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アルツハイマー病の悪性化に関わるタンパク質「CAPON」を発見

2019-06-08 | 医学
 アルツハイマー病は脳の神経に”アミロイドβペプチド(Aβ)”と呼ぶたんぱく質の蓄積が一因で発症するとされ、タウタンパク質が凝集する神経原線維変化(タウ病理)の形成、神経細胞死に至るという”アミロイドカスケード仮説”が支持されている。しかし、アミロイド病理からタウ病理、神経細胞死への遷移機構は不明であった。
 理化学研究所脳神経科学研究センター神経老化制御研究チームの橋本翔子基礎科学特別研究員、斉藤貴志副チームリーダー、西道隆臣チームリーダーらの研究チームは、「CAPON」というタンパク質がアルツハイマー病の悪性化に関わることを発見した。
 本研究成果により、今後、新たな「CAPON」の機能を阻害するような薬剤(手法)が開発されれば、アルツハイマー病の進行を抑制できると期待できる。
 研究チームはインタラクト―ム解析により、「CAPON」がタウタンパク質と結合することを見いだした。そして、ヒトのアミロイド病理を再現するモデルマウスの脳で「CAPON」を強制発現させると、タウ病理と神経細胞死に伴う脳の萎縮が促進されること、逆に、タウ病理と神経細胞死を再現するモデルマウスでCAPON遺伝子を欠損させると、脳の萎縮が抑制されることが明らかになった。このことから、「CAPON」はアミロイド病理下において、タウ病理、神経細胞死を誘導する重要な因子であると考えらる。
 ◆補足説明
 〇CAPONの機能を阻害するような薬剤(手法)
 これまでに、shRNAやアンチセンスオリゴヌクレオチドにより遺伝子発現を抑制する治療、遺伝子を破壊する遺伝子治療、CAPONとnNOSなどのタンパク質との相互作用(protein-protein interaction: PPI)を阻害する治療などが開発されている。
 〇アミロイドβペプチド(Aβ)
 アミロイドβ前駆体タンパク質からプロテアーゼにより切断されて産生される生理的ペプチド。アルツハイマー病で見られるアミロイド斑(老人斑)の構成成分として発見されたことから、Aβの過剰な蓄積がアルツハイマー病発症の引き金と考えられている。
 〇タウタンパク質、神経原線維変化
 タウタンパク質は、MAPT遺伝子から発現する微小管結合タンパク質。アルツハイマー病においては、リン酸化されたタウタンパク質が、神経細胞内に蓄積して神経原線維変化を形成する。タウタンパク質の蓄積は、神経細胞死と深く関係していると考えられている。
 〇インタラクト―ム解析
 特定のタンパク質と相互作用するタンパク質を、免疫沈降法などにより抽出し、質量分析によって網羅的に同定する解析方法。
 〇ノックイン技法
 遺伝子組換え法の一つで、標的遺伝子の目的とする塩基のみを置換する方法。トランスジェニックのように過剰発現を行わず、また、ノックアウトのように遺伝子を欠損させることもない。
 〇AppNL-G-Fノックインマウス
 家族性アルツハイマー病変異を含むアミロイド前駆体タンパク質(App)遺伝子のノックインマウス。アミロイド病理を再現する。
 〇nNOS
 神経型一酸化窒素合成酵素。神経細胞において一酸化窒素(NO)を合成する酵素。NOの合成を介して、神経細胞の機能維持や神経細胞死を制御する。
 〇NMDA受容体
 神経伝達物質グルタミン酸の受容体の一種。グルタミン酸が結合すると、ナトリウムイオン(Na+)やカルシウムイオン(Ca2+)を細胞外から取り込み、神経細胞を興奮させる。カルシウムイオン透過性の特徴により、神経細胞間の情報伝達の効率が変化するシナプス可塑性に関わるとされる。
 〇海馬
 脳の中で、記憶をつかさどる領域。解剖学的には大脳新皮質の内側に位置し、タツノオトシゴに似た形をしていることから「海馬」(タツノオトシゴの別名)と呼ばれる。
 〇アデノ随伴ウイルスベクター
 動物個体への遺伝子導入に適したウイルスベクター。とくに神経細胞などの非分裂細胞において長期間安定な目的遺伝子発現を可能にする。
 〇アポトーシス
 プログラムされた細胞死を指し、生理的には個体の正常な発生に必要であり、またがん化した細胞などの除去の目的でも積極的に引き起こされる。
 〇パイロトーシス
 炎症誘導性のプログラム細胞死。カスパーゼ1を介した炎症性サイトカインの分泌によって細胞死を引き起こす。
 〇トランスジェニックマウス
 特定の遺伝子の機能や発現パターンを解析することを目的として、種々の遺伝子操作を行い、外来性遺伝子を導入したマウス。DNA断片を受精卵にマイクロインジェクションで導入して作製する。

