歩けば楽し

楽しさを歩いて発見

  思い出を歩いて発掘

   健康を歩いて増進

月の表面に水、月面鉱物マッピングセンサーのデータから

2018-10-14 | 天文
 米航空宇宙局(NASA)は21日までに、月面の極地周辺に凍結した水が観測されたと発表した(8月21日)。これまでの観測でも月面に氷が存在する可能性を示すデータはあったが、直接観測されたのは初めて。
 米国のハワイ大とブラウン大、NASAのエームズ研究センターのチームが協力し、インドの宇宙研究機関が打ち上げた月探査機「チャンドラヤーン1号」の観測データを分析した。
 チャンドラヤーン1号に搭載していたNASAの月面鉱物マッピングセンサー(M3)が取得した観測データからで、水によるものと考えられる反射があった。さらにその赤外光の吸収率からそれが液体でなく氷の状態であることも確認している。M3のデータによれば、こうした氷のスポットは南極地域に密集しており、北極地域にもまばらではあるものの存在している。極地域でくぼみの中であれば、まったく太陽光が挿し込まない場所になっている可能性が高く、月面のそのようば場所では温度がマイナス157度を超えることがほぼないため液体の水は間違いなく凍っているはずである。
 南極の氷がクレーターに集まっているのに対し、北極の氷はより広範囲に点在しているという。NASAの研究者はロイター通信に、利用可能な水を容易に抽出できるかどうかはっきりせず、いずれは月表面の複数の場所で探査する必要があると語った。

 朝から曇り空。風も少し強い。気温が段々と下がり、秋が深まる。
 散歩道沿いの塀から良い匂いがする。寄って見たら、白い小さな花が咲いている。”ヒイラギモクセイ”の花だ。花の寿命は短く数日位かな・・今年は見れた。
 ”ヒイラギモクセイ”は”ヒイラギ(柊)”と”ギンモクセイ(銀木犀)”の交雑種と考えられている。雌雄異株であるが、雄株のみが知られており、結実しない。
 ヒイラギモクセイ(柊木犀)
 モクセイ科モクセイ属
 雌雄異株
 常緑小高木
 開花時期は10月
 開花期間は短い
 花は白い小さな4深裂の花で、僅かに芳香がある
 ギンモクセイが咲き終わった頃に咲く
  特徴による見分け
   葉のトゲトゲ
   銀木犀 < 柊木犀 < 柊
   すべすべ トゲトゲ 大きくトゲトゲ
   開花の時期
   銀木犀 → 柊木犀 → 柊


