武田浩志さんデザインのDMを見たとき、うかつなことに、NANA iwamoto さんが、岩本奈々さんであることに気がつかなかった。
下のリンク先を見ていただければ-と思うが、05年暮れの道都大中島ゼミ展で見た岩本さんの作品は、すばらしいものだった。
ちなみに岩本さんは、道教大の卒業で、シルクスクリーンなどを学ぶために中島ゼミの門をたたいたのだ。
今回の作品も、中島ゼミ展の「嘘」と同様、木工用ボンドを利用している。
木工用ボンドは、乾くと、ボンドの分だけがぺりぺりと剥(は)がれる性質がある。うすい表面だけが実体化するようなおもしろさがあるのだ。
新聞の写真や、さまざまなグラフィック、雑誌などが引用され、PRAHA 8Jの白い壁に転写されている。
カップラーメンのロゴは、やはりめだっていた。
新聞写真を拡大したようなドットが乱舞している。
岩本さんは「日常、当たり前にあるものの存在感を、ヘンなものに変えていきたい」と意欲を語っていた。
ぎょっとするような異化効果が、岩本さんの作品にはあると思う。
さらに、美術作品における「モノ」とはなにか、イメージとはなにか-という問題を、投げかけてもいると思う。
この力作が3日かぎりで、地上からうしなわれてしまったのは、なんとも惜しい。
ところで、今回の個展は、PRAHA PROJECTがあけぼの開明舎内でおこなってきた「PRAHA 8J」の3回目にして最後の展覧会である。
2004年に拠点を失ったPRAHAは、しばらくあけぼの開明舎に間借り状態だったが、札幌の山鼻地区にようやくあたらしい拠点を見つけ、この4月から移転となった。
「PRAHA 2」の中には、9畳大のギャラリースペース「PRAHA 9J」も設置するという。
あたらしいPRAHAがどのような展開をしていくのか、このblogでもいずれ紹介していきたい。
23日(金)-25日(日) 11:00-20:00
PRAHA 8J(中央区南11西9 あけぼの開明舎201)
■05年12月の道都大中島ゼミ特集
下のリンク先を見ていただければ-と思うが、05年暮れの道都大中島ゼミ展で見た岩本さんの作品は、すばらしいものだった。
ちなみに岩本さんは、道教大の卒業で、シルクスクリーンなどを学ぶために中島ゼミの門をたたいたのだ。
今回の作品も、中島ゼミ展の「嘘」と同様、木工用ボンドを利用している。
木工用ボンドは、乾くと、ボンドの分だけがぺりぺりと剥(は)がれる性質がある。うすい表面だけが実体化するようなおもしろさがあるのだ。
新聞の写真や、さまざまなグラフィック、雑誌などが引用され、PRAHA 8Jの白い壁に転写されている。
カップラーメンのロゴは、やはりめだっていた。
新聞写真を拡大したようなドットが乱舞している。
岩本さんは「日常、当たり前にあるものの存在感を、ヘンなものに変えていきたい」と意欲を語っていた。
ぎょっとするような異化効果が、岩本さんの作品にはあると思う。
さらに、美術作品における「モノ」とはなにか、イメージとはなにか-という問題を、投げかけてもいると思う。
この力作が3日かぎりで、地上からうしなわれてしまったのは、なんとも惜しい。
ところで、今回の個展は、PRAHA PROJECTがあけぼの開明舎内でおこなってきた「PRAHA 8J」の3回目にして最後の展覧会である。
2004年に拠点を失ったPRAHAは、しばらくあけぼの開明舎に間借り状態だったが、札幌の山鼻地区にようやくあたらしい拠点を見つけ、この4月から移転となった。
「PRAHA 2」の中には、9畳大のギャラリースペース「PRAHA 9J」も設置するという。
あたらしいPRAHAがどのような展開をしていくのか、このblogでもいずれ紹介していきたい。
23日(金)-25日(日) 11:00-20:00
PRAHA 8J(中央区南11西9 あけぼの開明舎201)
■05年12月の道都大中島ゼミ特集