 朝は小雨、昼頃から雲多いが晴れてきた。早朝の畑作業は、小雨の中のズッキーニの受粉作業、レタスの収穫。
 道路の街路樹として、”ハクチョウゲ”が良く植えられている。散歩で見つけたのは、お庭に植えられていた”ハクチョウゲ”。1週間前ころより、花が咲きだした。
 咲いている花は白く小さく(径1cm位)、沢山付いている。満開の時期に見逃すことが多く、咲いている期間が短い様な気がする。名(白丁花:ハクチョウゲ)の由来は、花が丁字型の白い花を付けるからとの事。
 ハクチョウゲ(白丁花)
 アカネ科ハクチョウゲ属
 常緑広葉低木
 丈は0.5m~1.5m
 原産地は中国、台湾
 開花時期は5月~6月
 花は径1cm位、小さい5弁花
 花色は白、薄紫、淡紅
 園芸品種には八重咲きや二重咲きがあり、葉に白い縁取りの入る斑入りなどもある


海中で光無線の実験に成功、容量は音波方式の1000倍

2019-06-07 | 科学・技術
 東京海洋大学の山中寿朗教授と後藤慎平助教らの研究チームは、海中で大量のデータを送受信する無線通信の実験に成功した。音波を使う現在の通信方法に比べ約1000倍の情報をやりとりできた。
 水中は電波が届きにくく、音波を使った通信が主流だが、送信できる容量が非常に小さく、データ量の大きい映像などの送信には適さなかった。光を使うデータ送信も一部で利用されている。しかし機器の位置が少しずれただけで通信が途切れる問題があった。研究チームは光を送受信できる範囲を広げ、海中でも安定して通信できる性能を実証した。
 海底に観察用のカメラと光無線通信の装置を設置し、受信ができる水中無人探査機を海上から投入した。東京湾の水深15メートルほどの海底で探査機と海底の装置の通信機同士が濁った水の中で約4m離れた位置で光を照射し合い、約2分間で250メガ(メガは100万)バイトの映像データを送受信できた。
 研究チームはより深い海底や水質の悪い水中などでも実験を重ね、実用化をめざす。

 朝から小雨。9時頃から曇り、昼頃には晴れ~曇り。夕方から本格的な雨の予報。
 早朝に畑に行ったら、”ブドウ”の花が咲き出している(大家さんの畑のブドウです)。
 ”ブドウ”の野生種は雌雄異株であるが、栽培ブドウは花にオシベとメシベがあり自家受粉し自家結実性する。畑の”ブドウ”は”栽培ブドウ”なので、花の中心に雌シベ、周りに雄シベがある。雌シベを切ると子房の中の胚珠が見え、胚珠は種子になり、子房の壁が果肉と皮になる。
 花が咲いた状態で、花びら(花弁)が見えないが、花が開くと直に花びらは落ちてしまうからである。花びらは緑色で5枚あり、蕾の状態で雄シベと雌シベを包んでいる。
 因みに、”ブドウ”にも食用ブドウと酒造用ブドウがあり、食用はテーブルグレープ、酒造用はワイングレープと呼ばれる。
 ブドウ(葡萄)
 英名:Grape
 学名 Vitis spp.
 落葉つる性低木、その果実も
 ブドウ科ブドウ属
 開花時期は5月~6月
 ブドウの花房は小さい実の集合に見え、花穂(かすい)と言う
 花が咲くと同時に花びらは離れ落ちる。落ちた花びらは5枚の先端が癒合し、星型になっている


