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日本のタヌキは固有種、頭骨で裏付け

2016-02-08 | 生物
 帯広畜産大学畜産生命科学研究部門の研究グループ(博士課程院生キム・サンイン、押田龍夫教授)とソウル大学獣医学部の研究グループ(木村順平教授、ミン・ミスク講師、リ・ハーン教授)による共同研究チームは、日本に分布するタヌキはDNA塩基配列および形態的特徴(頭骨の形態)において大陸産のものとは異なる固有種であることを発表した(2015年12月28日)。
 押田龍夫教授(野生動物学)らは、2011~14年に日本・ロシア・韓国の博物館など9ヵ所で計339個体の頭骨の形状を調査。日本のタヌキは大陸のものより平均で頭骨の大きさ(鼻先から頭の後部までの長さ)が約8mm、下顎の骨の長さが約6mm短いことを突き止めた。また共同研究を行っているソウル大のチームが、日本と大陸のタヌキではDNAの塩基配列が2~3%異なっていることを明らかにした。
 これらの結果から、共同研究チームは日本産タヌキの種名を変更する必要性を唱えており、本州・四国・九州に生息するニホンタヌキをNyctereutes viverrinus viverrinusおよび北海道に生息するエゾタヌキをNyctereutes viverrinus albusと命名することを提案している。
 ◆タヌキ(狸)
 学名 :Nyctereutes procyonoides
 分類:哺乳綱ネコ目イヌ科タヌキ属
 アジアにのみ生息する世界的に見れば珍しい動物。日本・朝鮮半島・中国・ロシア東部などに分布。
 主に山野に生息するが、日本に棲むものは都市部でも見られる

 雲が一つも見当たらない程に晴れた。気温は低く、畑にはまだまだ雪がある。
 散歩で見つけた”ハボタン”。直径40cm程ととても大きい。葉の色は赤紫と黄白色。食用なのか?、鑑賞用なのか?・・。
 ”ハボタン”は食用のキャベツ(紫キャベツ)として江戸時代中期に渡来したもので、この食用キャベツを日本が観賞用として改良した(食べても美味しくない)。野菜を鑑賞用とするのは世界的にも珍しいと言う。初めはオランダ菜と呼ばれていたが、1778年(安永7年)に山岡恭安が牡丹菜と命名した。しかし、葉がボタン(牡丹)の花のように美しいことから、ハボタン(葉牡丹)と呼ぶ様になった。
 ハボタン(葉牡丹)
 別名:花キャベツ
 英名:ornamental cabbage
 アブラナ科アブラナ属
 耐寒性一年草、鮮やかな葉の色や姿を鑑賞する園芸植物
 葉の鑑賞期は11月~翌3月
 開花時期 は4月~5月 、黄色の菜の花が咲く
 結球しない品種のキャベツ又はケールを観賞用として品種改良した
 品種には葉に葉緑体以外の色素を持たない品種と色素(アントシアニン)を持つものがあり、温度によって発色し、白・黄白・紫・赤・ピンクなどに色づく。


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