歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

地球外生命が存在しにくい理由、宇宙にはリンが不足している可能性がある

2018-06-04 | 天文
 英カーディフ大学の研究プロジェクトは、欧州宇宙機関(ESA)と王立天文学会(RAS)の共同年次総会で、「宇宙には、生命に不可欠な化学元素であるリンが不足している可能性がある」との研究成果を発表した(2018年4月)。
 地球大気圏の外に、生命は存在するのだろうか。いまだに、その存在は確認されていない。このほど、地球外で生命が存在しづらい要因とみられる事象のひとつが、明らかになった。
 地球上の生物が生活機能を営むために必須となる生体元素のひとつに炭素や酸素などとならびリンがある。DNAの生成や、エネルギーの貯蔵と放出を担うアデノシン三リン酸(ATP)に不可欠なものだ。宇宙では、大質量星がその寿命の最終段階で起こる大規模な爆発現象(超新星)において放出されるガス雲に、リンが含まれていると考えられてきた。
 英カーディフ大学の研究プロジェクトは、6500光年ほど離れた牡牛座にある超新星残骸「かに星雲」のリンと鉄からの赤外線を観測した。結果、「かに星雲」では「カシオペア座A:17世紀後半の爆発によって生まれた」よりもリンが極めて少ないことがわかった。研究チームでは、この結果について、「カシオペア座A」は稀な超大質量星の爆発によるものであるため、このような違いが生じたのではないか、とし「超新星からリンが供給され、隕石で宇宙を移動するのだとしたら、若い惑星は、生まれた場所によって、リンが欠乏した状態となり、生命が生まれづらくなるおそれがある」と考察している。
 ただし、現時点では、英カーディフ大学の研究成果は、まだ予備的段階のものにすぎない。研究プロジェクトでは、「かに星雲」にもリンが豊富な領域が存在する可能性があるとして、今後も天体観測を継続したい考えだ。

 今日も晴れた、良い天気。でも、畑に雨が欲しい。
 塀の下に、”ヒルザキツキミソウ”が纏まって咲いている。萎んだ花があるから、開花期は終わりに近いのかな。
 花は可憐で優雅。”ヒルザキツキミソウ”の名は、昼に開花するツキミソウ(月見草)からと言う。”ツキミソウ”は宵に咲く。何か不思議な命名・・・ヒル(昼)とヨル(夜)が一緒。
 ヒルザキツキミソウ(昼咲月見草)
 別名:昼咲(ひるざき)桃色月見草
 アカバナ科マツヨイグサ属
 耐寒性多年草
 北米原産、観賞用として輸入され野生化した帰化植物
 丈は30cm~45cm
 開花時期は5月~7月
 花径は数cm、花色は白・薄桃色で黄色(園芸種)もある


最新の画像もっと見る

コメントを投稿