「ニッカ シードル・スイート」が、国際味覚審査機構の優秀味覚賞を受賞

2019-06-06 | 食・レシピ
 今日の新聞に、「ニッカ シードル・スイート」が、国際味覚審査機構の優秀味覚賞を受賞とあった。
 ニッカウヰスキーが弘前工場で生産する「ニッカ シードル・スイート」が、ベルギーの国際味覚審査機構(International Taste Institute)の優秀味覚賞を受賞した。今年で3年連続となる。
 「クリアアサヒ プライムリッチ」は4年連続受賞、「ニッカ・シードル スイート」「麦焼酎 かのか」は3年連続で受賞した製品に贈られる“クリスタル味覚賞”を受賞した。
 ◆国際味覚審査機構(ITI:International Taste Institute)
 国際味覚審査機構は、世界中の味覚的に優れた食品および飲料品の審査、表彰、プロモーションを行う世界有数の独立機関。
 参加資格
 特別な参加資格はなく、参加費用を支払うことで店頭で売られている食品と飲料品は、すべて審査の対象となる。全てのエントリー製品は約340のカテゴリーの中に分類され、審査を受ける。審査会にエントリーする企業の規模は幅広く、家族経営の小企業から国際的な大企業まで60ヵ国以上からの参加がある。
 審査員
 ITI審査員はヨーロッパで最も権威ある15の調理師協会および国際ソムリエ協会(ASI)に属する一流シェフやソムリエで、合計120名によって審査される。
 優秀味覚賞
 審査員による官能分析の評価が70%以上の製品のみが優秀味覚賞を受賞することができる。
 総合評定:70%以上80%未満 - 製品は「美味しい」と評価され、1つ星を獲得する。
 総合評定:80%以上90%未満 - 製品は「特記に値する」と評価され、2つ星を獲得する。
 総合評定:90%以上 ― 製品は「きわめて優秀」と評価され、3つ星を獲得する。
 授賞式
 審査結果は毎年春に発表。5月にブリュッセルにて授賞式が開催され、受賞製品と参加企業の功績を称える。
 ◆ニッカ シードル・スイート
 国産リンゴのみで作られたスパークリングワインで、糖類・香料を使用していない。
 シールド
 シールドとは、リンゴ栽培の長い歴史のあるフランスやイギリスで古くから愛されているリンゴを原料とする醸造酒。

 早朝は雨。朝の4時頃には雨が上がり、曇り~晴れ。朝の畑作業は”ズッキーニ”に受粉作業と径10~15cm程の実を2個収穫。
 畑には”キウイフルーツ”の雄株と雌株の2本が植えられており、花が咲いている。雄花・雌花がほぼ同時期に咲き出した。雌花が先行する年もあったが、今年はほぼ同じ時期の開花となった。花の数は多いが・・上手く受粉できるかな。因みに、雌花が受粉できるのは3日程度で、半開き(お椀形の花姿)が適時との事(花が開いてしまうと受精しない)。
 写真には、雄花・雌花を載せた。
  雄花:葯(やく)を付けた雄蕊(ゆうずい、おしべ)が沢山出る
  雌花:花の中央から白い花柱(子房の上の円柱状のもの)が出ている
 キウイフルーツ(kiwifruit)
 マタタビ科マタタビ属
 落葉蔓性植物、雌雄異株
 原産地は中国中部だが、1904年にニュージーランドに移入・改良された
 キウイフルーツの名は、ニュージーランドの国鳥”キウイ”に外観が似ているから
  「キウイ」は、ニュージーランドに生息する飛べない鳥類(大きさはニワトリくらい)
 開花時期:5月~6月
 実は1個100g程度となり、10月~11月頃に収穫


シベリアの永久凍土から3万年前のホラアナライオンの赤ちゃんを発見

2019-06-05 | 歴史・考古
 東京慈恵会医大の鈴木直樹客員教授とロシア科学アカデミーなどのチームは、北東シベリアの永久凍土の中から約3万年前のオオカミの頭部を発見したと発表した(6月3日)。
 鈴木客員教授によると、ホラアナライオンは昨年7月、シベリア北東部のサハ共和国で見つかった。体長約40cm、体重約800gで、生まれたばかりのメスの赤ちゃんとみられる。年代測定の結果、生息していたのは約3万年前で、コンピューター断層撮影装置(CT)での分析から、筋肉のほか、脳や肺、心臓などの臓器も残っていることがわかった。
 同研究チームは、2015年と2017年にも、シベリアで計3頭のホラアナライオンを発見している。今回の個体はさらに保存状態が良く、臓器まではっきり確認できたのは初めてという。鈴木客員教授は「今後、現在のライオンとの比較や成長過程の推定、DNAの解読も試みたい」と話す。
 このほか、近くの永久凍土から、約3万年前のものとみられるオオカミの頭部も見つかった。こちらも極めて保存状態が良く、筋肉や脳などが残った古代のオオカミが発見されたのは初めてという。
 因みに、ホラアナライオンは約1万年前に絶滅したとされる。