ほぼ全ての脊椎動物が共有するフェロモン受容体遺伝子を発見

2018-10-13 | 科学・技術
 東京工業大学二階堂雅人准教授と鈴木彦有大学院生(研究当時:博士後期課程、現:日本バイオデータ)、バイオ研究基盤支援総合センター廣田順二准教授、生命理工学院の伊藤武彦教授が中心の研究グループは、115種におよぶ生物種の全ゲノム配列を網羅的に解析して、ほぼ全ての脊椎動物が共有する極めて珍しいタイプのフェロモン受容体遺伝子を発見した。
 一般的に、フェロモンやその受容体は多様性が大きく、異なる種間での共通性は極めて低いことが知られている。しかし、今回新たに発見された遺伝子は、古代魚のポリプテルスからシーラカンス、そしてマウスなどの哺乳類におよぶ広範な脊椎動物で共通であるという驚くべき特徴を備えていた。これは4億年に亘る脊椎動物の進化の歴史において、この受容体が太古の祖先から現在に至るまで高度に保存されてきたことを意味し、フェロモン受容の要となる中心的な機能を担っている可能性を示唆している。この発見はフェロモン受容の進化的起源の謎を解く重要な成果であり、今後はフェロモンの生理機能の解明や、様々な家畜種に共通した繁殖管理技術の開発にもつながると期待される。
 背景と経緯
 V1Rフェロモン受容体は、哺乳類の鋤鼻器(じょびき)に存在する神経細胞(鋤鼻神経細胞)で発現し、様々なフェロモンを受容する。このV1R受容体は多重遺伝子族を形成し、種間での遺伝子数やレパートリーが非常に多様であることが分かっている。異なる種間ではフェロモンやV1R受容体の種類が異なっており、このことが種に特異的な行動の誘導や、同種内のみでの繁殖を可能にしていると考えられている。また、鋤鼻器には多くの神経細胞が存在するが、個々の神経細胞は数あるV1R遺伝子の中からただ1種類のみを選択して発現するという「1細胞-1受容体」ルールが存在する。そして、鋤鼻器は発現するV1Rの種類によって異なる多様な個性をもった神経細胞の集団を有することになり、それが様々なフェロモンの受容や識別を可能にしている。
 研究成果
 研究グループは広範な種の脊椎動物計115種の全ゲノム配列を対象に、V1Rフェロモン受容体遺伝子群の網羅的な探索と得られた配列の系統解析を行った。
 結果、ほぼ全ての脊椎動物に共通する例外的なV1R遺伝子が存在することを発見した。V1Rは種間での多様性が大きく、異なる種では同じV1Rを共有していないと考えられてきた。しかし、今回見つかったV1R遺伝子は、古代魚と呼ばれる下位条鰭類のポリプテルスやガー、肉鰭類のシーラカンス、さらにカエルやトカゲ、マウスなどの哺乳類といったほぼ全ての脊椎動物に共通しているという、驚くべき特徴をもっていた。脊椎動物の進化に照らし合わせて考えると、このV1R受容体遺伝子の起源は今から4億年以上前のシルル紀にまで遡ることが分かった。このV1Rはこれまでに見つかっていない新規遺伝子であったため、研究グループはこれをancV1R(ancient:起源が古いという意味を含めた)と名付けた。
 今後の展開
 ancV1Rの分子生物学的な機能の解明は、フェロモン受容に関わる情報伝達系のメカニズムのさらなる理解に欠かせない。本研究グループはすでにancV1Rの欠損マウスの作製に着手しており、今後はその表現型観察から研究を進めていく予定。ancV1Rは進化的に古くから保存された遺伝子であることから、鋤鼻器の起源やその進化的変遷を理解する上で重要な知見を得られると考えらる。
 ancV1Rは、脊椎動物に共通に存在する受容体であるため、多くの家畜動物に対して共通に作用して生殖を促すような化学物質の探索も可能となり、農産業の分野にも大きな意義をもたらすことが期待される。ただし、ヒトancV1R遺伝子はすでに偽遺伝子化してその機能を失っているため、残念ながら今回の発見が私たちの夢みるヒトフェロモンの研究に直接つながることはなさそう。
 ◆フェロモン
 フェロモンは、化学物質である。
 1、同種の他の個体から分泌される
 2、特定の受容器で受容される
 3、その情報は脳神経系で処理される
 4、神経系あるいは内分泌系を介して行動や生理機能に特有の反応を引き起こす
 フェロモンはその作用から、リリーサー(releaser)フェロモンとプライマー(primer)フェロモンに分類される。
 ◆説明
 〇鋤鼻器
 四足動物が持つフェロモン受容に特化した嗅覚器官であり、匂いを感じる主嗅上皮とは独立した器官。発見者の名前にちなんでヤコブソン器官とも呼ばれる。我々ヒトでは鋤鼻器は退化していると考えられている。
 〇多重遺伝子族
 ある1つの遺伝子配列が重複を繰り返すことで作られた遺伝子の集まり。一般的には配列上の相同性も高く機能的にも似たタンパク質をコードする。例えばマウスには187個、ラットには106個、ウシでは40個の機能的なフェロモン受容体遺伝子(V1R遺伝子)が存在している。
 〇「1細胞-1受容体」ルール
 嗅覚受容体の研究により明らかにされた現象で、多数存在する受容体のうちどれか1種類が発現すると他の受容体の発現を抑える負のフィードバックが働くため、1つの嗅神経細胞には1種類の受容体のみが発現する機構。
 〇偽遺伝子
 変異が入ることで、タンパク質をコードしなくなったDNA配列のことを指す。多くの場合はコードするタンパク質が生体にとって役割を失うことで進化的な制約が緩み、偽遺伝子化が起こる。
 〇in situハイブリダイゼーション法
 組織中における目的遺伝子の発現部位を調べる方法。今回は鋤鼻器の凍結組織切片に、ラベルを入れたancV1R遺伝子のmRNA相補鎖を結合させることで、その発現パターンを可視化した

 雲が多く、風も強いが晴れ。気温は最高気温20℃位・・平年並みとか。
 梅田川の支流藤川、土手に”コスモス”が咲いている。”コスモス”の和名はアキザクラ(秋桜)、秋の季語となっている・秋が深まってきた。
 キク科コスモス属には色々な種がある。一般的に”コスモス”と呼んでいるのは、”オオハルシャギク(Cosmos bipinnatus)”。日本に明治20年頃に渡来した外国産(メキシコ産)の花だが、すっかり日本の秋の花となっている。
 因みに、花言葉は、「乙女のまごころ、愛情、たおやかさ」とか。
 コスモス(Cosmos)
 別名:秋桜(あきざくら)
 キク科コスモス属
 一年草
 原産地はメキシコの高原地帯
 明治20年頃に渡来
 開花時期は7月~11月


