北海道美術ネット別館

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2016年4月1~3日は計11カ所

2016年04月03日 23時21分32秒 | つれづれ日録
 新年度だが、3月に人事異動のあった筆者としては、4月1日から変わることはあまりない。

 4月1日(金)

 仕事の後、市電に乗って山鼻9条まで行き、「れんがギャラリー旧鎌田志ちや」でイラスト2人展「純潔」を見る。
 作者の「からすや」さんに話しかけられ、動揺する。
 彼女の絵は、いずれもはがきの大きさで、サイズは小さいが、目玉のような模様の床の飲食店とか、「びーどろ川」という名の川のほとりで自転車を押す女の子とか、木星などの星が浮かぶ空間とか、どこかふしぎな感じのするものが多かった。
 この日で終了。

 かばんの肩ひもと本体をつなぐ部分が壊れていることがわかり、手に持って移動することにしたが、これが重くてたまらない。
 石山通に出てじょうてつバスに乗り、西11丁目から東西線に乗り、西18丁目へ。
 喫茶いまぁじゆで、川本ヤスヒロさんの絵を見ながら夕食。
 近くのセコマでアロンアルファを購入。

 筆者を除く家族3人が北見へ。



 4月2日(土)

 休み。ほぼ終日睡眠。



 4月3日(日)

 午後から出かける。

 らいらっく・ぎゃらりぃ→スカイホール→さいとうギャラリー
→市民ギャラリー
→space1-15 →ギャラリーミヤシタ→カフェエスキス
→新さっぽろギャラリー→新さっぽろアートウォール

 らいらっくぎゃらりぃ「ママには秘密」
 北海道出身で、ムサビを出て独立美術に出品・入選している若い(89年と91年生まれ)女性2人による絵画展。
 自分の欲求に忠実に描いた女性像で、ひとりは青系が、もうひとりはオーカー系が主体ということで見分けがつくが、よく似ている。
 女性が自己に忠実に描けば、その結果が、ポルノグラフィックなイラストレーションに接近してしまうのはなぜなんだろうと考えてしまう。

 スカイホール。
 こんどは「チャレンジドアート」なんだそうで、しかし中身は、先だって筆者が見た「アールブリュット」と変わっていない。
 違うのは、1点1点が額装されたり、Tシャツや文具といった商品にデザイン化・プロダクト化されたものが多かったりしていること。

 市民ギャラリーは、墨象の2団体が、故人の参考展示を競い合う格好となった。
 北海道墨人展が井上有一、森田子龍。
 札幌墨象会展が佐藤大朴、塩田慥州、新井狼子という顔ぶれである。
 知名度では、墨人の勝ちであるが、会場に並んだ作品の数では墨象会のほうがはるかに多かった。
 しかも、恥ずかしながら筆者の知らなかった新井狼子という埼玉県の書家。この迫力が並大抵ではない。「殺仏殺祖」など、鬼気迫るものがある。
 「佛頭放糞」は、真っ赤な板に書いてある。抽象画に学び、板のマチエールなどにも気を配っているところは、むしろ戦後2、30年ぐらいの書のほうが、現代絵画に近い位置にあったことを示している。

 いずれも3日で終了。


 ミヤシタでは、秋田智江展。
 めずらしいフレスコ画とモザイク画あわせて18点。
 フレスコは漆喰が乾く前に描き終わらなくてはならないが、秋田さんは、乾く速度を調節するなどして、いくつもの絵の具の層をつくることに挑戦している。そのため、ふしぎと奥行き感のある画面が生まれている。

 10日まで。


 シャトール・レェーブ space1-15 への行き方については別項。

 新さっぽろは、2カ所とも今荘義男さんの絵の個展。
 深みのある色彩。
 ギャラリーは4月11日まで。

 この後、南郷18丁目で東西線をおり、「赤い舘」という飲食店でカツカレーを食べた。


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