北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

合田尚美個展(7月30日まで)

2006年07月30日 06時58分00秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 透明な球体のなかに、合田さんお得意の赤いゲル状物質を入れて、天井から吊るしたり、床に転がしたりした、インスタレーション。  合田さんというと、物量作戦的なインスタレーションのイメージがあったのですが、今回は、ポップで軽やかな印象です。  それぞれの球体に入っているゲルの色や量は、少しずつ変えています。  天井からは29個、床置きが24個です。  ギャラリーの特性を生かした展示ということでは、この . . . 本文を読む

内田よしえ展(7月30日まで)

2006年07月30日 06時44分14秒 | 展覧会の紹介-現代美術
 青と白を基調とした作品が多く、夏にぴったりの雰囲気の個展になっています。「去年は、赤と黒の作品ばっかりで、わりと評判はよかったんだけど、それじゃ暑すぎるかなと思って。夏にやることを最初から念頭において作りました。夏ということで思い浮かんだのが流しそうめん」と内田さん。  赤や黒を塗った作品も2点だけあります。  キャンバスから、砂岩の地形のように微妙に盛り上がっているのは、スポンジだそうです。よ . . . 本文を読む

2006日本現代工芸美術展北海道会展(7月30日まで)

2006年07月30日 06時26分54秒 | 展覧会の紹介-工芸、クラフト
 日展系の全国公募展の支部展で、毎年ひらかれています。かつて全道展の工芸部門で会員だった人が大半ですが、新しい出品者も何人かいます。伝統工芸のような精緻さを競うのではなく、大まかな造形の美しさが基本なので、見る側としてはわりあい気が楽というか、予備知識なしに楽しめる工芸展だと思います。  中川眞一郎(檜山管内乙部町)「天女のわすれもの」  鋳金。金属の作品は重量感を打ち出したものが多いけれど、こ . . . 本文を読む

第47回 日本水彩画会北海道支部展(7月30日まで)

2006年07月30日 06時01分26秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 全国公募展の支部展で、毎年ひらかれています。写実的な傾向の絵が多く、道展の水彩部門にも出品している人が大半です。  で、こういう展覧会で、総体的な傾向について言うことは、あまり意味のあることではないかもしれないのですが、今回、以前よりもタッチが大まか(悪く言えば雑)になった人が多いように感じました。あまり実名を連ねるのもはばかられますが、あえてひとりだけ例を挙げると、斉藤由美子さん。2点あるうち . . . 本文を読む