 今日の天気は晴れ。夕方に雨の予想。早朝の畑作業は、ズッキーニの受粉作業、土おこしん、雑草取り。
 歩道の横に広がる空き地に””ニワゼキショウ”の小さな花が咲いている。花は、径1.0cm前後と小さい。花茎先端に咲き、花被片は6枚で先端は尖り、筒状の花中心部と葯の色は黄色。
 名(ニワゼキショウ:庭石菖)の由来は、庭に良く生え、葉がサトイモ科の石菖(せきしょう)に似ているから、と言う。
 ニワゼキショウ(庭石菖)
 別名:南京文目(なんきんあやめ)
 アヤメ科ニワゼキショウ属
 学名:Sisyrinchium rosulatum
 多年草(草丈は10cm~20cm)
 原産地は北米南東部(テキサス州等) 、明治初め(1890年頃)に渡来
 開花時期:5月~6月
 花色:紅紫・白、六弁花(6個の花被片の花)
 両性花で、雄しべは3本、雌しべ花柱先端は糸状に3裂
 花は受精すると、一日で萎む(一日花)


ズッキーニの果実を収穫

2019-06-03 | 園芸
 今日の天気は晴れ。風も穏やか。気温は最高気温25℃以上と夏日となる。日差しが強く、帽子がないと、暑い。
 早朝に畑に行き、”ズッキーニ”の受粉作業。2つ程果実を収穫。
 ズッキーニの果実は胡瓜(きゅうり、ウリ科キュウリ属のつる性一年草)に似ているが、ウリ科カボチャ属の果菜である。卵型・丸型の果実もある。畑では、2種の緑色(緑果種)のグリーンエッグと黄色(黄果種)のゴールデンエッグ(ゴールディ)である。濃緑色(黒果種)のブラックエッグもある。
 食材としては比較的新しい。メキシコの巨大カボチャが祖先種であると考えられており、16世紀頃にヨーロッパに持ち込まれ、20世紀に入ってから本格的に普及し始めた、と言う。細長い形状のは19世紀後半のイタリアで改良されたもの。日本では細長い形状のものが主だが、品種によってはセイヨウナシ型や、球形のズッキーニなどもある。
 ズッキーニ
 別名:つるなしカボチャ
 英名:zucchini、courgette 学名:Cucurbita pepo
 ウリ科カボチャ属
 一年草
 雌雄異花
 果菜の外見は太目のキュウリに似る
    (セイヨウナシ型、球形の果菜がある)
 花と果実(未熟果)が食材となる
    果実は加熱するとナスに似た食感になる
 出回る時期は5月~9月


5月の10連休、35%が旅行

2019-06-02 | 旅行
 5月の10連休となったゴールデンウイーク(GW)は長かった。皆さんはいかが過ごしましたか。
 観光庁が実施した、インターネットのアンケート調査で分かった旅行状況(5月31日)。調査は5月10日~13日に実施、国内在住の20歳以上の2007人から得られた回答を分析した。
 これによると、今年のGW期間中の
  休暇取得日数は平均7日で、2018年の同6.2日より増えた
  ゴールデンウイーク(GW)に旅行をした人の割合は35%
 年代別に旅行した人の割合を見ると、
  30代:40.7%と最も高く
  40代:38.3%
  20代:36.4%
  70歳以上:27.6% と低調だった
 複数回旅行した人も多かったとみられ、1人当たりの平均回数は1.74回に上った。
 旅行しなかった人に理由(複数回答)を聞いたところ、
  混雑すると思ったから:45.1% 最多
  経済的余裕がなかったから:25.5% と続いた。

