新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は、カーボンナノチューブ(CNT)と銅の組合わせにより、銅と同程度の電気伝導度で銅のの100倍まで電流を流せる複合材料を開発したと発表した(7月23日)。
カーボンナノチューブ(CNT)を銅イオンの有機系溶液および水溶液を用いた電気めっき法により、カーボンナノチューブの内部まで銅が入り込んだCNT銅複合材料を作製することに成功した。このCNT銅複合材料では、銅を単層CNTの構造体内部まで十分充填することで高い電気伝導度(常温で)を保ち、銅粒子をCNTで覆うことで大きな電流容量も同時に達成できたとの事。
CNT銅複合材料は、体積の45%がCNTなので密度は5.2g/cm3(銅は8.9g/cm3、金は19g/cm3)と軽い。また、温度変化による電気伝導度の低下が小さく、80 ℃では銅の電気伝導度を上回り、227 ℃では銅の2倍となった。
◆カーボンナノチューブ(CNT)
構造はグラファイト層を丸めたチューブ状である。グラファイト層は炭素が亀の甲状(六角板状)の層状物質。
1層のものを単層カーボンナノチューブ、複数層のものを多層カーボンナノチューブと呼ぶ。
直径が0.4~50nm、長さが1~数10μm(nm:ナノメートル=1/10億メートル、μm:マイクロメートル=1000ナノメートル)。
畑でも道端でも良く見かけるツユクサ。雑草の中に涼しげな青い色の花が咲いている。
名(ツユクサ)の由来には諸説あり、朝早くに花が咲き昼にはしぼむことから朝露を連想させ「露の草」、朝露に濡れて咲くから「露草」などなど。ある本(植物和漢異名辞林)によると37の呼び名(別名)があるとの事。
ツユクサ(露草)
古くから親しまれ、別名が多い
花の形から、蛍草(ほたるぐさ)
帽子花(ぼうしばな)
花色の青から、青花(あおばな)
青く染まるから、月草・着草(つきくさ)
藍花(あいばな)
薬草として、鴨跖草(おうせきそう)
・・・まだまだある
英名:Dayflower
(朝咲いた花が昼にしぼむ)
ツユクサ科ツユクサ属
1年草
開花時期は、6月~10月
花は朝咲いて、昼にはしぼむ
花径は1.5cm~2cm、花色は青
花弁は3枚あるが2枚に見える。上の2枚は大きく青色で、下の1枚は小さくて白色で目立たない
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