11月15日日曜日、外房に浮かんできました。
道中の内陸部の気温は3℃!
出航地でも6℃でほとんど冬に近い寒さです。
ただし風は弱く昼間は20℃まで上がる予報。
前日の土曜日が強風予報だったため、
日曜日のこの日にボーターが集中しました。
出航時間にはスロープの順番待ちで渋滞ができるほど。
日の出は6:14でこの写真はほぼその時刻。
日の出とともに出航です。
港から出ると、ちょうど太陽が昇ってくるところでした。
波の様子はごらんの通り。
かなりうねりが入ってきていて、岸寄りでも大きくボートが上下します。
この日は東西のラインではなく、南北のラインで攻める予定。
つまり、岸から沖までのライン。
岸壁に沿った移動はほとんどしないという事です。
まずは近場でキャスティング。
無反応。
ふむふむ、これは想定内。
少しずつ沖に移動しながらジギングにスイッチ。
ジギングポイントまで来ました。
最初はベイトが見つからなかったのですが、
少し移動しながら反応を見ると、熱ーいポイントを発見。
「コンッ!」
水深30m弱のちょうど中間くらいであたりました。
軽いです。
そしてバイブレーション。
この感じはあれでしょう。
スマガツオ。
美味いと評判のカツオですが、ちょっとサイズが小さいですね。
欲しい人がいるかもしれないので1匹だけキープ。
(後にJBB280さんに進呈)
その後も連続してスマがかかりますが、これらはリリース。
ぐっちゃんのジグとアシストフックは、
小さなスマガツオには大きすぎるようで、
かなりの数のチェイスがありましたが、ほとんど空振りでフッキングしません。
スマガツオを狙っていても仕方ないので、さらに沖に移動です。
水深60m、けっこう広いレンジでベイト反応があります。
ここで待望のアタリ。
「ゴンッ!」
上手くフッキングしました。
最初のうちは深いのでそれほど重みも感じませんでしたが、
そこそこにパワーがあります。
明らかにスマガツオとは違います。
「ワラサ?」
そんな感じでしたが、巻き上げていくにつれ横に走ります。
「???」
そして細かくはないバイブレーションが…(わかりますかねー、この感じ)
「なんだろ?」
何とハガツオでした。
しかも65cmほどのナイスサイズ!
なんと20cmほどのジグをお尻側から丸呑みしていました。
ホラー映画みたいですね。
ハガツオ、美味い魚ですが、これはこゆきのおかずになります。
この反応は水深100mくらいまで変わりません。
さらにその沖にはイカポイントがあります。
JBB280さんが先に行って頑張っているはず。
水深160mほどの場所に遊漁船が2~3艘、
その少し離れたところにJBB280さんがいました。
ん?
水深160mには何も反応がありません。
JBB280さん曰く、
うねりが凄くてイカが乗らないそう。
爆釣していたらぐっちゃんもイカ釣りしようと、
電動リールはじめイカ釣り道具を乗せてきたのですが、
JBB280さん情報でイカは諦めることにしました。
ここは先週に続いて根魚でしょ、ということで、
一気に岸に向かって移動、
最初にキャスティングをしたあたりでひとつテンヤを試します。
このポイントでは、
NEOタダノさんとアルミボート旦那さんがアカハタ狩りをしていました(笑)
紅葉の季節ですからね。
ぐっちゃんは少し離れたポイントを探ります。
安定のアカハタ。
しかも普段攻めていないポイントだからか、サイズが全体的に大きめです。
尺クラスが何本か釣れました。
これはこの日最大の34cmのアカハタ。
隣の小魚は釣り上げて吐き出したベイトです。
ん?
よく見ると猛毒を持つキタマクラじゃないですか!
アカハタよ、こんなの食べておまえは大丈夫なのか??
その他に、
メイチダイ、
チャリコ、
カサゴと釣れ続きます。
こんな変わった色のアカハタも釣れて、
小さいのはどんどんリリースしているんですが、
生簀の中はこんな状態。
密ですね(笑)
テンヤのエビも残り少なくなったので、
少し沖に移動してマハタを狙いましょう。
「グアンッ!」
着底間もなく、とても大きなアタリがありました。
ガツンとアワセを入れましたが、
根掛かりのように動きません。
「ん??」
力を込めて竿をあおると、グググーーッと動きます。
「根掛かりじゃないなー」
なんて考えていたら、いきなり、
「ジジジジジジーーーッ」
強烈な引きでロッドが満月を超えて鋭角に曲がり、
ドラグがガンガン鳴ります。
「ゲゲッ、マジか!?」
ちなみにロッドはベイゲームキスで、ラインはPE1.5号、リーダーはフロロ5号。
巻き上げて、ラインを出されての繰り返し。
でも、青物の引きではありません。
パワーよりも重量感がある感じ。
そしてコンコンコンッと叩くような首振り。
これは…、
「真鯛?」
イメージとしては70cmくらいの真鯛をかけてしまった感じでした。
しばらくやり取りをして、ようやく巻く方が多くなって、
水面下に魚の姿が見えました。
「あれ?縞模様がある!」
そう、青物でも真鯛でもなく、
石鯛でした。
50cmをわずかに上回るナイスサイズの石鯛です。
よくライン切られなかったなー。
テンヤのでかい針が幸いしましたね。
手袋をした手で針を外そうとして、
指をかまれたのは内緒です。
いや、マジで痛かった。
もう、ぱっくり切れる勢いでしたよ、手袋なかったら…。
専門で狙っている磯釣り師も多い石鯛、
キスロッドで、しかもテンヤで釣ってしまって申し訳ない気持ちです。
エビが無くなったのでジギングに戻しましたが、
スマと思われるお触りが何度かあっただけで、
13:00少し過ぎに納竿としました。
東西の移動が無かった割によく走りました。
自動アップデートで日本語表示が消えてしまっていたeTrexですが、
ネットで調べて表示を復活させましたよ(笑)
燃料は10リットルくらい使ったでしょうか。
お土産は十分です。
この日は夕まづめにアジングしようと、
友人のTakuさんの案内で某所へ。
夕焼けがきれいです。
そして、
25~28cmの型揃いのアジが高活性。
なかなかボートでも釣れないサイズですよ。
満足の釣行となりました。
アカハタは煮つけにします。
ハガツオは、
こんなにきれいな身で少し生で食べましたが、
甘い感じで柔らかく美味しかったです。
脂もノリノリでしたね。
でも、
24切れにカットして、
素焼きにして、こゆきのおかず12日分が出来上がり。
アジは、
一夜干しにしています。
写真はありませんが、石鯛の刺身、絶品でした。
多分あのサイズの石鯛が釣れるのは一生に1度あるかないかだと思うので、
十分堪能します。
それではまた おやすみなさい