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日本国キログラム原器、5月19日引退

2019-05-20 | 科学・技術
 質量の基準として、130年間使われてきた「国際キログラム原器」が、2019年5月19日に引退(廃止)する。キログラム原器は、1キロの重さを定めた白金の分銅(白金イリジウム合金製、高さ・直径ともに39mm)で、日本を含む世界各国に40個が配られ、摩耗したり、汚れがついたりしないよう厳重に保管されてきた。保管場所は、産業技術総合研究所。20日から、より高精度の新しい定義が基準として使われる。
 〇新な基準
 新な基準は、光が持つエネルギーの最小単位で、電子や原子の質量計算に使える物理定数「プランク定数」である。プランク定数は電子の質量などに関係し、正確な値がわかれば計算で1キログラムを割り出せる。
  プランク定数=6.62607015×10^(-34)m2kg/s (2019年5月20日に施行される新しいSIの定義)
  プランク定数(英語:Planck constant)は、光子のもつエネルギーと振動数の比例関係をあらわす比例定数。
 〇キログラムの定義
 1キログラムは水1リットルの重さと定義されている。しかし、温度による変動などがあり、1889年に「国際キログラム原器」を基準にすることが決まった。「国際キログラム原器」は、フランスにある白金イリジウム合金製の分銅である。日本などのメートル条約の加盟国にはそれぞれ複製が配られた。だが、分銅は汚れの付着などによる誤差が避けられない。このため、国際的な基準としている質量の単位「キログラム」の定義を約130年ぶりに見直し、基礎物理定数を使った新たな定義に移行する案が、パリで開かれた国際度量衡総会で採択された。1キログラムの質量そのものは変わらず、社会生活に影響はないが、誤差が生じにくくなるため、新薬開発などに必要な微細な質量の計測がより正確にできるようになる。移行は2019年5月20日から。
 〇新しい基準
 5月20日から、電流、温度、物質量の単位(それぞれアンペア、ケルビン、モル)も物理定数を基準にした値になる。

 今日の天気は曇りと晴れが交互、夕方から雨の予想。
 昼過ぎからの散歩。玄関前の小さなお庭で、”サンジソウ”の花が咲いている。満開かな。
 ”サンジソウ(三時草)”は、午後の3時ごろに開花するから・・と言われる・・三時でなくとも咲くのかな・・1日の開花時間が3時間、の説もある・・。
 ”ハゼラン(爆蘭:スベリヒユ科ハゼラン属)”の別名に、”サンジソウ(三時草)”がある。花の色は赤・ピンク系で、開花時期は6月~9月である。
 サンジソウ(三時草)
 別名:照波(てるなみ)、ベルゲランサス
 学名:Bergeranthus multiceps
 ツルナ科ベルゲランサス属
 常緑宿根草(多肉植物)
 原産地は南アフリカ
 開花時期は5月~10月
 午後3時頃に開花し、開花時間は1日3時間ほど(後は花が閉じている)
 一つの花が咲いて、開閉を2週間ぐらい繰り返す