 朝から晴れ、雲が少し多い。気温は最高気温25℃と夏日となった、のかな。畑作業は、ズッキーニの受粉の手伝い・・沢山取れそうだ。
 畑までの道で、お庭の”エゴノキ”に白い可憐・清楚な小さな花が沢山見えた・・・満開だ。花後には沢山の灰色の楕円に近い球状の実となる。この実が付いている様子も素敵だ。
 名(エゴノキ)の由来は果実の味からで、果実には有毒なエゴサポニンを含み、その味が「えぐい」ので”エゴノキ”と言う。別名の”萵苣の木(ちしゃのき)”は、実の付きかたを動物の乳に見立てて、乳成り(チナリ)ノキから転訛したとされる。”エゴノキ”は白く固くて粘りがあり、加工材としても優れ玩具・ステッキなどに使用される。この玩具、独楽(こま)をロクロ細工で作ったから別名:轆轤木(ろくろぎ)、と言う。
 花を見て、その後のまだ青い実を、そして赤色などに熟した実を見る・・散歩の楽しみ。
 エゴノキ
 別名:萵苣の木(ちしゃのき)、轆轤木(ろくろぎ)
 エゴノキ科エゴノキ属
 落葉小高木(丈は10m位)
 開花時期は5月末~6月初め(開花期間は1週間位と短い)
 横枝からの側枝の先に白い花(径2.5cm位)を下向きにつける、良い香りがする
 実(径1cm程度)は楕円に近い球状で灰色、秋に果皮がめくれて種子が見える
 ◆エゴサポニン
 サポニン (saponin) とは、水に溶けて石鹸様の発泡作用を示す物質の総称。
 エゴノキの果皮は多量のエゴサポニンを含むので水に溶かすと石鹸のように泡立つ、通称「石鹸の木」と呼ばれる。
 サポニンは多くの植物に含まれ、界面活性作用がある。この作用は細胞膜を破壊する性質があり、血液に入ると赤血球を破壊(溶血作用)する。


女性に聞いた、子供の育児・世話や食事の準備は時給換算するといくら?

2019-06-01 | 生活
 ソニー生命保険は、「女性の活躍に関する意識調査2019」の結果を発表した(4月24日)。調査は3月15日~19日、全国の20歳~69歳の女性を対象にインターネットリサーチで行われ、1,000名(各年代200名)の有効サンプルを集計した。
 「日々の家事・育児や地域社会での貢献などを時給に換算するといくらになると思うか」を聞いたところ、「未就学児の育児・世話」が1,488円で最も高く、2013年調査(1,180円)から26%もの上昇率となった。
 ◆毎日の家事や地域での貢献を時給に換算するといくらになると思うか
                (平均額、円)
                 2019年 2017年 2015年
  未就学児の育児・世話     1488円 1413円 1305円
  小学生以上の子供の育児・世話 1230円 1174円 1066円
  PTA活動            1098円 1033円
  食事の準備・後片付け     1097円 1019円  999円
  掃除・洗濯           959円  919円  899円
  地域社会での貢献        865円  867円  827円
  買い物             878円  833円  814円
 次に有識女性619名に対し、今後(も)バリバリとキャリアを積んでいきたいかどうか尋ねたところ、
  「そう思う(計)」(非常に+やや):43.3% が回答
  年代別では20代が最も高く54.0%、子どもがいない人(40.4%)よりも子どもがいる人(47.5%)の方が高い。
 しかしながら、半数近くの女性がキャリアを積む意欲がある一方で、
  「女性が社会で働くには、不利な点が多い」:70% が感じている
   特に、子どもがいる有職女性の場合では、74.9% にものぼった
 また、本当は専業主婦になりたいかどうか聞いたところ、
  有職女性の3人に1人(36.7%)が「そう思う(計)」(非常に+やや)と回答
  年代別にみると、20代が53.2%と他年代を大きく上回り、20代女性はバリキャリ志向と専業主婦志向が同程度の割合であることがわかった。

 天気は晴れ。気温は最高気温23℃とか、夏日とはならない。
 散歩で見つけた、坂道の擁壁傍の”ニゲラ”、花が盛りかな。まだ種ができいない・・種は特徴的だから。
 花の色は白・淡青で、花弁のように見えるのは萼片(本当の花弁は退化)、細裂して紐状の葉(苞)が広がっている。雌蕊は5個、雄蕊は花糸が発達している。
 花後にはふくらんだ果実ができる。熟すと裂けて中から黒いタネが出てくる・・別名は黒種草(くろたねそう)。タネにはアルカロイドや揮発性の油が含まれており、薬として利用される。
 良く見かける種は、南ヨーロッパ原産の”クロタネソウ(Nigella damascena)”。
 ニゲラ(Nigella)
 別名:黒種草(くろたねそう)、黒種子草(くろたねそう)
 学名:Nigella damascena
 キンポウゲ科ニゲラ属
 一年草
 原産地は南ヨーロッパ、江戸時代末に渡来
 開花時期は4月~6月
 花は径2cm~3cm、花色は白・青・黄・ピンク
 花後にカゴに包まれたような膨らんだ果実ができ、中に黒い種がある
 名(黒種草)の由来は、この黒い種から
 ニゲラはラテン語のニガー(黒い)が語源