自己修復性と耐熱性を両立させた多孔性結晶の合成を開拓

2018-10-11 | 科学・技術
 空気清浄フィルターや浄水フィルターなどは、小さな細孔を持つ物質でできている。これは、細孔よりも大きな異物は排除され、小さな異物は滞留させ、空気や水を綺麗にしている。このような材料は多孔性材料と呼ばれ、家庭用品だけでなく、化学製品の製造現場などに欠かせない重要な工業製品となっている。但し、高温に耐える多孔性結晶は一般に限られており、いかに熱的に丈夫な多孔性材料を作るかが焦点の一つとなっている。
 高温に耐える多孔性材料といえども、化学物質である以上、加熱していくと構造的な歪みが蓄積し、どこかで崩壊する。崩壊したら廃棄するしかない、が一般的な考え方である。
 東京大学化学生命工学専攻博士課程(当時)の山岸洋氏(現:筑波大学数理物質系助教)、相田卓三教授(理化学研究所 創発物性科学研究センター副センター長/東京大学大学院工学系研究科化学生命工学専攻)らを中心とした東京大学、理化学研究所、名古屋大学、京都大学の研究グループは、対称性の高い単純な分子を異方的に自己組織化させ、優れた「耐熱性」と「自己修復性」を両立させた多孔性結晶の開拓に成功した。
 多孔性材料としては歴史的にゼオライト(ケイ素やアルミニウムからできた鉱物の一種)や紺青(顔料の一種)が有名である。原料として用いられた分子は、6つの腕を放射状に伸ばした構造を有している。この分子を高極性の有機溶媒(アセトニトリル)中に溶解させると自己集合し、異方的な多孔性結晶を与える。「対称性の高い分子を結晶化させると、同じく対称性の高い単純な構造を与える」というのがこれまでの常識であった。
 しかしながら、この多孔性結晶は202℃ までの高温に耐え、さらなる加熱で崩壊させても、アセトニトリルなどの蒸気にさらしておくと潰れた細孔が自発的に修復する。すなわち、自己修復性と耐熱性が両立する「自己修復性を示す耐熱性の多孔性結晶」の開拓に成功した。
 ◆自己修復性
 一旦崩壊した材料を分子レベルまで分解せずに修復することができる性能の有無のこと。自己修復性を示す多孔性結晶は極めて珍しく、現在知られている限り3例程度で、いずれも耐熱性は本報告の多孔性結晶よりも劣る。
 ◆C.H・・・N 結合
 分子の間に働く極めて微弱な引き合う力を指します。炭素原子につながった水素原子と窒素原子の間に生じる。C.H・・・N 結合が多孔性結晶を与えた例は本研究以前にはなかった。
 ◆クラッシャブルゾーン
 結晶に歪みが生じた際、他の部分に先駆けて壊れる部分。
 孔を作る上でより大事な部分を歪みから守る役割を持つ。本結晶では、C.H・・・N 結合でくみ上げられている孔の天井・床部分が該当する。

 朝から雨。気温は、最高気温20℃以下と、秋だ。
 散歩していたら、塀に絡まった”ヒヨドリジョウゴ”の花を見つけた。実となっているのもある。実は秋に赤い実となり、綺麗だ。
 名(ヒヨドリジョウゴ)の由来には、鵯(ひよどり)がこの果実を好み、食べると酒を飲んだ様になり騒ぐから、との説がある。本当は、特に好んで食べるわけではない様で、冬になっても残っていることが多い。
 全草(特に果実)にソラニン(神経毒、主にナス科の植物に含まれるステロイドアルカロイドの1種)を含むと言われる。因みに、中国では乾燥した全草を漢方薬として用い、生薬名を白毛藤(バイマオテイン)と呼ぶ。
 ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸)
 学名:Solanum lyratum
 ナス科ナス属
 蔓性多年生植物
 開花時期は8月~9月
 花は集散花序につき、大きく外に反り返る花冠(かかん)が特徴
 花冠は深く5裂し、色は白色(または紫色)
 果実は球形(径1cm位)の液果(えきか)で、透き通る様な赤に熟す


ノーベル賞経済学賞に米2教授に

2018-10-10 | 学問
 スウェーデン王立科学アカデミー(Royal Swedish Academy of Sciences)は、2018年のノーベル経済学賞(Nobel Prize in Economics)を米国人研究者の2氏に授与すると発表した(10月8日)。
 1968年に創設された経済学賞は今回が50回目の授与となる。ノードハウス氏は環境問題を定量的に分析する「環境経済学」の分野の先駆者で、同分野でノーベル賞受賞者が出るのは初めて。ノードハウス氏らへの授与は、停滞感が漂う国際的な温暖化ガス削減の取り組みを後押しする狙いもあるとみられる。アカデミーは2人への授賞理由を「気候変動や技術革新をマクロ経済分析に統合した功績」と説明した。
 授賞者
 米エール大(Yale University)のウィリアム・ノードハウス(William Nordhaus、77)教授と米ニューヨーク大スターン経営大学院(New York University’s Stern School of Business)のポール・ローマー(Paul Romer、62)教授である。

