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トレーラージャッキで足を怪我してから2週間が経過しました。
痛みも腫れもありませんが、まだ骨は完全にくっついていないみたいです。
土曜日の診察で、
「あと1~2週間はギプスで固めて動かさないようにしましょう」
というありがたい指示に対し、
「はぁーい」
とにこやかに返事をしたぐっちゃん。
翌日、自らギプスを外し、軽く包帯を巻いて出発です。
足に負担を掛けず1人でボートの上げ下げはさすがに自信がないので、
相棒I君をスカウトしての釣行です。
13日土曜日は1日中雨が降り、風も強くて海は大荒れ。
14日は曇りの天気で風は穏やか、しかし前日の影響が残って波が高いかも。
そんな予報でした。
一方、大潮後の中潮で干潮は12:09です。
この日も昼間の干潮で潮位が最低になり、9:00~15:00くらいはボートの上げ下げが難しそうでした。
ぐっちゃんには作戦がありました。
朝イチは波とうねりが高い可能性が大。
釣りやすいのはむしろ午後になってからでしょう。
このところの遊漁船情報では、午前船よりも午後船の方が釣果を上げています。
ならばゆっくり出かけて、9:00~15:00の間ずっと海上にいればいい。
勝負は下げ止まり前と上げ潮時だと。
いつもなら暗いうちに現地に着いて、
日の出前には出航するのですが、
この日はAM7:00過ぎに現地着。既に日の出から2時間半も経過しています。
天気も海況もいまいちの予報なので、
現地にはトレーラーが2台停まっているだけでした。
超常連のNEOタダノさんと、茨城から遠征の和船さん。
NEOタダノサさんに電話してみると、
予想通り朝は波風が強くて出航に躊躇するほどだったそうですが、
この時間はかなり納まったとのこと。
一方、茨城の和船さんは早々に帰航。和船タイプにはやや厳しい海だったようです。
AM8:00、ようやく出航です。
天候はごらんの通り。
いつ雨が降り出してもおかしくない感じですが、かろうじて曇天を保っています。
風は思った以上に吹いていました。
北東風ですね。
ジギングポイントでNEOタダノさんを見つけたので情報交換していざスタート!
魚探は…、
……、
無です。
これはいかん!さすがにこれでは釣れないでしょう。
このあたりを2流し位しましたが、当然のノーバイトでした。
ちょっと深場に移動してみましょう。
水深60m前後の実績場をうろうろしますが、
ここも無の海でした。
一時期当たり前のようにいたベイトがいません。
言い換えれば、ワラサシーズンが終了したということでしょうね。
となれば、いつもの春シーズンの外房に戻っているのか?
ならばジギングポイントでも最も大きな根を攻めてみましょう。
お、ここにはベイトがいます。
大きな魚もいそうですね。
ただし、この日のベイト反応はピンスポットで、
ほんの数分で通り過ぎてしまう狭さです。
ぐっちゃんたちがここに来た時には遊漁船がこのスポットの上に陣取っていました。
沖に行ったりしているうちに遊漁船は去り、
ようやく反応を見つけることができたというわけです。
ただし、しゃくっても投げても無反応。
早くもこのポイントでは打ち手がなくなりました。
この日の勝負時間は下げ止まり前と上げ5分と考えていたぐっちゃん。
この場所は上げの時間に再挑戦することにして、
下げの残り時間は西のポイントに行くことにしました。
シャローのキャスティングポイント、
沖に向けて一気にかけ下がる根魚ポイント、
ジギング船も時に頑張っている実績ポイントと何か所も回りますが、やはり反応無し。
西のポイントでも深場のベイトはゼロ。
水深50m以上のポイントは見切らざる得ない状態でした。
時間はAM11:30、期待の下げ止まり前になりました。
水深30~40mを沖に向かって流している時、
フォール中のジグが底まで5mくらい残して止まりました。
「これは…」
半信半疑でアワセを入れると、ずっしりと重い感触。
「おお、何かかかった!」
「やった、ようやくですね!」
「でも…、重いだけで全然引かない」
「何ですかね~?」
あっという間に巻き上げるぐっちゃん。
「タモ要りますか?」
「要らん!」
そんなやり取りをして上がってきたのは、
ナイスサイズのクロソイでした。
35cmはゆうにありそうです。
一応記念撮影。
I君の写真撮影技術がうますぎて超大物に見えますが、40cmはないと思います。
この後、前から少し目をつけていたポイントに移動。
そこでI君に、
「ヒットォ!」
楽しそうにやり取りするI君。
かなり上の方であたったらしく、魚が大きく暴れます。
サイズはそこそこだと思われますが、なかなかのファイトです。
そろそろリーダーに入るころ、
「おっ、魚が見えました」
と言った直後に、
「フッ…」
「げげーっ」
痛恨のフックアウトです。
「あぁ、今日唯一のチャンスだったかもしれないのに…」
ここで下げ止まり前の時合が終了。
また無の海に逆戻りしました。
ちなみに天候ですが、
風が急に強くなったり全く吹かなくなったりを繰り返す、とても不思議な天気でした。
風の割には波やうねりはそれほどでもなく、
また時間とともに弱くなりましたから、
最初に想像したよりもずっと釣りやすい1日だったと思います。
うとうとしたり、一休みしたりしながら、
徐々に東に戻るNEO-Gucchan号。
なんだかんだ言いながら時間は早くもPM2:00です。
最初のジギングポイントに戻ってきました。
上げ5分の時合タイム(推定)、ここで勝負します。
水温は16.1℃。もちろんこの値は眉唾ものです(笑)
タダノさんは水深150mの沖で16.8℃だって言っていたから、こんなもんかもしれませんね。
PM3:00ころ、ぐっちゃんに待望のアタリ!
