進め!Gucchan号!

愛艇NEO-Gucchan号を手放して、奈良県へ単身移り住みました。和歌山県の海と琵琶湖水系が新しいフィールドです。

まさかまさかの、泳がせでヒラマサ!

2016年12月11日 | NEO390 釣行記

 ←ポチッとお願いします。
にほんブログ村

 

週末、土曜日と日曜日で悩みましたが、

ほとんど同じような天気予報ですが土曜日の方がいくらか気温が上がりそうなのと、

シェルティのこゆきの退院が日曜日に決まったので、

10日の土曜日に浮いてまいりました。

 

前回記事でも書きましたが、金曜日休みを取っていましたので、

準備は万端、けっこうしっかり寝たうえで、

AM3:00頃に出発です。

北風が強いという予報であり、そんなに混まないだろうと推測。

道中、高地を通過時に外気温を見たら、

3℃でした。冬ですね~。

もちろん出航場所では6、7℃あったと思います。

 

こんな日に釣りに出る奴はどんなキチガイなんだろうと思って準備していると、

最初に登場したのはNEOカワノさん。この日は小さい方のNEO374で登場です。

続いてエボシ450のワダさん。

おそらく前泊して準備していた9.8馬力黒色のゴムボートが一艘。

こんなもんでしょうね、やっぱり。

 

北風なので出航場所周りは穏やかですが、陸地でもけっこう風が強いことがわかります。

最高気温予想は13℃くらいですが、体感気温は相当寒そう。

というわけで、今シーズン初めて防寒着を着込んで出発です。

風が弱まる予報は出ていません。

朝から夕方まで強い風が吹くと予想されます。

通常はアジポイントあたりで頑張るのが定石でしょうが、

ぐっちゃんはまずジギングポイントに向かいました。

おそらく大荒れでしょうが、やる気があるうちしか頑張れないと思ったからです。

 

ジギングポイントについて少しして日が昇り始めました。

海に注目してください。

写真でもけっこう荒れているのがわかりますよね。

後から9.8馬力ゴムボーターが、沖に行こうとしてすぐ断念したと言っていましたが、

ちょっとゴムボートで来るのは怖い海況です。

まだ釣っている最中はいいのですが、ポイントを外れて移動するときが最悪。

時速8~9kmでゆっくり進んでも、

コンソールボックスを超えた飛沫を大量に浴びて全身ずぶ濡れです。

さらに首元や手首あたりから海水が侵入してきます。

どれだけ飛沫がすごいかわかるでしょ?

ちなみに帰航後にお尻のポケットの入っている財布を見たら、

中のお札まで濡れてしまっていました。

この日は胸まであるウェッダーを着用していたにもかかわらず、です。

ゴムボートでは辛いというのは、浮かんでいるのが危険というのではなくて、

この飛沫をコンソールボックス無しで浴びることになるわけで、

おそらく全身も船内も海水まみれになるはずです。

NEOは自動排水なので大丈夫ですが、相当量の海水が打ち込んできましたよ。

FRP製でもシングルハルのボートだとシャレにならないでしょうね。

ちなみに水温は18.5℃。

気温は7℃くらいで風速10m以上ですから、

浴びた海水が暖かく感じ、濡れても寒くはなかったです。

 

AM7:00ころ、待望のアタリがありました。

「グオンッ!」

とあたった後に、グググーー―ッと横に向かって走ります。

この時点でぐっちゃん的に・・・・・・なのですが、

敵はツインパワーのドラグをジジ、ジジ、ジ…という感じで鳴らします。

そんなに小さくはなさそうですし、パワーもかなりあります。

しばらくやり取りをして、ようやく姿が見えました。

予想通りのショゴです。

ランディングネットで丁寧に取り込みました。

パワーがあると感じさせてくれただけあって、55cmくらいはあったのではと思います。

 

続いてその20分後くらいに、

もう1本ショゴを追加。

今度は少々小ぶりだったので、ネットを使わずにブリ上げしました(笑)

 