 今日の天気は、曇り~晴れと変化が大きい。気温は、最高気温25℃以下と秋めいてきた。
 小さなお庭に小さな花が咲いている。茎は細く、粗く分枝しており、枝端に粗い散房花序を作り、絵筆状の小さい頭状花である。花径は1.5cm位。花色は橙赤(とうせき)色なので、和名:絵筆菊(えふでぎく)と呼ばれる。
 園芸ではこの種を”カカリア”と呼ぶが、かつてはカカリア属とされており、そのときの名残で”カカリア”と呼ばれる。現在はエミリア属に分類される。
 英語では、”Tassel Flower”で、花の状態が房飾りのように見えるから、とのこと。
 因みに、花言葉は「秘めたる恋」とあり、切ない花なのかな。
 エフデギク(絵筆菊)
 別名:カカリア、エミリア
     紅苦菜(べににがな)
 学名:Emilia sagitata
 キク科エミリア属
 一年草
 原産地は東部インド
 開花時期は5月~10月
 花色は鮮やかな赤紅色、園芸品種には黄色・オレンジ色がある


子どもの食生活調査、家族全員での夕食は休日は7割・平日は3割

2018-10-09 | 世相
 株式会社バンダイは、「子どもの“食生活”に関する意識調査」を実施した。
  実査期間:2018年6月15日~6月17日
  対象者:3 歳~中学生3 年生の子どもを持つ女性(25 歳~59 歳)
      子どもと一緒に回答できる方
  調査手法:インターネット調査(協力:株式会社クロス・マーケティング)
  サンプル数:800人
 〇食事状況 「家族全員」での食事
   平日の夜:32.8%
   休日の夜は73.3%
 〇親が子どもの食事で意識していること (複数回答 n=800)
  1位:食事中のマナーについて指導する 35.1%
  2位:栄養バランスを意識したメニューを考えている 32.1%
  3位:毎日決まった時間に食事を取るように意識している 27.9%
  4位:できるだけ手料理を作れるよう努力している 27.5%
  5位:食事中にテレビを見せないようにしている 18.8%
  6位:食事中に携帯・スマートフォンを使わせないようにしている 17.3%
  7位:食事の開始時間が遅くならないように、食事の準備を工夫している 16.8%
  8位:子どもの好きな食材を使うようにしている 14.6%
  9位:残さず食べてもらえるよう、食事のボリュームを調整している 14.1%
  10位:子どもと一緒に食事を取る時間を増やそうと意識している 13.4%
 〇食事について、子どもが「嫌なこと・困っていること」(複数回答 n=800)
  1位:特にない37.1%
  2位:苦手な食べ物が多いこと29.1%
  3位:食べるスピードが遅いこと19.9%
  4位:食事のメニューがワンパターンであること15.1%
  5位:すぐにお腹がすいてしまうこと9.3%

 塀に絡まった”ルコウソウ”、明るく橙紅の花が咲いている。
 ルコウソウには幾つかの品種があり、ここで見る細い葉で星形の花のルコウソウ、丸い葉のマルバルコウソウ、ルコウソウに似た葉だが葉が少し幅広で五角形の花のハゴロモルコウソウがある。
 ここでの、花色は濃い紅色であるが、白色・黄色などがある。
 ルコウソウ(縷紅草、留紅草)
 別名:細葉縷紅草(ほそばるこうそう)
 ヒルガオ科イポメア(サツマイモ)属
 つる草、つる長は1m~3m
 多年草だが寒さに弱いので1年草と扱う
 熱帯アメリカ原産、江戸時代に渡来
 開花期は6月~9月
 花は星形、色は深紅
  花色が白の種類がある


