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北海道文化賞に鎌田俳捺子さん、文化奨励賞に柿崎煕さん

2009年10月06日 21時01分09秒 | 新聞などのニュースから
 10月1日の北海道新聞にしんじられないくらい小さい扱いで載っていたので、見落とした方も多いと思います。
 受賞者のみなさま、おめでとうございます。

 道教委は30日、芸術などの文化向上に貢献した個人・団体に贈る本年度の道文化賞と、道文化奨励賞の受賞者計4人を発表した。表彰式は11月5日にホテルライフォート札幌で行う。受賞者は次の通り。(敬称略)

 【道文化賞】▽鎌田俳捺子(86)=函館市、画家▽萩中美枝(82)=札幌市、アイヌ文化研究者▽山名康郎(83)=同、歌人

 【道文化奨励賞】▽柿崎煕(63)=石狩市、美術作家


 道教委のサイトによると、鎌田さんの授賞理由は
「絵画の普及と芸術文化の振興」
 柿崎さんは
「現代美術と美術教育の普及と発展」
だそうです。

 ずいぶんシンプルだな。

 すこしつけくわえておきます。
 鎌田俳捺子(ひなこ)さんは、北海道を代表する抽象画家で、全道展会員。函館出身で、しばらく札幌に住んでいましたが、現在は函館に戻っています。
 そういういきさつから、札幌市、函館市双方の文化賞を受賞しており、札幌芸術の森美術館、道立函館美術館で個展が開催されました。
 私見では、鎌田さんの絵がすごみを増したのは、この20年ほどです。深い森、水面の光を思わせる画面は、見る人に深い感動を与えます。

 柿崎熙(ひろし)さんは、近年は「林縁から」と題したインスタレーションを主に各種グループ展や個展で発表しています。植物の種子にヒントを得た木彫に着彩し、展示空間に点在させるという作品です。
 一方、韓国の現代アート作家を招いて定期的にひらかれている「水脈の肖像」など、現代アートのオルガナイザーとしても長年活躍しています。

 下のサイトも参照してください。

SCAN DO SCAN(2007年。柿崎さんが出品した3人展)
北海道立体表現展’06 (画像なし)


 鎌田さんについては下のファイルが参考になります(ちょっと重たいですけど)。

http://www.dokyoi.pref.hokkaido.lg.jp/NR/rdonlyres/171BBAB7-A94D-4F99-9839-BCFED31FB0D4/0/hakobi21.pdf


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