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草花や樹木が備える再生能力のカギとなる酵素を見つけた

2019-05-19 | 生物
 東京理科大学の松永幸大教授らは米カリフォルニア工科大学と共同で、草花や樹木が備える再生能力のカギとなる酵素を見つけた。
 共同研究グループはアブラナ科の一年草、シロイヌナズナを使い、根から特定の機能のない細胞の塊を作った。ホルモンを加えると葉や茎などの組織に成長していくが、遺伝子の機能をひとつずつ働かなくなるようにした細胞の塊の中から、葉や茎などのならない細胞を見つけた。この細胞に「LDL3酵素」を作る遺伝子がなかった。
 シロイヌナズナには約2万6000個の遺伝子があり、組織の再生には約3000個の遺伝子が関わっている。「LDL3」はそれらを働く直前の状態で待機させていることが分かった。組織の一部が傷つくと素早く再生を始められるように備えている、植物ならではの能力だという。
 この酵素はシロイヌナズナ以外の植物でも見つかっている。動物ではがんの引き金役になっている酵素と作用がよく似ていた。再生しにくい植物でこの酵素の働きを高めて機能を変えられる可能性がある。野菜などの作物の増産や園芸技術の向上などに役立ち、動物細胞の再生能力の研究にも生かせると考えている。

 朝から晴れ。今日の畑作業は、枝豆の苗を植え付け・・大きくなった苗からの植付け。お隣の畑の方から、”タケノコ”を頂いた・・ありがとう。
 玄関前に植えられていた”エニシダ”に花が咲いていた。細かい葉が密生した枝に総状花序を作り、小さな花が沢山咲いている。花色は黄色(黄金色)、だが翼弁が赤い。”ホオベニエニシダ(頬紅金雀枝)”だ。
 和名の”エニシダ(金雀枝)”は、黄金に輝く花が枝垂れ咲く形状が孔雀の羽にも見えるから、黄金の孔雀のような枝を持つ花、とつけた漢字。
 マメ科の植物だから、さやえんどう似た果実を付け、熟すと黒褐色となる。枝葉の形は、ほうき形。なので、西洋ではエニシダの枝で箒(ほうき)を作り、魔女の箒はこの枝での箒、と言う。
 因みに、枝・葉にアルカロイドが含まれ、食べると中毒を起こす。
 ホオベニエニシダ(頬紅金雀枝)
 別名:錦金雀枝(にしきえにしだ)、赤花金雀枝(あかばなえにしだ)
 学名:Cytisus scoparius cv. Andreanus
 マメ科エニシダ属
   エニシダの園芸品種
 落葉~半常緑低木
 原産地は地中海沿岸
 日本には中国から江戸時代初めに渡来
 開花時期は4月~5月
 花は小さな蝶の形(2cm位)で、黄金色(黄色)で翼弁が赤い
 仲間には
  小さな黄色い花の”ヒメエニシダ”、白花の”シロバナエニシダ”がある