航空機ジェット燃料を直接合成できるオンデマンド触媒を開発

2018-10-08 | 科学・技術
 富山大学椿範立教授らは、Fischer-Tropsch(FT)合成を用いて、航空機ジェット燃料を直接合成することに成功した。
 FT合成は、合成ガス(一酸化炭素と水素の混合ガス)を用いて、軽油あるいは軽質オレフィンを合成する触媒反応である。合成ガスは、天然ガス(シェールガス、メタンハイドレートを含む)、バイオマス、石炭、可燃性ゴミ、重質油等の広範な原料を熱分解して得られるため、工業的に極めて重要な製造法となっている。
 椿教授らは、カプセル触媒の開発に着手し、数年前、本触媒を用いたFT合成によりガソリンを直接合成することに成功した。しかし、ジェット燃料の直接合成は本触媒では困難であった。ジェット燃料に求められる高発熱量・燃焼性の良さ・安定性等の基準を満たすためには分岐の多い炭化水素構造(イソ体炭化水素)が適しているが、本触媒ではその選択率が極めて低かったためである。
 椿教授らの研究グループは、新しい触媒設計、酸点と細孔構造を精密制御したゼオライト上に、希土類元素であるランタンと金属コバルトを担持した新しい酸性ゼオライト担持触媒の開発をした。この触媒を用いると、FT合成におけるイソ体炭化水素の選択率が格段に向上し、ジェット燃料の選択率が72%と非常に高い触媒性能を達成できた。二酸化炭素と水素を用いても高い反応成績が得られた。さらに、この触媒の担持金属をランタンからセリウムに変えるとガソリンが、カリウムに変えると軽油が合成できることも見いだした。このことから、本触媒系は「オンデマンド触媒」として各種燃料製造に極めて有用と言える。
 今後、ジェット燃料合成ルートと全く異なる新しいジェット燃料製造ルートを確立し、航空業界の二酸化炭素削減目標に大きく貢献できる。
 ◆フィッシャー・トロプシュ法(Fischer-Tropsch(FT)合成))
 一酸化炭素と水素から触媒反応を用いて液体炭化水素を合成する一連の過程である。触媒としては鉄やコバルトの化合物が一般的である。この方法の主な目的は、石油の代替品となる合成油や合成燃料を作り出すことである。
 本法の主目的は、石炭や様々な種類の含炭素廃棄物などの固体原料から液体の炭化水素(人造石油)やメタンガスを作り出すことである。固体状態の有機物を熱分解・乾留することによって得られる合成ガス(水素+一酸化炭素)は、燃料ガスとして利用することもできるが、石油のような燃料や、潤滑油、ワックスが必要な場合にはフィッシャー・トロプシュ法が適用される。
 ◆ゼオライト
 天然あるいは人工合成された粘土類。豊富なナノ細孔と大きな比表面積を有し、高温でも安定しているので、触媒材料として広く応用される。
 ◆メソ細孔
 直径2 ナノメートルから50 ナノメートルまでの細孔。

 台風一過、秋晴れ。暑さがぶり返し、最高気温25℃とか。
 散歩道から少し離れた空地に、”ハギ”の白い花が咲いている。”ハギ(萩)”とは、マメ科ハギ属の植物の総称であり、個々には”**ハギ”との名称である(ハギという名前の植物はない)。この”ハギ”は、枝垂れて美しく”ミヤギノハギ”の白花の変種(と思う)。
 シロバナハギ(白花萩)
   ミヤギノハギ(宮城野萩)の変種(と思う)
 学名:Lespedeza thunbergii var. albiflora
 マメ科ハギ属
 落葉低木
 本州東北・北陸・中国地方の山野に原種が
    公園や庭木に植栽されるのは園芸品種
 開花時期は8月~10月
 花は円錐花序で沢山付ける、蝶形の花で白色、花は約1.5cm
 萼は4裂し、先は尖る
 果実(豆果)は長さ約1cmの楕円形


アルツハイマー、たんぱく質の早期異常発見で遺伝子治療に道

2018-10-07 | 医学
 東京医科歯科大の岡沢均教授らの研究チームは、アルツハイマー病モデルマウスで、アルツハイマー病のごく早期に生じるたんぱく質の異常を発見した。この異常がもたらすシナプス(神経細胞同士のつながり)の変性を食い止め、記憶力の回復にも成功した。
 研究チームは、アルツハイマー病モデルマウスの脳内を、Aβの沈着以前から詳しく調べた。その結果、SRRM2というたんぱく質に異常が起きると、シナプス形成を促すポリグルタミン結合タンパクPQBP1という別のたんぱく質が減少し、後のシナプス変性や認知症発症につながることが分かった。このたんぱく質を作る遺伝子をアルツハイマー病のマウスに投与したところ、シナプスが正常に作られ、記憶力も正常に近いレベルに回復した。
 岡沢教授は「1回の治療で効果が長期間持続することが期待できる」としている。
 ◆三大認知症
 認知症のうち、およそ半数はアルツハイマー型認知症(50%)、次いでレビー小体型認知症(20%)、血管性認知症(15%)である。これらは「三大認知症」といわれ、全体の約85%を占める。
 高齢者(65才以上)では4人に1人は「認知症」と「その予備軍」と言われるほどである。
 アルツハイマー病はβアミロイド蛋白(蛋白質)が脳の神経細胞に蓄積し、神経細胞が破壊され、脳が萎縮して脳機能が低下する。現在の医学では、症状を一時的に軽減できても進行を止める事はまだ、と言う。

