北海道美術ネット別館

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2025年の美術鑑賞はじめ

2025年01月08日 08時16分00秒 | つれづれ日録
 2024年の大みそかと25年の元旦は急用があって上京していました。

 31日は特別快速「エアポート30号」に乗りました。
 途中、新札幌と南千歳にしか止まらないという速い列車です。
 9時半発の全日空機で羽田へ。機内の安全ビデオはピカチュウをはじめとするポケモンが活躍していました。
 京浜急行に乗ったら、エアポート快特という成田行きの速い便で、京浜蒲田にも止まらず、あっという間に品川に到着しました。
 品川駅の乗り換え口はこれまで、紙の切符の時代の面影を残していましたが、大々的な改装工事中でした。
 山手線、井の頭線、京王線を乗り継ぎました。

 
 新宿のホテルに投宿。

 元旦なので、朝食バイキングには、お雑煮や数の子、伊達巻きもついていました。

 食堂内は日本語を話す人のほうが少数でしたが、いまの東京ではこれは驚くことではありません。
 ロビーでは甘酒もふるまわれていました。


 ホテルをチェックアウトし、歩いて数分の神社に初もうでに出かけます。

 半世紀ほど前、唐十郎がテントを張って演劇を上演し、若者たちによるアングラ文化が花開いた現場に初めて出向きましたが、そんな興行があったとは信じられないほどこぢんまりとした境内でした。 
 




 
 筆者がたどり着いたときはそれほど人出はなく
「おっ、北見神社よりすいてるじゃん」
と思ったほどでしたが、気づいたら、筆者の後ろ側に長蛇の列ができていました。

 おみくじをひいたら、末吉でした。

 境内にはお稲荷さんもあり、赤い鳥居がびっしりと並んだ先のほこらのまわりには、キツネの母子像が設置されていました。
 
 さらには芸能神社というのも境内にありましたが、どうやら元は富士講の社だったらしく、さらには二宮金次郎の像まで設置されていて、なにがなんだか、よくわからなくなってくるのでした。
 
 
 神社から靖国通りに出ます。

 歌舞伎町の南の端を、西に向かって歩きます。

 元旦なので本来なら一年で最も人けのないときだと思うのですが、あたりは外国人観光客でごった返していました。

 大半のお店は閉まっているので、こんな日をめがけて日本に来ても、することがあまりないんじゃないかなあ…

 それよりビックリしたのが、年が明けたのに、イチョウの黄色い葉がまだ枝に残っていること。
 北海道だと10月後半から11月にかけての光景です。
 東京でも、これは遅すぎるのではないでしょうか。
 うかうかしていると、すぐに梅が咲き、花粉が飛び始めますよね。
 近年は、日本は四季がなくなり「夏と冬だけになった」という言説も目立ちますが、道産子からいわせると「夏しかない」というか、秋と春がダイレクトにくっついているのではないかといいたくなってきます。
 
 
 丸の内線と日比谷線を乗り継いで六本木へ。
 森美術館は元日も営業しているのです。

 ここで一番ショックだったのが、美術館と展望台の入場料が別になっていたこと。
 森美術館には何度も来ていますが、双方はセットだったのです(美術館のチケットで展望台にも入れた)。こんな扱いになっていたとは知りませんでした。
 2200円×2で、ひとりあたり4400円もかかってしまいました。

 2025年の美術展はじめは、ルイーズ・ブルジョワ展ということになりました。

 次に残念だったのは、せっかく展望台まで行ったのに、富士山が見られなかったこと。

 快晴で、遠くまで風景が見えたのですが、富士の方角にだけ雲がかかっていて、あの美しい山容を覆い隠していたのでした。


 夕方のエアドゥ機で、羽田から新千歳に戻りました。


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