ジギングポイントで頑張っていたところ、AM7:30頃には少し風が弱まりました。

これは良い方に天気予報が外れるかと思わせておいて、

AM8:00くらいから前にもまして風が強くなってきました。

さすがのぐっちゃんもこれには心が折れました。

AM8:30頃に、半べそをかきながら岸寄りの穏やかなアジポイントに移動です。

 

この段階でもう沖には行けないと判断し、アジポイントで泳がせ釣りをすることにしました。

泳がせ魔術師ステキチサンによれば、ヒラマサが泳がせで釣れるのは朝イチだけとのこと。

しかし、少し前からヒラメが上向きです。

ここはヒラメをお土産にしましょう、ということで、まずはベイトを探します。

 

この日は沖にいられるのが限定的と思われたので、

サビキ用にキスロッド、

泳がせ釣り用にLIGHT GAME BBとオシアカルカッタの組み合わせを持ち込んでいました。

LIGHT GAME BBはいままで電動リールでタイラバをやっていましたが、

泳がせ釣りならオシアカルカッタの方が安心です。 

  

NEOカワノさん、ワダさんもこのポイントで頑張っていましたが、

アジはいまひとつとのこと。

でもね、ピンポイントですがなぜかアジがたむろっている場所をぐっちゃんは知っているんですよ。

で、そこに行ってI-pilotでスポットロックすると、

魚探の画面は真っ赤赤!

サビキの数だけアジが釣れるんじゃないかと思うくらいの入れ食いです。

 

小粒なアジに混じって、

イワシも釣れます。

写真はカタクチですが、鱗が取れにくい別のイワシも混ざっていました。

でも、釣れるのの大半はアジ。

アジもヒレの黄色い居着きのマアジに加え、

時々体高のない細身のアジ(名前がわかりません)が混ざりました。

 

左舷側でアジを釣り、右舷側で泳がせをします。

泳がせ仕掛けは、ステキチさんのような強力な自作仕掛けではなく、

ダイワ製の市販仕掛けです。

ハリスは6号。

まあ、朝一は過ぎたし狙いはヒラメなのでOKでしょう、という感じ。

 

スポットロックをして2時間ほどサビキ釣りをやった結果、

アジが50匹以上釣れました。

写真は帰航後に残ったベイトを放流していて、

半分以上減らした後に思いついて撮った写真です。

ピーク時にはアジを中心にこの2、3倍はいたはず。

 

十分にベイトが集まったので、ここからは大物に集中します。

というか、スポットロックしてボートを止めていると、

ベイトは釣れますが泳がせの方は全然釣れません。

泳がせ釣りは流してやった方が結果が出ると思います。

 

右舷に泳がせタックル、左舷では投げてジギングというスタイルで大物を狙います。

イワシもマアジも不発でした。

3流し目で細身の名称不明のアジの仲間を泳がせます。

 

引き続きジギングを試していた時、

「ジジジジジジジジ――――ッ」

というオシアカルカッタのドラグ音が聞こえました。

振り返って泳がせタックルを確認すると、

LIGHT GAME BBの先調子のティップが海面に突き刺さって、

オシアカルカッタのドラグは一向に鳴り止まず、

ラインが一方的に出ていきます。

慌ててロッドをつかみ、ゆっくり大きくアワセを入れました。

ここでゆっくりアワセを入れたのは、

泳がせの仕掛けが6号ハリスだから。

いつものようにジギングでリーダーが14号とかなら大アワセを食らわせているところです。

 