 天気は晴れ。東風がとても強い。畑で、支柱を建てようかと思ったけど、中止。
 生垣にしている”クコ”に小さな紫色の花が咲き出している。昨年は数輪だけしか咲いていなかったが、今年も数輪だけ。花は径1cm程と小さいが、小枝に沢山咲くと綺麗だけど。
 この花のあとに果実が付き、秋に赤く熟す。果実は、長径2cm前後の楕円形である。この果実はそのまま食べたり、焼酎に漬け込んで薬用酒(クコ酒)として使われる。ドライフルーツとしても利用され、薬膳としてお粥に入れたりする。春先の柔らかい若葉も食べられる、とか。
 クコ(枸杞)
 学名:Lycium chinense
 ナス科クコ属
 落葉低木
 原産地は中国
 日本では平安時代から、薬草として利用されている
   葉は枸杞葉(くこよう)
   果実は枸杞子(くこし)
   根の皮は地骨皮(じこつび)
 開花時期は8月~10月
 花は5弁花で径1cm位、花色は薄紫色
 果実は秋に熟し、鮮やかな赤色となる


ノーベル賞平和賞にムクウェゲ氏とムラド氏、性暴力と戦う

2018-10-06 | 学問
 ノルウェー・ノーベル賞委員会は、2018年のノーベル平和賞を、性暴力被害者の救済に取り組んできたコンゴ民主共和国の婦人科医師、デニ・ムクウェゲ(Denis Mukwege、63)氏と、過激派組織「イスラム国、IS」に性的暴行を受けた体験を語ってきた活動家でイラクの宗教的少数派ヤジディー教徒の女性、ナディア・ムラド(Nadia Murad、25)氏の2人に授与すると発表した(10月5日)。
 〇ムクウェゲ氏
 「世界のレイプの中心地」と呼ばれるほど性暴力が横行するコンゴ東部ブカブに1999年、パンジ病院を設立。民兵らに性暴力を受けた4万8000人以上の未成年を含む女性を治療し、精神的なケアにもあたってきた。
 来日し、東京都内で2016年10月の講演会で、「性暴力は、コストの安い『戦争の武器』として使われている」と強調し、国際社会が現状を知り解決に協力するよう訴えた。
 〇ムラド氏
 イラク北西部シンジャルに近いコチョ村の出身。2014年8月にISがシンジャル周辺に侵攻した際に拉致され、拘束されていた約3ヵ月間、「性奴隷」として繰り返し、暴力を受けた。何度か脱出を試み、成功した後、国連安全保障理事会などで「脱出に失敗して捕まると、殴られ、服を脱がされ、(私が)失神するまで男たちは罪を犯し続けた」と証言。過激思想を背景にした憎悪の実態を伝え、誰もが共存できる平和な社会を訴えている。
 ◆ヤジディー教
 イラク北西部に住むクルド系住民らを中心に信仰されている土着宗教。イスラム教やキリスト教、ゾロアスター教などが混交し、信者数は推定約50万人。輪廻(りんね)転生を信じ、クジャクの天使を崇拝の対象とする。イスラム教徒からは「悪魔崇拝」として異端扱いされており、過激派組織「イスラム国、IS」は2014年8月、信者が多いイラク北部シンジャルに侵攻。国連の推計では約5000人が殺され、多数の女性や子供が暴行・誘拐された。

 朝から晴れた。台風が接近しているから雨模様の天気かな、と思っていた。気温も、最高気温27℃と高い。
 畑の近くの圃場の畔を見たら、”イヌタデ”の花がビッシリと咲いている。花に見える赤いツブツブ、赤い花弁(はなびら)ではなく咢(がく)である。だから花が枯れずに何時までも咲いている様に見える。
 辛味がなく香辛料には使えない、タデ”イヌタデ”である。似るが違う・役に立たないものに付けられた”イヌ”。・・これが名の由来!!。”タデ(蓼)”と言うと、”ヤナギタデ(柳蓼)”を言い、これには茎・葉に苦味がある・・これを好んで食べる虫(蓼虫:たでむし)もいる。ことわざ「蓼食う虫も好きずき」がある。
 因みに、イヌタデは食用にできると言う。辛味がないので香辛料にはならないが、花の咲く前なら煮物・油炒め・揚げ物でも食べられる、らしい・・食べたことはない。
 イヌタデ(犬蓼)
 タデ科イヌタデ属
 一年草
 茎先に付く花穂は長さ数5cm
 花期は6月~10月
 別名にアカマンマ(地方で)
 アカマンマとは赤飯のこと、ままごと遊びに使った