アワセを入れて、最初の突っ込みに備え、ググーッと…。
「スコッ!」
「ありゃ?」
ちゃんとフッキングしたと思ったのに外れてしまいました。
やっと来たチャンスを逃してうなだれるぐっちゃん。
ぐっちゃん&I君、気合を入れなおします。
「よしっ、きたっ!」
またしてもヒットさせたのはぐっちゃん。
今度はちゃんとアワセが決まってフッキングしました。
最初の突っ込み!
ドラグはほとんど鳴りませんが、反応はヒラマサっぽいです。
「楽しーっ」
と思った次の瞬間、
「フッ…」
マジですか?
今度はちゃんとかかったのに…、またしてもフックアウトです。
間違いなく時合が来ています。
ジグを回収してすぐに投入、再チャレンジです。
1投でまたしてもアタリ!
「グオンッ!」
今までで一番豪快なアタリでした。
反射的に大アワセ。
その後一気に走る敵。
「ジ、ジジジジジッ―――!」
先ほどは全く鳴らなかったドラグが、今度はかなりの勢いで鳴ります。
これは間違いなくヒラマサ!
しかもなかなかのサイズです。
「おー、引きますねー」
「おう、さっきより格段にでかいよ!」
「そうですね、でかそうですね」
「楽しい―っ!」
「フッ…」
「………?」
またしてもフックアウトです。
今回は完璧にかかったと思いました。
これはどういうことだ?『たーさんの呪い』か?
そうか、我々は負のスパイラルコンビだった!
それなら仕方ないな…。
そう自分を慰めていた時に、
「ヒットォ!」
「ん?」
「おー、走る走る!」
「んん?」
「ゲットォー」
「けっ!」
というわけで、予想通りの上げ5分の時合で、ようやくのヒラマサゲットです。
文面からお判りでしょうが、釣り上げたのはぐっちゃんではなくI君。
春サイズで決して大きくありませんが、負のスパイラルを解消する貴重な1本でした。
この後、ヒラマサが2~3尾でジグを追いかけてくる姿を見たりと、
期待感を持たせる状況が続き、
上がり予定のPM4:00を泣きの延長で30分延ばしたものの、
結局ヒラマサはぐっちゃんには微笑みませんでした。
PM4:30、ストップフィッシング。
PM4:45帰航。
この日は途中でハンディGPSの電池が切れてしまったため、
いつものデータ画面がありません。
ただ、ガソリンは25リットルタンクが4分の3ほど減りました。
20リットル近く消費したかもしれませんね。
この日は細かい移動と大きな移動を何度か繰り返しましたので、
過去最高レベルの移動距離だったと思います。
I君 2ヒット1キャッチ1バラシ。
ぐっちゃん 3ヒット3バラシ。
2人で5回ヒットさせて、1本しか獲れない情けない状況。
「俺たちって本当はド下手?」
陸に上がって片付けをして、
時間調整もかねてカップラーメンを食べ、
PM6:15に現地を出発、
渋滞もなく自宅にPM8:00に着きました。
5月14日は「母の日」です。
家に帰ったら、前日に次女と二人で買っておいた、
胡蝶蘭を奥さんにプレゼント。
母の日に怪我を押して無理やり釣りに行くという愚行を
帳消しにする必殺アイテムです(爆)
ポイントが狭い、時合いが短い、午後からしか釣れない、
5ヒットして4バラシと課題山積ですが、
ヒラマサ春シーズンに本格突入と言ってもいいでしょう。
残り僅かな春シーズン、天気が良いことを祈りましょう!
それではまた おやすみなさい