あきさんご)の別名もある。江戸中期に朝鮮から渡来し、薬用植物として栽培された。名のサンシュユは中国名「山茱萸」を音読みしたもの。茱萸とはグミのこと。
サンシュユ(山茱萸 )
別名:春黄金花(はるこがねばな)
秋珊瑚(あきさんご)
ミズキ科ミズキ属
中国・朝鮮原産
落葉小高木、樹高は3m~15m
開花時期は2月~4月
花は散形花序で径数mm、花色は黄色(黄金色)
秋(10月~12月)に赤い果実を付ける
果実の形は楕円形で、長さは1cm~2cm
果実で山茱萸酒を作れる(滋養強壮・疲労回復の薬効がある)