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がん細胞の転移止める分子を発見

2019-05-22 | 医学
 金沢大や東京大などの研究チームが、がん細胞の転移を促進したり、抗がん剤耐性を強めたりするたんぱく質に結び付き、その働きを止めるペプチド(アミノ酸の結合体)を発見した。5月17日付の米科学誌ネイチャー・ケミカル・バイオロジー電子版に発表した。
 肝細胞などの再生を担う肝細胞増殖因子(HGF)というたんぱく質は、がん細胞の近くでは活性化し、受容体に結合して転移や薬剤耐性獲得を促進することが知られている。金沢大の松本邦夫教授らは、活性化したHGFにだけ結び付く環状ペプチド「HiP-8」を発見し、合成に成功した。「HiP-8」が結合したHGFは受容体への結合能力を抑えられることも分かった。
 研究チームは、放射性物質を結び付けた「HiP-8」をマウスに投与。「HiP-8」はHGFの多いがん組織に集まるため、陽電子放射断層撮影(PET)でがんを可視化することもできた。
 今後、転移しやすいがんの治療や診断への応用が期待できるという。

 お天気は晴れ。朝晩は風が少し冷たい。
 散歩で”シロミミナグサ(白耳菜草)”の群生を見つけた。花色は白色で、茎・葉も白い細かな綿毛で覆われて灰白色に見える。花弁は5枚で、先端が割れる様に切れ込んで、花弁が10枚の様に見える(←ナデシコ科の特徴)。
 英名の”snow in summer(スノーインサマー)”の訳で、”夏雪草(なつゆきそう)”と呼ばれることがある。”ナツユキソウ(夏雪草)”と呼ばれるのは、バラ科シモツケ属の京鹿子(きょうかのこ)の白花種がある・・どちらが本命だろう。
 シロミミナグサ(白耳菜草)
 別名:セラスチウム・トメントスム
 別名:夏雪草(なつゆきそう)
 英名:mouse-ear、snow in summer
 学名: Cerastium tomentosum
 ナデシコ科ケラスティウム属(ミミナグサ属)
 多年草
 丈は15cm~25cm、茎は地を這って広がる
 原産地はヨーロッパから西アジア
 日本には19世紀末の明治中期に鑑賞用として入った
 開花時期は5月~6月
 全草白い細かな綿毛で覆われて灰白色
 花は径2cm位の白花
 花弁は5枚で、先端が割れる様に切れ込んでいる