北海道水彩画会は、例年秋の本展とはべつに、毎年1月、会員・会友による展覧会をひらいています。昨年までは時計台ギャラリーの3階でひらかれていましたが、ことしから2階におりてきました。
冬という季節を反映しているのかどうかわかりませんが、気のせいか、秋の本展よりも、風景画が減って、室内で制作できる静物画が多くなっているような印象を受けました。
魚介類がうねる絵柄で知られる川本エミ子さんも、今回は花や果実などがモティーフです。
会の事実上の指導者、八木保次さん「2007 風合」は、あいかわらずの熱い抽象。ただ、最近の作品としては、紫が後退し、青や灰色が中心となっているようです。
フォーブ的な荒いタッチの絵が過半数を占める中で、ベテラン栗山巽さんの抽象画が、今回も異彩を放っています。
明滅するように点在する白の絵の具や小さな円。水彩らしからぬ堅牢(けんろう)なマティエールも魅力といえます。
抽象では、原田由美子さんの「暖かい街」もおもしろい。青い地に、白い光が点滅しているように見えます。右下の黒い線が画面を効果的に引き締めています。
中橋るみ子さん「Memory」は水彩画らしからぬ、壁画を思わせるマティエールがおもしろい。
今村純子さん(紀子さん?)「Strawberry shampagne」は、紙のしわで静物を表現しています。
ほかの出品作はつぎのとおり。
辺見富美子「二月の車窓から」
寺西冴子「秋の詩」
沢口チエ「年の瀬」
山田陽子「ポインセチアの季節に」
伊藤幹子「森の守り神」
沖野弘恵「薔薇」
谷口満次郎「残暑」
作田久美子「華」
川本エミ子「コンポートのある存在」
桝山春野「やすらぎ」
寺岡弘子「凍つく」
工藤和子「ハンチング」
佐藤展子「おーい!」
山田数子「花と実」
中田やよひ「黒猫」
佐藤ミツ「いこうよ」
本多いさみ「りんご園風景」
中村須美子「花の集い」
木村琴絵「枯れてゆく秋」
田中裕紀子「日向葵」
武田静雄「北海道の秋 ニセコより」
高橋智子「ゆき空」
丸岡馨「椿」
富田馨子「元気よ!」
折登朱実「知事公館」
栗山巽「宙’07 HANA」
渡部剋子「赤いポット」
合田早苗江「若葉の季節」
穴田幸江「宙からの送り物」(原文ママ)
橘弥生「予感」
大澤宏子「夏の花」
工藤路子「青年」
勇内山和子「春の香り」
森本宣子「乱れ咲く」
平原智子「花」
大田智子「初春」
蝦名富美子「牛顔」
宮下房子「花菖蒲が満開」
杉本百合子「陽春」
大橋頼子「樹老」
吉田志麻「誕生日」
谷野初男「冬」
池上トセ「踊老」
成田恵子「沈草」
小野礼子「安らいで」
宮下美奈子「コンポートのある静物」
横内恵美子「花」
生越優子「古城のある街」
氷渕都「春の気配」
門崎幸子「極月のバラ」
南部洋子「写生会で」
佐良上(?)敏子「クリスマスローズ」
松本(?)子「彩」
木原武子「苗圃の昔」
青木光樹「spring has come」
青田淑子「薔薇」
メモの字が判読できないところがあり、すいませんです。
なお、今週の時計台ギャラリーは、この展覧会のみ。3階はあいています。
やっぱり北海道の冬は、美術界もはっきりとシーズンオフですなあ。
1月22日(月)-27日(土)10:00-18:00
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)
■第26回道彩展(2006年9月)
冬という季節を反映しているのかどうかわかりませんが、気のせいか、秋の本展よりも、風景画が減って、室内で制作できる静物画が多くなっているような印象を受けました。
魚介類がうねる絵柄で知られる川本エミ子さんも、今回は花や果実などがモティーフです。
会の事実上の指導者、八木保次さん「2007 風合」は、あいかわらずの熱い抽象。ただ、最近の作品としては、紫が後退し、青や灰色が中心となっているようです。
フォーブ的な荒いタッチの絵が過半数を占める中で、ベテラン栗山巽さんの抽象画が、今回も異彩を放っています。
明滅するように点在する白の絵の具や小さな円。水彩らしからぬ堅牢(けんろう)なマティエールも魅力といえます。
抽象では、原田由美子さんの「暖かい街」もおもしろい。青い地に、白い光が点滅しているように見えます。右下の黒い線が画面を効果的に引き締めています。
中橋るみ子さん「Memory」は水彩画らしからぬ、壁画を思わせるマティエールがおもしろい。
今村純子さん(紀子さん?)「Strawberry shampagne」は、紙のしわで静物を表現しています。
ほかの出品作はつぎのとおり。
辺見富美子「二月の車窓から」
寺西冴子「秋の詩」
沢口チエ「年の瀬」
山田陽子「ポインセチアの季節に」
伊藤幹子「森の守り神」
沖野弘恵「薔薇」
谷口満次郎「残暑」
作田久美子「華」
川本エミ子「コンポートのある存在」
桝山春野「やすらぎ」
寺岡弘子「凍つく」
工藤和子「ハンチング」
佐藤展子「おーい!」
山田数子「花と実」
中田やよひ「黒猫」
佐藤ミツ「いこうよ」
本多いさみ「りんご園風景」
中村須美子「花の集い」
木村琴絵「枯れてゆく秋」
田中裕紀子「日向葵」
武田静雄「北海道の秋 ニセコより」
高橋智子「ゆき空」
丸岡馨「椿」
富田馨子「元気よ!」
折登朱実「知事公館」
栗山巽「宙’07 HANA」
渡部剋子「赤いポット」
合田早苗江「若葉の季節」
穴田幸江「宙からの送り物」(原文ママ)
橘弥生「予感」
大澤宏子「夏の花」
工藤路子「青年」
勇内山和子「春の香り」
森本宣子「乱れ咲く」
平原智子「花」
大田智子「初春」
蝦名富美子「牛顔」
宮下房子「花菖蒲が満開」
杉本百合子「陽春」
大橋頼子「樹老」
吉田志麻「誕生日」
谷野初男「冬」
池上トセ「踊老」
成田恵子「沈草」
小野礼子「安らいで」
宮下美奈子「コンポートのある静物」
横内恵美子「花」
生越優子「古城のある街」
氷渕都「春の気配」
門崎幸子「極月のバラ」
南部洋子「写生会で」
佐良上(?)敏子「クリスマスローズ」
松本(?)子「彩」
木原武子「苗圃の昔」
青木光樹「spring has come」
青田淑子「薔薇」
メモの字が判読できないところがあり、すいませんです。
なお、今週の時計台ギャラリーは、この展覧会のみ。3階はあいています。
やっぱり北海道の冬は、美術界もはっきりとシーズンオフですなあ。
1月22日(月)-27日(土)10:00-18:00
札幌時計台ギャラリー(中央区北1西3 地図A)
■第26回道彩展(2006年9月)