その後も敵はパワーを落とすことなく、どんどんラインを引き出します。

こちらはラインと相談しながら徐々にドラグを締めこみます。

近くでアンカリングしているゴムボートにかなり近づきました。

「ごめんなさい、やり取り中で操船できません~!」

とぐっちゃん。

幸いゴムボートの少し脇をかすめるように通過したのですが、

ゴムボート師が、

「おお、でかそうですね!ヒラメですか?」

と質問。

「いや、ヒラメにしてはパワーありすぎです。たぶん青物ですよ。」

と返すぐっちゃん。

徐々に出ていくラインより、巻き取れるラインの方が多くなり、

戦いの終わりが近づいてきました。

水深わずか20m、底が砂地なので根に巻かれてラインブレイクはないポイントです。

出したラインは水深の倍以上だったでしょう。

やっとの思いでリーダーが見えました。

約4mのリーダーの先には泳がせ仕掛け。

そして魚の姿が確認できました。

「ヒラマサ!」 

朝イチしか来ないはずのヒラマサ、AM11:00過ぎにゲットです。

御覧のように、親針がバッチリいい場所にかかっていました。

でも、捨て糸とオモリは取れてなくなり、

孫針もラインが切れて意味をなさなくなっていました。

本当にギリギリのところで獲れたって感じです。

サイズは約80cm、5kg弱というところでしょう。

 

久々に自撮りです。

泳がせ釣りで獲ったのは嬉しさ半分というところですが、

この海況で残された選択肢が他になかったこと、

こんな中でヒラマサを取ったということで納得です。

 

PE2号、リーダー10号、泳がせ仕掛けハリス6号というタックル、

特に市販の6号ハリス仕掛けで獲れたのは自画自賛してもいいかな、と思います。

リールを電動ではなく、オシアカルカッタに変更したのも正解でした。

 

生簀にはすでにショゴが2本、そしてこのヒラマサ。

もうこれ以上の殺生は不要と判断。

AM12:00に沖上がりとしました。

 

ちなみにこの後も泳がせ釣りで粘ったNEOカワノさん、

ぐっちゃんが帰宅途中に電話してきて、

「メーターオーバー獲っちゃいました!」

なぬっ!

なんて思いませんよ。

そもそも、泳がせ釣りで釣れるヒラマサはぐっちゃんのヒラマサではないと思っています。

たまたま他の選択肢がなくて今回は釣れちゃいましたけどね。

さらに、手持ちの仕掛けではこれ以上のサイズはおそらく獲れません。

次回以降はまたルアーで釣りますよ。

と言いつつ、ハリス12号くらいの自作泳がせ仕掛けを作ろうか思案中なのは内緒です(爆)

 

今回はほとんど動かない釣りでしたから、移動距離は過去最少でした。

ガソリンは10リットルも使わなかったと思います。

 

 

ところで、前回紹介した

プラスチック製の輪止めですが、単独ではトレーラを止めることができずに失格としました。

結局、ホームセンターでゴム製を再購入。

やっぱり輪止めはゴム製に限りますね。

 

もう一点、

のんべえ丸さんにいただいたトレーラーアームの部品、

左側が使えそうと書きましたが、

 

めでたく納まりました。

これで元からあるアームとローラー、今回付けたアームとローラーの2ヶ所に力が分散されます。

この前のような破損が起きるリスクは激減するでしょうし、

万が一片方が破損してももう一方が支えますので、危険度が下がります。

これはいい補強になったのではないかと思います。

のんべえ丸さん、ありがとうございました。

 

もうひとつ、今回の釣行で魚探の映りが悪く、

少し移動するだけで水深がわからなくなってしまったりと散々だったのですが、

振動子が写真のように少し薄いステンレスの金具でつけられていて、

なぜがこのステンレスがひん曲がっていました。

そりゃ映りが悪くなるわ、ということで力業で修復したのが上の写真です。

 

そして本日11日日曜日、

合計5回目の入院からこゆきが退院しました。

よく見ると、手術のために毛を剃った左足がとても細く見えますよね。

相変わらずのやんちゃぶりで、病院のスタッフを悩ませていたようです。

 

今回は3日間の休みがあって、ガンガン釣りに行きたいところでしたが、

天候とほかの用事に阻まれて1日だけの釣りとなりました。

幸いにも釣果に恵まれたので良しとします。

次回は必ずルアーでデカマサを!

それではまた おやすみなさい

 

にほんブログ村 釣りブログ ボート釣りへ
にほんブログ村

GyoNetBlogランキングバナー

コメント (20)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする