CAIの展示空間には、奥まったところに、小さな階段を上って入る狭い中二階がありますが、山本曜子さんがその空間につくったインスタレーション「room/閑花」がおもしろかったです。
左側の壁には、日常で見るありふれた空や建物などを撮ったセンスの良いポラロイド写真がならび、右の壁にはモノクロの写真がぽつぽつ。奥にはひとりがけのソファとテーブルがあり、その上には、古い文庫版の歳時記や、「青猫」「綿の . . . 本文を読む
北広島在住の書家、石田壱城さんと、表装をなさる奥様の信子さんの二人展が、ホテルのロビーでひらかれています。
すべてが軸装ではなく、額装の作品もあるのですが、息のあった夫婦の共同作業が見られます。
入り口から近いところにある「花の名二十八体」は、葉のかたちをした紙に、撫子、薔薇、紅梅、河骨(こうほね)など花の名を記した、たのしい作品。すべてにふりがながついているところが、作者のさりげない気遣 . . . 本文を読む