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単分子(分子一つ)で、書換え可能な電子素子の開発に成功

2015-09-04 | 科学・技術
 東京工業大学の藤井慎太郎特任准教授・木口学教授、元素戦略研究センター多田朋史准教授、東京大学の藤田誠教授らは、分子一つ(単分子)を用いた書き換え可能な電子素子の開発に成功と発表した(7月1日)。
 現在、電子機器の高機能化はシリコンの微細加工が負っている。しかし、微細化には限界があり、新たな原理に基づく微小電子素子の開発が急務。単分子に素子機能を付与する単分子素子は、究極サイズの省電力微小電子素子として注目される。
 コンピューターには、配線・ダイオード・トランジスタ・メモリーが必要な要素となる。
 研究グループは、かご状分子の中に同種の分子を積層させると導電性が得られ、異種の分子を積層させると整流性が発現することを、単分子計測を用いて明らかにした。かご状の分子としてトリフェニレン、異種の分子としてナフタレンジイミドといういずれもベンゼン環を持つ分子が使われた。積層させた分子は、化学処理によってかごの中から出し入れが可能。
 同種の分子を積層することで導電性単分子ワイヤ(配線)、異なった分子を積層させることで単分子ダイオードをそれぞれ作った。積層させる分子はかごから出し入れ可能であるので、機能を自由に変えられる。

 午前は曇り、時々小雨。午後より雲多いが晴れ。気温が上がり蒸し暑い。
 生垣にしている”クコ”に小さな紫色の花が咲き出している。昨年は数輪だけしか咲いていなかったが、今年は幾つも咲いている。花は径1cm程と小さいが、小枝に沢山咲くと綺麗だ。
 この花のあとに果実が付き、秋に赤く熟す。果実は、長径2cm前後の楕円形である。この果実はそのまま食べたり、焼酎に漬け込んで薬用酒(クコ酒)として使われる。ドライフルーツとしても利用され、薬膳としてお粥に入れたりする。
 クコ(枸杞)
 学名:Lycium chinense)
 ナス科クコ属
 落葉低木
 原産地は中国
 開花時期は8月~10月
 花は5弁花で径1cm位、花色は薄紫色
 果実は秋に熟し、鮮やかな赤色となる
 果実を酒に漬け込んだクコ酒は、強壮・疲労回復の薬用酒として親しまれている