透明な球体のなかに、合田さんお得意の赤いゲル状物質を入れて、天井から吊るしたり、床に転がしたりした、インスタレーション。
合田さんというと、物量作戦的なインスタレーションのイメージがあったのですが、今回は、ポップで軽やかな印象です。
それぞれの球体に入っているゲルの色や量は、少しずつ変えています。
天井からは29個、床置きが24個です。
ギャラリーの特性を生かした展示ということでは、この . . . 本文を読む
青と白を基調とした作品が多く、夏にぴったりの雰囲気の個展になっています。「去年は、赤と黒の作品ばっかりで、わりと評判はよかったんだけど、それじゃ暑すぎるかなと思って。夏にやることを最初から念頭において作りました。夏ということで思い浮かんだのが流しそうめん」と内田さん。
赤や黒を塗った作品も2点だけあります。
キャンバスから、砂岩の地形のように微妙に盛り上がっているのは、スポンジだそうです。よ . . . 本文を読む
日展系の全国公募展の支部展で、毎年ひらかれています。かつて全道展の工芸部門で会員だった人が大半ですが、新しい出品者も何人かいます。伝統工芸のような精緻さを競うのではなく、大まかな造形の美しさが基本なので、見る側としてはわりあい気が楽というか、予備知識なしに楽しめる工芸展だと思います。
中川眞一郎(檜山管内乙部町)「天女のわすれもの」
鋳金。金属の作品は重量感を打ち出したものが多いけれど、こ . . . 本文を読む
全国公募展の支部展で、毎年ひらかれています。写実的な傾向の絵が多く、道展の水彩部門にも出品している人が大半です。
で、こういう展覧会で、総体的な傾向について言うことは、あまり意味のあることではないかもしれないのですが、今回、以前よりもタッチが大まか(悪く言えば雑)になった人が多いように感じました。あまり実名を連ねるのもはばかられますが、あえてひとりだけ例を挙げると、斉藤由美子さん。2点あるうち . . . 本文を読む