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うるう秒を挿入、2015年7月1日に

2015-01-17 | 日記
 日本の標準時の維持・通報を実施している独立行政法人情報通信研究機構(NICT)は、日本標準時に「うるう秒」の挿入を実施する予定と発表した(1月16日)。
 「うるう秒」の調整は、平成27年(2015年)7月1日に3年ぶりに行われる。
 ◆うるう秒の調整
  時期:平成27年(2015年)7月1日(水)
  時間:午前8時59分59秒と午前9時00分00秒の間に「8時59分60秒」を挿入する
 「うるう秒」の調整は、地球の回転の観測を行う国際機関である「国際地球回転・基準系事業(IERS:International Earth Rotation and Reference Systems Service)」が決定しており、これを受けて世界で一斉に「うるう秒」の調整が行われる。日本では、総務省及びNICTが法令に基づき標準時の通報に係る事務を行っており、IERSの決定に基づきNICTにおいて日本標準時に「うるう秒」の挿入を実施する。
 ◆地球の自転速度が遅くなっている
 地球は太陽を1年で回り(公転)、自らも回転(自転)している。
 1日は地球の自転を基本として24時間(24X60X60=86400秒)と定めていた。しかし、1958年より極めて精度の高いセシウム(133Cs)原子時計を用いて計測すると、地球の自転は一定でない事が判明した。これより、1秒の定義を地球の自転を基本とせず、極めて一定精度の高い原子時計での定義とした。
 1秒は、「セシウム133原子の基底状態の二つの超微細準位間の遷移に対応する放射の周期の9192631770倍の継続周期」となった。この定義での秒で計測すると、1日は年々長くなっている事が判った。長くなった分を入れる事・・閏秒(うるうびょう)の挿入だ。
 閏秒挿入は1972年7月1日より2012年7月1日で25回となる。
 地球の自転速度が遅くなる理由は、地球の中心部が液体である、潮の干満と海底との摩擦などと考えられている。1958年から1972年まで35秒遅くなっている。将来はもっと遅くなるかもしれないとの予測。

 ロウバイの花が咲き出した。1月~2月頃に咲き、春の到来を告げる花である・・でもまだまだ寒い。
 花はソシンロウバイ(素心蝋梅)だ・・花は蝋細工の様な艶のある黄色で、中央部の色も黄色。良く見かけるロウバイは、中央部が暗紫色であり、「素心」とは中心も変わっていない、つまり花弁も花中心も同じ(同色)と言う意味の様だ。
 名(ロウバイ:蝋梅)の由来は、「蝋細工の様な梅に似た花」説、「花色が蜜蝋(みつろう)に似ている」説、「臘月(ろうげつ、旧暦の12月)に、梅に似た香りの花」説がある。ロウバイの芳香は、花に含まれる精油成分(ボルネオール(Borneol)、リナロール(Linalool)、カンファー(Camphor)、ファルネゾール(Farnesol)、シネオール(Cineole)など)によるとの事。
 因みに、画題とされる雪中四友(せっちゅうしゆう)とは、玉梅・臘梅(ろうばい)・茶梅(=さざんか)・水仙の4種を言う。
 ロウバイ(蝋梅)
 別名:唐蝋梅(とうろうばい)
    唐梅(とうばい、からうめ)
 ロウバイ科ロウバイ属
 落葉低木(丈は2m~4m)
 中国原産、17世紀頃に渡来
 開花時期は1月~3月、花径は2cmほどで花色は黄色