環境省はラサール条約に志津川湾と葛西海浜公園の登録を推薦

2018-10-05 | 環境
 環境省は、ラムサール条約に、宮城県南三陸町の志津川湾と、東京都江戸川区の葛西海浜公園の登録を推薦すると、中央環境審議会野生生物小委員会に報告した(10月2日)。
 21日(日本時間)からアラブ首長国連邦のドバイで開かれる締約国会議で認定証が授与される見通し。登録されれば国内の登録湿地は52ヵ所(15万4696ヘクタール)になる。
 〇志津川湾は面積約5793ヘクタール。国天然記念物のコクガンが越冬するほか、アマモなどが生育する藻場として保全する価値が高いと判断した。
 〇葛西海浜公園は面積約367ヘクタール。スズガモやマガモなど2万羽以上の渡り鳥が飛来する都会の湿地として知られ、登録されれば東京都では初めてとなる。ただ一部の地元民間団体は鳥の食害で貝が減少するなどとして反対している。
 ★ラムサール条約
 イランのラムサールで開催(1971年)された「湿地及び水鳥の保全のための国際会議」において、「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」が採択された。この条約は開催地にちなみ、「ラムサール条約」と呼ばれる。条約の目的は、「特に水鳥の生息地等として国際的に重要な湿地及びそこに生息・生育する動植物の保全を促進すること」である。2017年の「世界湿地の日」(2月2日)時点で2260か所、面積は合わせて2億1500万ヘクタール。

 今日は晴れ。台風25号が接近しているので、今日まで晴れ、明日からは雨~曇り。風・雨が心配。
 垣根に被さるように、””アレチウリ”が繁茂している。花だけでなく、実も付いている。”アレチウリ”は雌雄同株であるが、雌雄異花(雌花と雄花が別々)で、両者が見える。雄花は雌花より2~3倍程大きく、10個位集まる合弁花である。雌花序は淡緑色の雌花が球状に20個位密集している。
 花や葉は”ウリ”であるが、果実は小さく毛が密集し、これが沢山纏まっている。ウリ科のツル植物で1年生草本、北アメリカ原産の帰化植物である。繁殖力が旺盛であり、生態系に大きな影響を与える(他の植物を覆い、枯らす)。特定外来生物に指定され、日本の侵略的外来種ワースト100(日本生態学会)に選定されている。
 アレチウリ(荒れ地瓜)
 ウリ科アレチウリ属
 雌雄同株であるが、雌雄異花(雌花と雄花が別々)
 つる性一年草
 北米原産の帰化植物
 開花時期は8月~10月
 両花とも球形に纏まった花序(かじょ、枝での花の配列状態)
 雄花は径1cm位、雌花は径3~4mm位
 果実1つは長さ1.5cm~2.0cm程で白い毛に覆われた小さな金平糖様


ノーベル賞化学賞に米英の3氏、たんぱく質を人工的に改変

2018-10-04 | 学問
 スウェーデン王立科学アカデミーは、2018年のノーベル化学賞を米英の3氏に授与すると発表した(10月3日)。
 進化の原理を応用し、たんぱく質を人工的に改変する技術などを開発し、バイオ燃料から製薬まで幅広く活用されている酵素を開発したことが評価された。
 〇米カリフォルニア工科大のフランシス・アーノルド(Frances Arnold、62)教授
  ランダムミューテーションによる酵素の指向進化
  自然の進化をまねて、たんぱく質の一種である酵素を人工的に改良することに成功。これを用いて、環境負荷が小さいバイオ燃料や医薬品を生産する技術を開発した。
 〇米ミズーリ大学のジョージ・スミス(George Smith、77)名誉教授
  ファージディスプレイ法の発展
  大腸菌などの細菌に感染するウイルス「バクテリオファージ」を用いて、新しいたんぱく質を作る「ファージディスプレー法」を開発した。
 〇英MRC(医学研究会議)分子生物学研究所のグレゴリー・ウィンター(Gregory Winter、67)博士
  創薬へのファージディスプレイの応用
  上記の手法を使って、がんや関節リウマチなどの新薬に使われている「モノクローナル抗体」を効率よく作製する技術の基礎を築いた。

 駐車場の塀際に、なかなか立派な1本の”イヌホオズキ”を見つけた。花が咲いており、黒い実も付いている。
 ”イヌホオズキ”には、”イヌホオズキ”に似た”アメリカイヌホオズキ””テリミノイヌホオズキ””オオイヌホオズキ”があり、これらの区別はとても難しい。花・葉・果実の付き方・果実の照りなどで区分するが何れも微妙なのだ。私は果実の付き方で区分する。”イヌホオズキ”の実は房になり、果柄が少しずつずれて付いている。
 名(イヌホウズキ:犬酸漿)の由来は、ホウズキに似ているが液果は黒く、これを包む赤橙色の萼がなく、使い道がないからと言う。別名でバカナスと呼ばれる。
 イヌホウズキ(犬酸漿)
 別名:バカナス
 ナス科ナス属
 1年草
 史前帰化植物だと考えられている
   史前帰化植物とは稲と随伴して渡来し、帰化した植物
 開花時期は7月~10月
 花は径6mm位、5裂して裂辺は尖る
 果実は未熟な場合には青く、小さいトマト様
 熟すと径7mm~10mmの黒色の果実となる
 果実には光沢がない


