ことしの「20周年記念 北の日本画展」のときにも書いたけれど、今橋さんのこの、昨年の道展佳作賞を受けた「流れゆく先」という絵、好きだなあ。「日本画の装飾性」ということについて、すごく自覚的なのです。女性(作家自身がモデルのようです)のすわっているパッチワークキルトの敷き布や、琳派を思わせる川の描写などがおもしろいと思います。
もうひとつの特徴は、フキやシダ、オオウバユリなど、ふつうの花鳥画では . . . 本文を読む
社中を超えて道内各地の女性書家があつまったこの展覧会も32回目。もちろん、道内の女性書家で参加してない人もいます。例年のとおり、意外とかなが少なく、漢字が多数。墨象、近代詩文もけっこうありました。篆刻はゼロ。しばらくなかった前衛書(文字でない作品)は、第一人者の竹下青蘭さんが復帰しました。会場で偶然会ったご本人は「ゆったりと書いた」とおっしゃっていましたが、筆者の目には、なんだかゆっくり落ちてい . . . 本文を読む
札幌の若手版画家、鳴海伸一さんが、いつもとは違ったタイプの作品にとりくみました。
偶然に任せて撮ったピンホール写真をもとに、
ピエゾグラフ、
ポリマープリント、
リトグラフ写真製版、
フォトエッチング
といった技法で版画作品に仕立てています。
被写体は、鳴海さんの職場に近い、札幌芸術の森の有島武郎旧邸などです。
見た感想をひとことで言うと
「どこか、なつかしい」
っていう感じでしょうか。
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谷内’caz’和美さん、岩城聡洋さん、竹下正剛さん、福智仁英さんの4人によるグループ展。
冒頭の画像は竹下さんの写真です。
右側のは、ユリのバックに、友人に描いてもらったというさまざまな色の油絵を置いて撮ったもの。
色紙を置いて撮ることはよくありますが、油絵はマティエールがあるから、おもしろい効果を出しています。
ユリはすべておなじ花です。
中央の大きな作品は、輪切りにしたトマトやパ . . . 本文を読む
自宅を出たのが午前10時15分。ずいぶんおそい出発だ。きょうのギャラリー回りは、都心部の南側から出発することにして、まずGALLERY ART-MANへ。
ギャラリーの野口さんと話していて、ことしのライジングサンロックフェスティバルにも、ギャラリーとしてブースを出していたことを初めて知る。メーンゲートの近くだそうだ。ひえー、知っていたら、のぞきに行ったのに。
つづいて、アートスペース201 . . . 本文を読む