ノーベル賞物理学賞はレーザー研究で米・仏・カナダの科学者3名に

2018-10-03 | 学問
 スウェーデン王立科学アカデミーは、2018年のノーベル物理学賞を米国のアーサー・アシュキン(Arthur Ashkin)博士(96歳)、フランス理工科学校のジェラール・ムル(Gerard Mourou)博士(74歳)、カナダ・ウォータールー大のドナ・ストリックランド(Donna Strickland)博士(59歳)に授与すると発表した(10月2日)。
 レーザー物理学の画期的な発明で、光ピンセット等の光学ミクロマニピュレーションの発明、それを支えるレーザー光物理に関する研究が評価された。

 今日も晴れた。気温が段々と低くなり、散歩には上着が必要かな。
 塀として”ワイヤープランツ”が植えられている。近寄って見たら、小さな花が咲いており、多肉質の実が付いている。花は小さく透明感のある緑色。実はベルのような形、半透明な白い多肉質な実で中央に黒い種がある。開花時期は春~秋と長いけど、余り目立たない。
 ”ワイヤープランツ”は、細い枝から1cm位のタマゴ型の葉が沢山茂る観葉植物である。この赤茶色の細い茎が針金のように見えるので、”ワイヤープランツ”の名前。
 ワイヤープランツ
 別名:ミューレンベッキア
 学名:Muehlenbeckia axillaris
 タデ科ミューレンベッキア属
 匍匐性常緑低木
 原産地はニュージーランド
 開花時期は4月~11月
 花は5弁花(5裂花)、ベルの様な実が成る


2018年のノーベル生理学・医学賞に本庶佑特別教授

2018-10-02 | 学問
 スウェーデンのカロリンスカ研究所は、2018年のノーベル生理学・医学賞を、人の体を守る免疫の新しい仕組みを突き止めてがん免疫療法の発展に貢献した京都大学の本庶佑特別教授(76)・米テキサス州立大のジェームズ・アリソン(James P. Allison)教授の2氏に授与すると発表した(10月1日)。
 日本のノーベル賞受賞者は2016年の東京工業大学の大隅良典栄誉教授に続き26人目(米国籍を含む)。生理学・医学賞は計5人となる。
 授賞理由は「がんの免疫逃避機構の抑制による治療法の発見」。
 免疫反応のブレーキ役となる膜タンパク質PD-1を発見した。このタンパク質の働きを抑える抗体をがん治療薬として用いる研究開発を主導した。
 本庶氏は分子生物学、生化学の世界的権威。免疫システムの中で多様な抗体が発生する仕組み、免疫細胞の分化と増殖の仕組みなど、免疫学の中心的な課題に早くから取り組み、世界に先駆けた研究成果を次々と発表してきた。
 1992年に発見したPD-1は当時、機能は不明だったが1998年にマウスの実験で、免疫を抑制する働きがあることが分かった。その後、がんのモデル動物を使った実験や臨床試験(治験)でPD-1の機能を阻害することでがんの増殖や転移を抑えられることも実証した。2014年に世界に先駆けて日本で抗PD-1抗体が悪性黒色腫(メラノーマ)の治療薬として承認された。国内では現在、肺がんや腎臓がんの一部など計7種のがんで承認されている。
 因みに、本庶佑特別教授に様々な賞が授与されている。
 朝日賞(1982年)、ベルツ賞(1985年)、ベーリング・北里賞(1992年)、ロベルト・コッホ賞(2012年)、京都賞(2016年)など受賞多数。2014年には、東洋のノーベル賞と呼ばれる台湾の「唐奨」を受賞した。2000年に文化功労者に選ばれ、2013年に文化勲章を受章した。

 朝からいい天気。気温は少し涼しさを感じる程、でも日差しが強い。
 近所にある買物団地の植栽地で、”ガマズミ”の実が赤い。葉はまだ緑だが、これから葉も赤くなる。でも、熟した赤い実は直ぐに鳥に食べられ、なくなってしまう。熟した実は食用となり、焼酎に漬けて果実酒にできる(果実酒は澄んだ深紅色・・ワインの様)。
 名(ガマズミ、莢 ・蒲染)の由来ははっきりしていないが、「神つ実」からの説や、何かの染色に使った説などがある。「神つ実」説は、マタギたちが山で食べれる山の神からの授かり物として大切にされた、から。染色説は果実酒や漬物・布の着色に利用したからだろう。因みに、広く各地に分布しているので、およそ140種以上の呼び名があると言われる。
 ガマズミ(莢、蒲染)
 別名:粗毛がまずみ(あらげがまずみ)
 学名:Viburnum dilataum
 スイカズラ科ガマズミ属
 原産地は日本、朝鮮半島、中国
 落葉低木
 開花期は5月~6月
 枝先に散房花序で径5mm~8mm程の白花を沢山咲かせる
 果実は核果(径3mm~5mm)で、9月~10月に赤く熟すが甘味が足りない
 美味しくなるのは晩秋(11月頃)で、表面に白っぽい粉をふく